Enterprise Vault™ 導入/計画
- このマニュアルについて
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- Enterprise Vault の概要
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- Domino ジャーナルアーカイブ
- SMTP アーカイブ
- Microsoft Teams アーカイブ
- Skype for Business アーカイブ
- Enterprise Vault Accelerator
- 耐性のある構築
- コンポーネントのインストール計画
- Enterprise Vault のサービスとタスクの設定先
- クライアントコンポーネントのインストール計画
- アーカイブ戦略の計画
- ユーザーメールボックスに対するアーカイブポリシーの定義方法
- Exchange パブリックフォルダのアーカイブ戦略の計画方法
- 保持カテゴリの設定を計画する方法
- ボルトストアおよびパーティションの計画方法
- Enterprise Vault のレポートについて
Exchange パブリックフォルダのアーカイブ戦略の計画方法
パブリックフォルダ内のアイテムは通常、多くの人が読めるように設定されているため、個別のユーザーに適用されるオプションの一部は適切でないことがあります。
パブリックフォルダの最も重要な制御は、アイテムをアーカイブする期限です。たとえば、90 日間ではなく、60 日間変更されていないアイテムをアーカイブするように設定することなどができます。アイテムが頻繁に使われることが予想される場合は、アーカイブするのが早すぎると、ユーザーが頻繁にアーカイブアイテムを取り込むことになります。
最小期限の組み合わせとともに、サイズを基準にしてアーカイブを制御することもできます。
たとえば、次の組み合わせの設定では、10 MB を超えるすべてのアイテムがアーカイブされるようになります。
0 日未満のアイテムをアーカイブしません。
10 MB を超えるアイテムからアーカイブを開始します。
残りのアイテムをアーカイブします。最初に最も古いアイテムから開始し、99 年以上経過したすべてのアイテムがアーカイブされたら終了します。
または、次の設定を行うと、90 日以上経過したすべてのアイテムがアーカイブされますが、最初に 5 MB を超えかつ 60 日以上経過したアイテムからアーカイブされるようになります。
60 日未満のアイテムをアーカイブしません。
5 MB を超えるアイテムからアーカイブを開始します。
残りのアイテムをアーカイブします。最初に最も古いアイテムから開始し、90 日以上経過したすべてのアイテムがアーカイブされたら終了します。
ただし、小さいアイテムよりも大きいアイテムを先にアーカイブするように選択することもできます。この設定は、Exchange パブリックフォルダポリシーで行います。
ストレージ領域の確保が重要な問題になる場合は、アーカイブ済みアイテムのセーフコピーを保存しないこともできます。 代替手段は、ストレージキューにセーフコピーを保存することです。 セーフコピーをストレージキューに移動すると、Exchange サーバーの領域はすぐに増加します。
アーカイブするアイテムの種類はボルトサービスで定義します。