NetBackup™ インストールガイド

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Product(s): NetBackup (10.3)
  1. インストールの準備
    1. 一般的なインストールの情報
      1.  
        利用可能な NetBackup のインストール方法
      2.  
        NetBackup のバージョン間の互換性について
      3.  
        NetBackup ソフトウェアの入手について
      4.  
        一部の Linux の配布で必要なライブラリが見つからない
      5. NetBackup をインストールする方法
        1.  
          NetBackup インストール前チェッカーについて
        2.  
          NetBackup Product Improvement Program について
      6.  
        NetBackup Web サーバーをサポートするユーザーアカウントの作成
      7. ストレージデバイスの構成について
        1.  
          サポートされているロボット形式の検索
      8.  
        NetBackup ホスト用のセキュリティ証明書について
      9.  
        証明書キーサイズの環境変数
      10.  
        NetBackup インストールディレクトリの制限事項
      11.  
        btrfs ファイルシステムでは、NetBackup データベースはサポートされません。
    2. インストール操作に関する注意事項および制限事項
      1.  
        NetBackup 9.1 以降のインストールとアップグレードに関する Windows コンパイラとセキュリティの要件
      2.  
        一部のコンピュータでは Java GUI と JRE のインストールは省略可能
      3.  
        NAT をサポートする NetBackup プライマリサーバーの 8dot3 名前ファイル設定の有効化
      4.  
        NetBackup サーバーで RFC 1123 と RFC 952 に準拠したホスト名を使用する必要がある
      5.  
        8.1 のメディアサーバーまたはデュアルスタック構成のクライアントホストにインストールするときにホスト ID ベースの証明書が配備されない
      6.  
        NetBackup 8.2 以降でサポートされる外部認証局の証明書
      7.  
        SCCM と Chef の配備ツールとマニュアルが利用可能になりました
      8.  
        SUSE Linux プライマリサーバーのインストールに関する既知の問題
    3.  
      パフォーマンスと調整に関する注意事項
    4. SORT の情報
      1.  
        Veritas Services and Operations Readiness Tools について
      2.  
        SORT の新規インストールのための推奨手順
    5. Veritas NetInsights コンソールの情報
      1.  
        Veritas Usage Insights について
      2.  
        Veritas Usage Insights のベストプラクティス
  2. NetBackup ライセンス
    1.  
      NetBackup のライセンスの要件について
    2.  
      ライセンスエントリについて
    3.  
      ライセンスについてよく寄せられる質問
  3. UNIX システムでのサーバーソフトウェアのインストール
    1. UNIX および Linux の場合のインストール要件
      1.  
        プライマリサーバーとメディアサーバーが NetBackup アプライアンスでないかぎり、Windows と UNIX プラットフォームの英語以外のバージョンを混在させない
      2.  
        異なるバージョンの UNIX ベースオペレーティングシステムを実行する環境での NetBackup のインストール
      3.  
        Solaris システムの特別なインストールガイドライン
      4.  
        Linux クラスタ環境の特別なインストールガイドライン
    2.  
      インストールスクリプトの動作
    3. NetBackup プライマリサーバーソフトウェアの Linux へのインストール
      1.  
        Linux での NetBackup プライマリサーバーソフトウェアのサイレントインストール
      2.  
        NetBackup ソフトウェアのインストール
    4. NetBackup メディアサーバーソフトウェアの Linux へのインストール
      1.  
        Linux での NetBackup メディアサーバーソフトウェアのサイレントインストール
    5. プライマリサーバーからクライアントへのクライアントソフトウェアのプッシュインストールについて
      1.  
        プライマリサーバーへのクライアント形式のソフトウェアのインストール
  4. Windows システムでのサーバーソフトウェアのインストール
    1.  
      Windows および Windows クラスタのインストール要件
    2.  
      Windows クラスタのインストールの要件
    3.  
      Windows システムでのローカル、リモート、またはクラスタ化されたサーバーインストールの実行
    4.  
      NetBackup クラスタ環境のインストール後の作業
    5.  
