Enterprise Vault™ 導入/計画

拡張性とディザスタリカバリ

大規模な環境でジャーナルデータを処理するには、journal@ev.example.com などの同じ SMTP ルーティングアドレスを持つ複数の Enterprise Vault SMTP サーバーを設定できます。 また、Enterprise Vault SMTP サーバー用に、journal1@ev.example.com、journal2@ev.example.com、journal3@ev.example.com など複数の SMTP ルーティングアドレスを設定できます。 負荷分散は、DNS MX レコードやネットワーク負荷分散などの負荷分散技術を使用して処理できます。

ルーティングアドレスまたは SMTP グループジャーナルプロビジョニンググループに複数のアーカイブを割り当てた場合、Enterprise Vault はアーカイブの負荷を複数のサーバーのアーカイブに自動的に分散します。

複数の Enterprise Vault SMTP サーバーを配備することにより、ディザスタリカバリが提供されます。 いずれかの Enterprise Vault SMTP サーバーで失敗すると、ロードバランサは次に使用できるサーバーに接続要求を送ります。

また、クラスタ化サービスを使うと、Enterprise Vault SMTP サーバーの可用性を高めることができます。