Veritas NetBackup™ Appliance セキュリティガイド
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- コールホームセキュリティ
- リモート管理モジュール (RMM) セキュリティ
- STIG と FIPS への準拠
NetBackup Appliance ファイアウォールについて
NetBackup Appliance のリリース 3.1.2 以降、ファイアウォールポリシーによってアプライアンスに追加のネットワークセキュリティが提供されます。この機能は、ファイアウォールのデフォルトゾーンを「trusted」から「public」に変更します。最大のセキュリティを提供するため、次の操作中は特定の受信接続が自動的に開かれ、他の接続は自動的に遮断されます。
初期構成
役割の構成 (初期構成の一部)
ノードの追加またはノードの削除 (高可用性構成)
アップグレード
例外ルールにより、プライマリサーバーとメディアサーバー間の接続が上記の操作中に開いたままになり、不要なポートが遮断されたままになります。
次の表に、初期構成の前後にアプライアンスで開いているポートを示します。
表: 出荷時のデフォルトで開いている NetBackup Appliance ポート (アプライアンスの初期構成前) は、アプライアンスの初期構成が完了する前にデフォルトで開いている NetBackup Appliance ポートを示しています。
表: 出荷時のデフォルトで開いている NetBackup Appliance ポート (アプライアンスの初期構成前)
ポート |
プロトコル |
使用方法 |
---|---|---|
22 |
TCP |
SSH |
111 |
TCP/UDP |
Sunrpc、Portmapper |
137 |
UDP |
NetBIOS ネームサービス (Samba) |
138 |
UDP |
NetBIOS データグラムサービス (Samba) |
139 |
TCP |
NetBIOS セッションサービス (Samba) |
162 |
TCP/UDP |
SNMP |
443 |
TCP |
HTTPS |
445 |
TCP |
Samba |
867 |
TCP |
NFS マウント |
2049 |
TCP/UDP |
NFS |
20048 |
UDP |
|
27017 |
TCP/UDP |
Mongo メモ: このポートは、高可用性 (HA) 設定を完了するためにパートナーノードを追加する、または HA 設定からノードを削除するときにのみ開かれます。ノードが追加または削除した後、ポートは閉じられます。 |
表: NetBackup Appliance で開いている NetBackup ポート (アプライアンスの初期構成後) は、アプライアンスの初期構成が完了した後にデフォルトで開いている NetBackup ポートを示します。
表: NetBackup Appliance で開いている NetBackup ポート (アプライアンスの初期構成後)
1025-5000 |
TCP |
Veritas NDMP、 |
1556 |
TCP |
Veritas PBX |
5637 |
TCP/UDP |
NetBackup Cloud Storage Server 構成、クラウドへの重複排除 |
7394 |
TCP |
Veritas Granular Restore Technology (GRT) |
8443 |
TCP |
NetBackup VMware |
10000 |
TCP/UDP |
Veritas NDMP Agent |
10082 |
TCP/UDP |
MSDP、Deduplication Engine ( |
10102 |
TCP/UDP |
MSDP、Deduplication Manager ( |
13701-13723 |
TCP |
Veritas Granular Restore Technology (GRT) |
13720 |
TCP |
271 個のメディアの役割の構成をサポート |
13724 |
TCP |
|
13781 |
TCP |
RabbitMQ |
13782 |
TCP |
Veritas |
次のコマンドが追加され、アプライアンスで現在開いている NetBackup ポートを同期したり表示できるようになりました。
Main > Settings > Security > Ports > ModifyNBUPortRange
このコマンドの使用については、次の点に注意してください。
このコマンドを実行するには、プライマリサーバーまたはメディアサーバーの役割でアプライアンスが構成されている必要があります。
このコマンドを実行する前に、NetBackup Java コンソールでまず SERVER_PORT_WINDOW コマンドを使用して、開いている NetBackup ポートを変更する必要があります。次に、このコマンドを実行して、開いている NetBackup ポートとアプライアンスポートを同期します。
メモ:
ModifyNBUPortRange コマンドでは、デフォルトの NetBackup VMware ポートの割り当てである 8443 を変更できません。VMware 製品では、アプライアンスと NetBackup の両方に対してポート 8443 をデフォルトで使用する必要があります。
Main > Settings > Security > Ports > Show
これらのコマンドについて詳しくは、『NetBackup Appliance コマンドリファレンスガイド』を参照してください。