Enterprise Vault™ ユーティリティ
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- Policy Manager (EVPM)
- Policy Manager 初期設定ファイルのセクションとキー名
- Policy Manager 初期設定ファイルの例
- プロビジョニング API による Policy Manager スクリプトの実行について
- ResetEVClient
- Vault Store Usage Reporter
Policy Manager 初期設定ファイルの [Folder] セクション
個々のフォルダまたはすべてのメールボックスのプロパティを修正する場合は、このセクションを含めます。
省略可能。フォルダからのアイテムがアーカイブされるアーカイブを指定します。デフォルトは、メールボックスのルートに設定される値です。
設定可能な値は次のとおりです。
アーカイブ名またはアーカイブ ID
省略可能。メールボックスを関連アーカイブから分離します。DisassociateArchiveFromMailbox は Zap とともに使います。
メールボックスに zap を実行してアーカイブから分離すると、有効になったときに、そのメールボックスが古いアーカイブに再リンクされるのではなく、メールボックスの新しいアーカイブが Enterprise Vault によって作成されます。
DisassociateArchiveFromMailbox は、次の場合のみ有効です。
Name=mailboxroot
zap=true
設定可能な値は次のとおりです。
true
false
省略可能。メールボックスが有効か無効かを指定します。指定しない場合、メールボックスの設定は変更されないままです。メールボックスのルートフォルダのみに適用できます。
一度有効にしてから無効にしたメールボックスを有効にすると、既存のメールボックスのアーカイブに自動的に再接続されます。
設定可能な値は次のとおりです。
true
false
省略可能。追加、変更、削除するフォルダの権限を指定します。
次のいずれかを指定できます。
作成者
Contributor
Editor
NoneditingAuthor
所有者
PublishingAuthor
PublishingEditor
Reviewer
ユーザーを指定する場合は、次のいずれかの形式を使えます。
[グローバルアドレス一覧](GAL) のユーザーの表示名。たとえば、"Sue Smith"。
メールボックスの識別名。たとえば「/o=Org1/ou=Admin Group/cn=Recipients/cn=smith」。GAL に重複した表示名が存在する可能性がある場合は、この形式を使います。
必要な識別名の値は、Active Directory メールボックスの legacyExchangeDN プロパティです。
Policy Manager 初期設定ファイルの [Mailbox] セクションを参照してください。
設定可能な値は次のとおりです。
フォルダへのアクセス権を付与するには、次のいずれかの形式を使います。
ExchangePermissions = ADD; UserA:RoleA;UserB:RoleB;... ExchangePermissions = +; UserA:RoleA;UserB:RoleB;...
UserA は最初のユーザーで、RoleA は追加する権限です。
権限を削除するには、次のいずれかの形式を使います。
ExchangePermissions = DEL; UserA;UserB;... ExchangePermissions = - ; UserA;UserB;...
UserA は削除する最初のユーザーで、UserB は削除する 2 番目のユーザーです。
すでにフォルダのアクセス権があるユーザーの権限を置き換えるには、次のように指定します。
ExchangePermissions = UserA:RoleA;UserB:RoleB;...
UserA は最初のユーザーで、RoleA は追加または修正する権限です。
省略可能。いずれかの標準フィルタの名前、または初期設定ファイルで定義済みのフィルタの名前を指定します。フィルタでは、Policy Manager によってメールボックスに適用される設定を定義します。
設定可能な値は次のとおりです。
SystemDefault(デフォルト。管理コンソールで定義したデフォルトの Enterprise Vault サイト設定を使います。)
DoNotArchive(フィルタが適用されたフォルダからアーカイブしません。)
フィルタの名前(初期設定ファイル内で定義されたフィルタ)
親。(親フォルダの設定を使います。)
省略可能。メールボックスを指定し、[Folder] セクションが指定されたメールボックスのみに適用されるように制限します。
必要な識別名の値は、Active Directory メールボックスの legacyExchangeDN プロパティです。
必須。指定したフォルダ階層が存在しない場合、Policy Manager によってその階層が作成され、指定したプロパティが設定されます。
設定可能な値は次のとおりです。
mailboxroot (ルートフォルダを指定)。
フォルダパス。Outlook によって作成される次の特別なフォルダにパスを指定する必要はありません: Inbox、Outbox、SentItems、DeletedItems、Drafts、Calendar、Contacts、Journal、Notes、Tasks。これらを指定する場合は、先頭のバックスラッシュは付けずにフォルダ名を指定します。これらの名前はすべての言語で使えます。たとえば、日本語システムで「Inbox」と指定できます。
次に例を示します。
ルートフォルダにフォルダ xyz を作成するには、次のように指定します。
Name = \xyz
[削除済みアイテム]フォルダを指定するには、次のように指定します。
Name = DeletedItems
省略可能。Outlook と OWA ユーザーがフォルダとそのすべてのサブフォルダを削除、移動、コピーできるかどうかを指定します。
設定可能な値は次のとおりです。
true
false
注意:
この設定の既知の問題については、Veritas サポート Web サイトの次の記事を参照してください。
省略可能。管理コンソールのすべてのロック設定を上書きします。この設定では、[Mailbox Actions]プロパティで管理コンソールが[Force Users To Use Site Settings For Archiving]に設定されている場合でも、Policy Manager によってフォルダの設定が修正されます。
メモ:
デフォルトでは、Policy Manager はすべてのロック設定を適用します。ロック設定を上書きするには、OverrideArchiveLocks を含め、この値を true に設定してください。
設定可能な値は次のとおりです。
true
false (デフォルト)
省略可能。フォルダからアーカイブするときに使う保持カテゴリを指定します。指定しない場合、サイトのデフォルトの保持カテゴリが使われます。
メモ:
Enterprise Vault の特定の機能は、指定した保持カテゴリを上書きできます。たとえば、保持計画機能では、ユーザーのアーカイブ内の 1 つ以上の保持フォルダを設定できます。保持フォルダの名前およびフォルダ階層における場所が Policy Manager で作成したフォルダと同じである場合は、Policy Manager で設定した内容を保持フォルダの保持カテゴリによって上書きできます。
保持について詳しくは、『管理者ガイド』を参照してください。
省略可能。メールボックスのルートフォルダのみに適用できます。
省略可能。メールボックスが中断されるかどうかを指定します。指定しない場合、デフォルトの false が適用されます。メールボックスのルートフォルダのみに適用できます。
設定可能な値は次のとおりです。
true
false (デフォルト)
省略可能。ユーザーが Outlook でフォルダを開いたときに表示される Web ページの URL を指定します。たとえば、この機能を使って Enterprise Vault 検索へのリンクがあるフォルダを作成できます。
省略可能。新しいアーカイブを作成するときに使うボルトストアを指定します。メールボックスが有効または無効になったことがある場合、VaultStoreName は無視されます。VaultStoreName を指定しない場合、Policy Manager ではデフォルトのボルトストアが使われます。
VaultStoreName は、次の場合にのみ有効です。
Name=mailboxroot
Enabled=true
ArchiveName が指定されていない
メールボックスが有効になったことがない
設定可能な値は次のとおりです。
使用するボルトストアの名前または ID
省略可能だが、DisassociateArchiveFromMailbox を true に設定した場合は必須。すべての Enterprise Vault プロパティをフォルダから削除します。この設定をメールボックスのルートに適用すると、メールボックスはアーカイブが有効になったことがないように認識されます。Zap を指定すると、その他のすべての [Folder] キー名を上書きします。
設定可能な値は次のとおりです。
true
false (デフォルト)