Veritas NetBackup™ Appliance セキュリティガイド
- NetBackup Appliance セキュリティガイドについて
- ユーザー認証
- ユーザー権限の確認
- 侵入防止、侵入検知システム
- ログファイル
- オペレーティングシステムのセキュリティ
- データセキュリティ
- Web セキュリティ
- ネットワークセキュリティ
- コールホームセキュリティ
- リモート管理モジュール (RMM) セキュリティ
- STIG と FIPS への準拠
NetBackup Appliance オペレーティングシステムへのユーザーアクセスの無効化
組織のセキュリティポリシーに応じ、NetBackup Appliance オペレーティングシステム (VxOS) へのユーザーアクセスを永続的に無効にできます。VxOS のセキュリティレベルを High に設定すると、VxOS へのユーザーアクセスを無効にできます。次の制限がアプライアンスに永続的に適用されるため、注意してください。
ユーザーはメンテナンスシェルにアクセスできません。Support > Maintenance メニューはシェルメニューでは使用できません。
メモ:
問題のトラブルシューティングやオペレーティングシステム関連のタスクの管理のため、ベリタスのサポート担当者にのみ、メンテナンスシェルへのアクセス権を付与できます。メンテナンスシェルへのサポートのアクセスの管理を参照してください。
VxOS へのユーザーアクセスを永続的に無効にするには
- VxOS の現在のセキュリティレベルを表示するには、次のコマンドを使用します。
Main_Menu > Settings > Security > SecurityLevel Show
VxOS は次のいずれかのセキュリティレベルで動作します。
セキュリティレベル
説明
Optimal
標準のベリタスセキュリティポリシーに従って VxOS へのアクセス権が付与されます。これはデフォルトのセキュリティ構成です。
High
すべてのユーザーの VxOS へのアクセス権が永続的に無効になります。
Maintenance
メンテナンスシェルを通じて、VxOS へのアクセス権がベリタスのサポート担当者に一時的に付与されます。メンテナンス操作が完了すると、セキュリティレベルは自動的に High に戻ります。
- VxOS へのユーザーアクセスを永続的に無効にするには、セキュリティレベルを High に設定します。次のコマンドを使用します。
Main_Menu > Settings > Security > SecurityLevel High
メモ:
セキュリティレベルを High に切り替えた後、アプライアンスの出荷時設定へのリセットを実行しないかぎり、デフォルト (Optimal) のセキュリティレベルには戻せません。