      Windows クラスタのインストールまたはアップグレードの確認
    6.  
      Windows システムでの NetBackup サーバーのサイレントインストール
  5. 管理インターフェースについて
    1.  
      NetBackup Web ユーザーインターフェースについて
    2.  
      NetBackup 管理コンソールについて
    3.  
      NetBackup 管理コンソールのインストール
    4.  
      Windows での複数バージョンの NetBackup 管理コンソールのインストール
    5.  
      Windows 上の旧バージョンの NetBackup 管理コンソールの削除
    6.  
      NetBackup のリモート管理コンソールについて
    7.  
      NetBackup リモート管理コンソールのインストール
  6. NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
    1.  
      NetBackup クライアントのインストールについて
    2. Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
      1.  
        Windows クライアントのインストール方法と必要条件について
      2.  
        NetBackup Windows クライアントのローカルまたはリモートでのインストール
      3.  
        NetBackup Windows クライアントのサイレントインストール
      4.  
        NetBackup クライアントの構成方法
    3. UNIX および Linux での NetBackup クライアントのインストールについて
      1.  
        UNIX および Linux クライアントのインストール方式について
      2.  
        UNIX クライアントのローカルインストール
      3.  
        ネイティブインストーラによる UNIX と Linux のクライアントバイナリのインストール
      4. UNIX および Linux クライアントのリモートインストール方式について
        1.  
          ssh 方式を使用したクライアントソフトウェアのインストール
        2.  
          sftp 方式を使用したクライアントソフトウェアのインストール
      5.  
        サーバーの初期インストール後の UNIX または Linux クライアントの追加
  7. NetBackup の構成
    1.  
      NetBackup の起動と停止のスクリプトについて
    2. NetBackup サーバーの構成について
      1.  
        NetBackup 管理コンソールの起動
      2.  
        デバイスの構成ウィザードについて
      3.  
        ボリュームの構成ウィザードについて
      4.  
        カタログバックアップウィザードについて
      5.  
        バックアップポリシーの構成ウィザードについて
  8. NetBackup サーバーおよびクライアントソフトウェアの削除
    1.  
      Linux システムでの NetBackup サーバーソフトウェアの削除について
    2.  
      UNIX および Linux システムでの NetBackup クライアントソフトウェアの削除について
    3.  
      UNIX および Linux のサーバーおよびクライアントからの NetBackup の削除
    4.  
      Windows システムでの NetBackup サーバーソフトウェアの削除について
    5.  
      Windows サーバー、クラスタ、およびクライアントからの NetBackup サーバーおよびクライアントソフトウェアの削除
    6.  
      Windows サーバーおよび Windows クライアントからの Java コンソールの状態データの削除について
    7.  
      新しいメディアサーバーに全データを移行してクラスタ化されたメディアサーバーを削除する
  9. 参照先
    1.  
      クラスタ化されたプライマリサーバーの非アクティブノードで証明書を生成する
    2.  
      NetBackup データベースユーザー
    3.  
      NetBackup 応答ファイルについて
    4.  
      NetBackup 10.1.1 用にインストールされた NetBackup IT Analytics Data Collector
    5.  
      NetBackup IT Analytics Data Collector バイナリの手動によるインストールまたはアンインストール
    6.  
      NetBackup 用 NetBackup IT Analytics Data Collector の手動構成
    7.  
      維持される Java Virtual Machine のオプション
    8.  
      RBAC ブートストラップについて
    9.  
      NetBackup プライマリサーバー Web サーバーのユーザーとグループの作成
    10.  
      NetBackup Java Runtime Environment について
    11.  
      インストール後の Java GUI と JRE の追加または削除
    12.  
      Replication Director を使用した NetApp ディスクアレイの使用
    13.  
      NetBackup データベースに対するセキュリティ強化
    14.  
      NetBackup プライマリサーバーとドメインのサイズについてのガイダンス

