NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 1

使用する場所

NetBackup プライマリサーバー、メディアサーバー、またはクライアント上。

使用方法

オプションを表示、追加、変更するには、nbgetconfig コマンドと nbsetconfig コマンドを使用します。

これらのコマンドについて詳しくは、『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください。

次の形式を使用します。

CONNECT_OPTIONS = host [ 0 | 1 | 2 ]
[ 0 | 1 | 2 ][ 0 | 1 | 2 | 3]

次の変数が定義されています。

ホストは、このホストにローカルなホスト名です。構成に複数の CONNECT_OPTIONS エントリを持ち、localhost が他のローカルホスト名を上書きすることがあります。CONNECT_OPTIONS エントリでローカルホスト名が指定されていない場合、DEFAULT_CONNECT_OPTIONS オプションの値が使用されます。

NetBackup サーバーおよびクライアントの DEFAULT_CONNECT_OPTIONS オプションを参照してください。

最初の設定値は、host のサービスデーモンに接続するために送信元ポートとして使用するポートの種類を示します。

0 = このコンピュータの接続には予約済みの送信元ポート番号が使用されます。CLIENT_RESERVED_PORT_WINDOW の範囲から選択されます。

1 = このコンピュータの接続には CLIENT_PORT_WINDOW の範囲から選択された予約されていない送信元ポート番号が使用されます(デフォルトは 1.)。このオプションをデーモンポートと使用するために選択して、host がバージョン 7.1 よりも前の NetBackup を実行している場合、［予約されていないポートを許可 (Allow non reserved ports)］を選択された host に対して有効にします。

NetBackup 管理コンソールで［ホストプロパティ (Host Properties)］>［メディアサーバー (Media Servers)］の［ユニバーサル設定 (Universal Settings)］ダイアログボックスを参照してください。

2 = DEFAULT_CONNECT_OPTIONS 構成オプションで定義した方式を使用します。

［ユニバーサル設定 (Universal Settings)］プロパティを参照してください。

2 番目の設定値は、host に のコールバック方式を使用するかどうかを示します。(デーモンポートを使用するように構成されている場合、または bpcd にポート 1556 または 13724 を使用して接続できなかった場合に適用されます)。

0 = 従来のコールバック方式を使用します。hostは このコンピュータが SERVER_RESERVED_PORT_WINDOW の範囲または最初の設定で指定された SERVER_PORT_WINDOW の範囲から選択したランダムなポート番号にコネクトバックします。

1 = 非コールバック方式である vnetd を使用します。ランダムなポートではなく vnetd に接続します。このコンピュータが NetBackup 7.0.1 以降の場合は、vnetd への接続を試行する前にポート 1556 への接続を試行します。3 番目の設定値が 0 または 1 の場合、接続は host へのアウトバウンドです。3 番目の設定値が 2 の場合、接続は host からのインバウンドです。

2 = DEFAULT_CONNECT_OPTIONS 構成オプションで定義した方式を使用します (デフォルト)。

3 番目の設定値は、host のデーモンサービスへの接続に使用する接続先ポート番号に影響します。

0 = 可能な場合、vnetd を使用してこのコンピュータのデーモンに接続します。可能でない場合には、デーモンの従来のポート番号を使用して接続します。 このホストが NetBackup 7.0.1 以降の場合は、vnetd への接続を試行する前にポート 1556 への接続を試行します。bpcd にポート 1556 または vnetd を通してアクセス可能な場合には、最初の 2 つの設定は無視され、host へのすべての接続はアウトバウンドとなり、予約されていないポートを使用します。

1 = vnetd を使用して host のデーモンに接続します。このコンピュータが NetBackup 7.0.1 以降の場合は、vnetd への接続を試行する前にポート 1556 への接続を試行します。ポート 1556 または vnetd を使用した接続を確立できない場合には、デーモンの従来のポート番号は使用されません。bpcd にポート 1556 または vnetd を通してアクセス可能な場合には、最初の 2 つの設定は無視され、host へのすべての接続はアウトバウンドとなり、予約されていないポートを使用します。

2 = デーモンの従来のポート番号のみを使用して host のデーモンに接続します。デーモンが bpcd の場合は、続けてコールバック方式を判断するために 2 番目の設定値が使用されます。

3 = DEFAULT_CONNECT_OPTIONS 構成オプションで定義した方式を使用します (デフォルト)。

例 1

設定ファイルには、ローカルホスト名の CONNECT_OPTIONS の設定が含まれている場合があります。

CONNECT_OPTIONS = localhost 0 0 0

この例では、ローカルホスト shark 上のデーモンへのローカル接続は、ポート 1556 の使用を試みます。前の試行が成功しなかった場合、接続は vnetd を試行します。その試行が正常に完了しなかった場合、デーモンポートが使用されます。接続がポート 1556 または vnetd を使用して正常に完了した場合、最初の 2 つの設定は無視されます。

$ bptestbpcd -host shark
0 0 1
10.82.105.11:40402 -> 10.82.105.11:1556
10.82.105.11:40404 -> 10.82.105.11:1556

例 2

CONNECT_OPTIONS = host 0 1 2

例 3

CONNECT_OPTIONS = host 1 1 2

同等の管理コンソールのプロパティ

［NetBackup の管理 (NetBackup Management)］>［ホストプロパティ (Host Properties)］>［プライマリサーバー (Primary servers)］>［プライマリサーバー (Primary servers)］、［メディアサーバー (Media Servers)］、［クライアント (Clients)］をクリック > サーバーをダブルクリック >［ファイアウォール (Firewall)］。

［ファイアウォール (Firewall)］プロパティを参照してください。