Enterprise Vault™ 導入/計画

Enterprise Vault サイト、ディレクトリ、ディレクトリデータベースについて

各 Enterprise Vault サーバーは、初期設定時に Enterprise Vault サイトに参加する必要があります。サイトは、指定された対象 (Microsoft Exchange Server、Domino メールサーバー、Microsoft SharePoint サーバー、ファイルサーバーなど) からアイテムをアーカイブするために Enterprise Vault のサービスとタスクを 1 つ以上実行している 1 台以上の Enterprise Vault サーバーで構成されます。

サイトには、ボルトストアのコレクション、インデックスサーバー、アイテムのアーカイブ方法とその時期を定義するアーカイブのポリシー、アイテムを削除するまでの格納期間を定義する保持カテゴリと保持計画もあります。 また、PST ファイルを自動インポートする対象コンピュータの一覧が含まれる場合もあります。

Enterprise Vault サイトは、Enterprise Vault サーバーコンピュータ上の Enterprise Vault ディレクトリ内にあります。Enterprise Vault ディレクトリには 1 つ以上のサイトを含めることができます。サイトの階層と、そのサイトに属する Enterprise Vault サーバーは、Enterprise Vault 管理コンソールに表示されます。

図: Enterprise Vault 管理コンソールでの Enterprise Vault ディレクトリの内容の表示 は、Enterprise Vault 管理コンソールで Enterprise Vault ディレクトリの内容を表示する方法を示しています。

図: Enterprise Vault 管理コンソールでの Enterprise Vault ディレクトリの内容の表示

Enterprise Vault サーバーを最初に設定するときに、設定しているコンピュータ上にディレクトリとサイトを作成するか、別の Enterprise Vault サーバーコンピュータ上のディレクトリ内にサイトを参加させることができます。

Enterprise Vault ディレクトリには、ディレクトリサービスからアクセスします。このサービスは、その他の Enterprise Vault サービスやタスクが Enterprise Vault ディレクトリデータベースの設定情報にアクセスするときに使われます。

ディレクトリサービスの概要を参照してください。

Enterprise Vault ディレクトリデータベースには、ディレクトリ内の各サイトの設定情報が保存されます。(通常、Enterprise Vault サイト間では設定情報は共有されません。)この SQL データベースは、Enterprise Vault サーバーとは別のコンピュータに配置できます。

Enterprise Vault Directory、サイト、インデックスサーバーグループ、アーカイブ対象、ポリシー、保持カテゴリ、保持計画は、すべて Enterprise Vault Administration Console を使って設定します。 SQL データベースを管理するには、Microsoft SQL 管理ツールを使います。