NetBackup™ Self Service 構成ガイド
テナントの構成
テナントは組織単位で、少なくとも 1 つのテナントが存在する必要があります。テナントを作成するには、ホームページの[テナント]タブの[テナントを追加]ボタンを使用します。テナントの最初の (管理者レベル) ユーザーが同時に作成されます。vCloud Director インポートソースが定義されている場合、テナントの資格情報を設定できます。[OK] をクリックすると、テナントレコード、関連するテナント統合設定、およびユーザーレコードがデータベースに追加されます。
テナントの詳細を編集するには、[管理 (Admin)]>[組織]>[テナント]の順に選択します。テナント作成時に設定されるテナントの [顧客コード]を[詳細]タブで表示できます。テナントに関連付けられているすべてのユーザーを [ユーザー]タブで表示できます。テナントレベル統合設定は、[統合]タブで使用可能です。vCloud Director 資格情報および追加の vCloud Director インポートもここで設定できます。テナント管理者は、ホームページ vCloud Director インフラストラクチャツリービューノードの変更機能を使用して、更新された vCloud Director パスワードを必要に応じて続いて設定できます。テナントレベルのテーマは、[テーマ (Themes )]タブで実行できます。
API を使用してテナントを作成することもできます。テナントおよびそのユーザーの作成を自動化するための開始点として PowerShell スクリプトが提供されています。ここでは Front Office SDK を使用して、パブリック Web サービスを呼び出します。
SDK について詳しくは、ヘルプファイルが参照できます。ヘルプファイルは、NetBackup Self Service ポータルのインストール場所にあります。デフォルトで、ファイルは C:\Program Files\Biomni\Front Office 8.5\Sdk\
に置かれます。Microsoft 開発者は SDK を使用する必要があります。Microsoft 以外の開発者は Web サービスを直接呼び出すことができます。URL は、[管理 (Admin)]>[サポート]> [構成チェック (Configuration Check)]の順に移動し[サーバー]タブのパブリック Web サービスセクションにあります。Web サービスは DirectaApi.svc
です。
注意:
テナントをポータル管理セクション([管理 (Admin)]>[組織]>[テナントを追加]の順) で直接作成しないでください。この画面からテナントを作成すると、必要な Self Service データのすべてが作成されません。テナントを[テナントを追加]フォーム (ホームページ上にある) から作成するか、API を使用します。
テナントを無効化するには:
- [管理 (Admin)]>[組織]>[テナント]の順に移動します。
- テナントを無効化します。
エントリページからの特定のテナント行の右側にある [無効化 (Deactivate)]リンクを使用してテナントを無効化します。または、テナントレコードの[アクティブ]のチェックボックスのチェックを外して、[詳細]タブからテナントを無効化します。
このアクションによりテナントユーザーがログオンできなくなります。
- すべてのコンピュータ、バックアップ、保護、および使用状況データが Self Service データベースに保持されます。
- NetBackup のテナントのすべてのポリシーを削除します。
ポリシーを特定するには、無効化されたテナントの顧客コードで始まるポリシーを確認します。
追加のユーザーをテナントに追加するには、多くの方法があります。
[管理 (Admin)]>[組織]>[テナント]>[ユーザー]タブに移動し、 ポータルを使用して手動で
Active Directory ([管理 (Admin)]>[組織]>[ユーザー]の順に選択し、[Active Directory のインポート (Import Active Directory)]を右クリックする)。コストセンターコードは、テナントレコードのものと同じである必要があります。
CSV を使用したマスターデータインポート ([管理 (Admin)]>[組織]>[ユーザー]の順に選択し、[ユーザーのインポート/エクスポート (Import / Export Users )]を右クリックし、[ファイルテンプレートのインポート (Import File Template)]の[ユーザー]タブを使用)。コストセンターコードは、テナントレコードのものと同じである必要があります。
API の使用
メモ:
ユーザーがテナントに関連付けられると、この関連付けは変更できません。
ユーザーレコードを無効化して、システムにアクセスできないようにすることができます。フォーム認証を使用している場合、多くの基準を使用してパスワードルールを定義できます。これらのルールは、[管理 (Admin)]>[設定]>[システム構成]の順で構成できます。
Administrator アクセスプロファイルを持つテナントユーザーは、独自のユーザーレコードを管理できます。