NetBackup Windows クライアントのローカルまたはリモートでのインストール

ローカルコンピュータまたはネットワーク上の複数のコンピュータで NetBackup をインストールするのにこの手順を使います。インストール処理は、[キャンセル (Cancel)]をクリックするといつでも中止でき、[戻り (Back)]をクリックすると、前のウィンドウに戻ります。

Windows クライアントをリモートインストールするとき、次を注意します。

要件

Windows クライアントのインストールの要件を見直します。

Windows クライアントのインストール方法と必要条件についてを参照してください。

権限

NetBackup を正常にインストールするには、リモートクライアントに対する管理者権限が必要です。

クライアント名エントリ

インストール時に、クライアント名が小文字でレジストリに書き込まれます。バックアップを機能させるには、NetBackup サーバーのポリシーに、クライアント名を小文字で指定する必要があります。

メモ:

クライアントのインストール後、変更内容を有効にするために、システムを再起動する必要がある場合があります。再起動が必要な場合にはアラートメッセージが表示されます。

NetBackup クライアントソフトウェアを Windows システムにローカルまたはリモートでインストールする方法

  1. クライアントソフトウェアをインストールするホストに管理者としてログオンします。
  2. イメージが保存されているディレクトリに移動して、Browser.exe を実行して NetBackup インストールウィザードを起動します。
  3. 初期画面で、[インストール (Installation)]を選択します。
  4. [インストール (Installation)]画面で、[NetBackup クライアントソフトウェアのインストール (NetBackup Client Software Installation)]を選択します。
  5. [ようこそ (Welcome)]画面で内容を確認して[次へ (Next)]をクリックします。
  6. (該当する場合) 以前にこのホストに NetBackup 10.3 をインストールしている場合、[プログラムのメンテナンス (Program Maintenance)]ダイアログが表示されます。
    • [変更 (Modify)]を選択してローカルホストのインストール設定を変更するか、ローカルホストをリモートホストへのプッシュインストールを実行するためのプラットフォームとして使用します。

    • [修復 (Repair)]を選択して、NetBackup 10.3 をローカルホストで元の状態にリストアします。

    • NetBackup 10.3 をローカルホストから削除するには、[削除 (Remove)]を選択します。

  7. [License Agreement]画面で、使用許諾契約に同意して[Next]をクリックします。
  8. [Veritas NetBackup Client Installation Type]画面で、次の情報を入力します。

    インストール場所 (Where to install)

    ローカルインストールの場合、[Install to this computer only]を選択します。

    リモートインストールの場合、[Install to multiple computers on your network]を選択します。

    この手順では、インストール先のシステムのリストにローカルホストを追加しないかぎり、クライアントはローカルホストにインストールされません。

    標準 (Typical)

    デフォルト設定の NetBackup をインストールするには、このオプションを選択します。

    カスタム (Custom)

    任意の設定の NetBackup をインストールするには、このオプションを選択します。

    [Next]をクリックします。

  9. [NetBackup での FIPS 準拠 (FIPS Compliance in NetBackup)]画面で、NetBackup の FIPS モードを有効または無効にします。デフォルトでは、FIPS モードは無効になっています。

    FIPS を有効にすると、NetBackup インストーラとインストール以降の操作は FIPS モードで実行されます。NetBackup ドメインで FIPS モードを有効にする前に必要条件を確認してください。

    リモートインストール時に FIPS モードを有効にすると、NetBackup のインストールとインストール以降のリモートホストでの操作が FIPS 準拠モードで実行されます。

    FIPS について詳しくは『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。

    [次へ (Next)]をクリックします。

  10. (該当する場合)この手順はローカルの[カスタム (Custom)]インストールにのみ適用されます。

    [Veritas NetBackup Client Destination Folder]画面では、NetBackup ファイルがインストールされる場所を選択できます。

    宛先フォルダ

    デフォルトでは、NetBackup ファイルは次の場所にインストールされます。

    C:\Program Files\VERITAS

    NetBackup のインストール先のフォルダを変更する方法

    • [変更 (Change)]をクリックします。

    • 優先の場所を参照し、新規または既存のフォルダを指定します。

    • [次へ (Next)]をクリックします。

    インストールフォルダの制限事項についての追加情報を参照できます。

    NetBackup インストールディレクトリの制限事項を参照してください。

    メモ:

    アップグレードの場合、インストール先は変更できません。

  11. (該当する場合) この手順は[カスタム (Custom)]インストールにのみ適用されます。

    [NetBackup Options]画面で、次のオプションから選択します。

    At System Startup

    次のオプションを有効または無効にします。

    • Start NetBackup Client Service Automatically

      デフォルトでは、システムの起動直後に NetBackup サービスが利用可能となるように、このオプションは有効になっています。

    • Start NetBackup Client Job Tracker Automatically

      デフォルトでは、このオプションは無効に設定されています。インストール後にこのオプションを手動で起動するには、[スタート]>[すべてのプログラム]>[Veritas NetBackup]>[NetBackup Client Job Tracker]をクリックします。

    ポート (Ports)

    構成に必要な場合は、この画面からポート番号を変更できます。

    NetBackup と他社製品が同じポートを共有しようとして競合が発生した場合、ポート番号の変更が必要になることがあります。また、ファイアウォールでセキュリティの問題を引き起こすポートの競合が発生している場合にも変更できます。

