Veritas NetBackup™ Appliance セキュリティガイド
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外部 IPMI SSL 証明書の実装
外部 IPMI SSL 証明書を実装し、IPMI Web インターフェースにインポートするには、次の手順を使用します。
この手順では、例として次のパスフレーズとファイル名を使用します。この情報は、アプリケーションの必要に応じて置き換えることができます。
パスフレーズ: 1234
秘密鍵ファイル名:
privkey5250.pem
CSR ファイル名:
ipmi5250.req
証明書ファイル名 :
ipmi5250.cer
外部 IPMI SSL 証明書を作成して実装するには
- 秘密鍵を生成します。
メモ:
キーを生成するには、パスフレーズが必要です。この手順の例では、「1234」を使います。パスフレーズは後で削除できます。
次のタスクを実行して秘密鍵を生成します。
NetBackup Appliance シェルメニュー (シェルメニュー) にログインし、次のコマンドを実行してメンテナンスモードに入ります。
Support > Maintenance
次のコマンドを実行して秘密鍵ファイルの名前を入力し、プロンプトが表示されたらパスフレーズを入力します。
openssl genrsa -aes256 -out privkey5250.pem 2048
次のコマンドを使用して秘密鍵ファイルの内容を表示します。
cat privkey5250.pem
次のコマンドを実行して秘密鍵ファイルを確認し、プロンプトが表示されたらパスフレーズを入力します。
openssl rsa -in privkey5250.pem -check - noout
- IPMI の CSR を生成します。
CSR ファイルは
.req
ファイルとして作成され、CMP 要求にアップロードされます。次のコマンドを実行して CSR の名前を入力し、プロンプトが表示されたらパスフレーズを入力します。
openssl req -new -key privkey5250.pem - sha256 -out csr_ipmi.req -subj/CN=<HostFQDN>/OU=<>/O=<>/C=<>/L=<>/ST=<>
ここで、CN はサーバー IPMI FQDN 名、OU は組織単位、O は組織、C は国、L は場所、ST は都道府県です。出力ファイル名の結果は
ipmi5250.req
です。次のコマンドを使用して CSR を確認します。
openssl req -in ipmi5250.req -subject -verify - noout
次のように CSR ファイルの内容を表示します。
cat ipmi5250.req
これらの内容は、CMP Web サイトの CSR 要求で使用されます。
新しい証明書を電子メールで受け取ります。IPMI の証明書を保存し、ファイルに
ipmi5250.cer
という名前を付けます。次のコマンドを使用して、証明書の詳細を表示して参照します。
openssl x509 -text -in certificate.cer
- 次のように IPMI 証明書を実装します。
次のコマンドを実行して秘密鍵からパスフレーズを削除し、プロンプトが表示されたらパスフレーズを削除します。
openssl rsa -in privkey5250.pem -out privkey.pem
リモート管理コンソール (RMM) でバージョン BMC 2.86 以降を使用している場合は、CA root 証明書、CA 中間証明書、サーバー証明書を 1 つの .pem ファイルに連結します。次に例を示します。
cat ipmi5250.cer root-cacert.pem root-intermediatecert.pem > ipmi5250certificate.pem
RMM が 2.86 より前のバージョンの BMC を使用している場合は、サードパーティの認証局から受け取ったサーバー証明書のみを使用してアップロードする必要があります。
Web ブラウザから RMM コンソールに接続できる Windows サーバーに
ipmi5250certificate.pem
ファイルをコピーします。RMM コンソールにログインし、左画面メニューの [構成 (Configuration )]、[SSL 証明書 (SSL Certification)]の順に選択します。
[ファイルの選択 (Choose file)]をクリックします。新しい SSL 証明書の入力を求められたら、[新しい SSL 証明書 (New SSL Certificate)]に
ipmi5250certificate.pem
、[新しい秘密鍵 (New Private Key)]にprivkey.pem
を選択します。[アップロード (Upload)]をクリックします。証明書がすでに存在することを示すメッセージが表示されたら、[OK]をクリックします。証明書が正常にアップロードされたことを示すメッセージが表示されます。
RMM コンソールは自動的に再起動します。数分間待ってからログインし、Web ページを再ロードして証明書が正常に適用されたことを確認します。