Veritas NetBackup™ Appliance セキュリティガイド
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NetBackup Appliance シェルメニューからのコールホームプロキシサーバーの構成
必要に応じて、コールホームのためのプロキシサーバーを構成できます。アプライアンス環境と外部インターネットアクセス間にプロキシサーバーが存在する場合、アプライアンスのプロキシ設定を有効にする必要があります。プロキシ設定には、プロキシサーバーとポートの両方が含まれています。プロキシサーバーは、ベリタスの AutoSupport サーバーからの https 接続を受け入れる必要があります。Veritasデフォルトでは、このオプションは無効になっています。
メモ:
注: HTTPS プロトコルを使用する場合は、Support > DataCollect Upload コマンドで DataCollect ログファイルをアップロードできません。この問題を回避するには、ファイルをアップロードする前に HTTP プロトコルを使用してコールホームを構成します。
NetBackup Appliance シェルメニューからコールホームプロキシサーバーを構成する方法
- NetBackup Appliance シェルメニューにログオンします。
- プロキシ設定を有効にするには、Main > Settings > Alerts > CallHome Proxy Enable コマンドを実行します。
- プロキシサーバーを追加するには、Main > Settings > Alerts > CallHome Proxy Add コマンドを実行します。
プロキシサーバーの名前を入力するように求められます。プロキシサーバーの名前はプロキシサーバーの TCP/IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名です。デフォルトでは、プロキシサーバーとの通信に HTTP プロトコルを使用します。
メモ:
HTTPS プロトコルを使用する場合は、プロキシサーバー名の前に https:// を入力します。プロキシサーバーと正常に通信するには、Settings > Security > Certificate > AddCACertificate コマンドを実行し、プロキシサーバーが使用する最新の CA 証明書を追加します。
プロキシサーバーの名前を入力した後、プロキシサーバーのポート番号を入力するように求められます。
さらに、次の質問に答える必要があります。
Do you want to set credentials for proxy server? (yes/no)
yes と答えると、プロキシサーバーのユーザー名を入力するように求められます。
ユーザー名を入力した後、ユーザーのパスワードを入力するように求められます。必要な情報を入力すると、次のメッセージが表示されます。
Successfully set proxy server
- プロキシ設定を無効にするには、Main > Settings > Alerts > CallHome Proxy Disable コマンドを実行します。
さらに、NetBackup Appliance シェルメニューを使って、アプライアンスのプロキシサーバートンネリングの有効と無効を切り替えることもできます。これには、Main > Settings > CallHome Proxy EnableTunnel コマンドと Main > Settings > Alerts > CallHome Proxy DisableTunnel コマンドを実行します。プロキシサーバーのトンネリングを有効にすると、信頼できないネットワークを経由する際に安全なパスを使用できます。