NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 1

NBDB には以下のファイルが含まれています。

• NBDB.db

  NetBackup データベースのメインファイルです。dbspace と見なされます。

• NBDB.log

  NetBackup データベースのトランザクションログです。リカバリに必要です。SQL Anywhere データベースの完全または増分カタログバックアップが正常に実行された後、NBDB.log は自動的に切り捨てられます。

• JOBD_DATA.db

  ‏ジョブレコードデータが含まれる DB の追加領域です。

• NBAZDB.db

  NetBackup 認可データベース。

• EMM_DATA.db

  EMM データが含まれる DB の追加領域です。

• EMM_INDEX.db

  EMM データベースのパフォーマンスを向上させるファイルです。

• SEARCH_DATA.db

  配置処理がバックアップイメージを保持する間に作成されるメタデータを含んでいます。

• SEARCH_INDEX.db

  SEARCH_DATA テーブルで作成されるインデックスを含むファイルです。

• SLP_DATA.db

  ストレージライフサイクルポリシーのランタイム情報が入っています。

• SLP_INDEX.db

  SLP_DATA テーブルで作成されるインデックスが入っているファイルです。

• vxdbms.conf

  インストールされた Sybase SQL Anywhere 固有の構成情報が格納されるファイルです。

  Windows の場合:

  VXDBMS_NB_SERVER = NB_server_name
  VXDBMS_NB_PORT = 13785
  VXDBMS_NB_DATABASE = NBDB
  VXDBMS_BMR_DATABASE = BMRDB
  VXDBMS_AZ_DATABASE = NBAZDB
  VXDBMS_NB_DATA = C:\Program Files\Veritas\NetBackupDB\data
  VXDBMS_NB_INDEX = C:\Program Files\Veritas\NetBackupDB\data
  VXDBMS_NB_TLOG = C:\Program Files\Veritas\NetBackupDB\data
  VXDBMS_NB_PASSWORD = encrypted_password
  AZ_DB_PASSWORD = encrypted_password
  VXDBMS_ODBC_DRIVER = NB SQL Anywhere

  UNIX の場合:

  VXDBMS_NB_SERVER = NB_server_name
  VXDBMS_NB_PORT = 13785
  VXDBMS_NB_DATABASE = NBDB
  VXDBMS_AZ_DATABASE = NBAZDB
  VXDBMS_BMR_DATABASE = BMRDB
  VXDBMS_NB_DATA = /usr/openv/db/data
  VXDBMS_NB_INDEX = /usr/openv/db/data
  VXDBMS_NB_TLOG = /usr/openv/db/data
  VXDBMS_NB_STAGING = /usr/openv/db/staging
  VXDBMS_NB_PASSWORD = encrypted_password
  AZ_NB_PASSWORD = encrypted_password

  vxdbms.conf には、NBDB、NBAZDB、BMRDB の DBA アカウントとその他のデータアカウントにログインするために使用される暗号化されたパスワードが格納されます。

  パスワードはインストール時にランダムに生成されたパスワードに設定されます。nbdb_adminコマンドを使用し、既知のパスワードに変更します (まだ変更していない場合)。

• BMR がインストールされている場合、このディレクトリには BMRDB.db、BMRDB.log (BMR 用のトランザクションログ)、BMR_DATA.db、BMR_INDEX.db も含まれます。