Enterprise Vault™ 導入/計画

ボルトストアグループとボルトストアインストール計画

ボルトストアはボルトストアグループに含まれます。ボルトストアグループは、Enterprise Vault 単一インスタンスストレージ内の共有アイテムの外部境界を定義します。

単一インスタンスストレージについてを参照してください。

ボルトストアは 1 つ以上のパーティションで構成されます。ボルトストアパーティションはストレージデバイスに存在します。Enterprise Vault を設定するときに、各パーティションが作成されるデバイスを指定します。

パーティションが NTFS ボリュームセットに作成される場合、単一の NTFS ボリュームセットに含まれる必要があり、パーティションを複数のボリュームセットに広げることはできません。ボリュームセットには複数の物理ディスクを含められるため、パーティションは複数のディスクに広げられることに注意してください。1 つの NTFS ボリュームセットには複数のパーティションが存在できます。パーティションを含めるために NTFS ボリュームセットを作成したり拡張したりする必要がある場合、Windows 管理ツールを使用します。

このリストの最初の 2 つの項目は、単一インスタンスストレージまたは圧縮による保存前に 1 日にボルトストアに必要な領域量に対する参考になります。

単一インスタンスストレージと圧縮を利用すると、ストレージ領域を大きく節約できます。

有効期限を使用して、保持期間の最後にアーカイブ済みアイテムを自動的に削除する場合、必要な領域量は長期間それほど増大しません。

約 2 週間が経過後にアーカイブ対象からアイテムをアーカイブする積極的なアーカイブポリシーを設定する場合、ユーザーは、頻繁にこれらのアイテムにアクセスしようとする可能性があります。ユーザーが簡単に復元できるように、アーカイブ済みアイテムを一定期間ボルトストアでオンラインにしておきます。ボルトストアにデータを格納するため、十分なオンライン領域が必要となります。

一方で、アイテムがアーカイブ対象から約 6 カ月または 1 年アーカイブされないようにアーカイブを設定する場合、ユーザーがアーカイブ済みアイテムにアクセスしようとする可能性ははるかに低くなります。ほとんど待機期間を設定せずに、アーカイブ済みアイテムをボルトストアからセカンダリストレージに移すことができます。

アーカイブ対象を作成するときに、アーカイブのデフォルトのボルトストアを選択できます。

Exchange メールボックスのアーカイブでは、プロビジョニンググループ、Exchange Server、Enterprise Vault サーバーのレベルで異なるボルトストアを選択できます。パブリックフォルダのアーカイブでは、Exchange Server または Enterprise Vault サーバーのレベルで異なるボルトストアを選択できます。Domino メールボックスのアーカイブでは、プロビジョニンググループまたは Domino サーバーのレベルで異なるボルトストアを選択できます。

選択されたボルトストアは、対象に関連付けされている自動的に有効にされたアーカイブに使用されます。同様に SharePoint のアーカイブでは、選択されたボルトストアは、対象に関連付けされている自動有効化されたサイトコレクションアーカイブに使用されます。

ボルトストアデータベースは、ボルトストアと同じコンピュータ上にある必要はありません。データベースは SQL Enterprise Manager を使って管理されます。

Enterprise Vault データベースとそのインストールの計画を参照してください。