    ポート番号を変更するには、置き換えるポート番号を選択し、新しい番号を入力します。

    [次へ (Next)]をクリックします。

  12. (該当する場合) この手順は[カスタム (Custom)]インストールにのみ適用されます。

    [NetBackup Services]画面で、NetBackup Client Service の起動アカウントおよび起動の種類を指定します。

    ログオン

    [ローカルシステムアカウント (Local System account)]または[このアカウント (This account)]を指定します。

    デフォルトでは、[ローカルシステムアカウント (Local System account)]が選択されるので、NetBackup は組み込みシステムアカウントを使います。このオプションを選択すると、その下のフィールドは無効になります。

    異なるシステムアカウントを指定する方法

    • このオプションを選択します。

    • 次のフィールドにアカウント情報を入力します。

      ドメイン (Domain)

      ユーザー名 (Username)

      パスワード (Password)

    [安全な中止 (Safe Abort)]オプション

    このオプションは、インストールかアップグレードの一部として再起動が必要な場合、どのようにインストールを続行するかを判断します。

    このオプションを選択した場合、インストール処理で再起動が必要であると判断されると、インストール (またはアップグレード) は停止します。システムは元の状態にロールバックされます。

    このオプションを選択しない場合、インストール処理で再起動が必要であると判断されても、インストール (またはアップグレード) は続行します。

  13. [NetBackup System Names]画面で、次のフィールドが自動的に入力されます。通常は変更の必要がありません。

    プライマリサーバー名 (Primary Server Name)

    必要に応じて、クライアントバックアップイメージが格納されている適切なプライマリサーバーにこの名前を変更します。

    追加サーバー (Additional Servers)

    このクライアントからアクセスするすべてのプライマリサーバーとメディアサーバーの名前を入力します。

  14. 必要なコンピュータ名を指定すると、インストーラによってセキュリティ構成が判別されます。
    • 環境で外部認証局が使われていることをインストーラが検出すると、[外部証明書 (External Certificate)]画面が表示されます。手順 15 に進みます。

    • 環境で NetBackup 認証局が使われていることをインストーラが検出すると、[NetBackup 証明書 (NetBackup Certificate)]画面が表示されます。手順 16 に進みます。

  15. [外部証明書 (External Certificate)]画面で、外部認証局 (ECA) を構成する方法に基づいて、3 つのラジオボタンのいずれかを選択します。選択した方法に応じて、異なる情報を入力する必要があります。
    • [Windows 証明書ストアの使用 (Use Windows certificate store)]

      証明書の場所は、Certificate Store Name\Issuer Distinguished Name\Subject Distinguished Name のように入力する必要があります。

      メモ:

      証明書ストアを指定するときは、任意の名前に対して $hostname 変数を使用できます。実行時に $hostname 変数はローカルホストの名前を評価します。このオプションを使用すると、NetBackup ソフトウェアを多数のクライアントにプッシュインストールするときに柔軟性が高まります。

      あるいは、Windows 証明書の場所をカンマ区切りのリストで指定できます。たとえば、MyCertStore\IssuerName1\SubjectName, MyCertStore\IssuerName2\SubjectName2, MyCertStore4\IssuerName1\SubjectName5 のように指定できます。

      次に、表示されるラジオボタンから、証明書失効リスト (CRL) オプションを選択します。

      • [証明書に定義されている CRL を使用する (Use the CRL defined in the certificate)]: 追加の情報は不要です。

      • [次のパスにある CRL を使用する (Use the CRL at the following path)]: CRL のパスを入力するように求められます。

      • [CRL は使用しない (Do not use a CRL)]

    • [ファイルから証明書を使用する (Use certificate from a file)]

      このオプションを選択した後、次を指定します。

      • [証明書ファイル (Certificate file)]: このフィールドには、証明書ファイルへのパスと証明書のファイル名を指定する必要があります。

      • [トラストストアの場所 (Trust store location)]: このフィールドには、トラストストアへのパスとトラストストア名を指定する必要があります。

      • [秘密鍵のパス (Private key path)]: このフィールドには、秘密鍵ファイルへのパスと秘密鍵のファイル名を指定する必要があります。

      • [パスフレーズファイル (Passphrase file)]: このフィールドでは、パスフレーズファイルへのパスとパスフレーズのファイル名を指定する必要があります。このフィールドは必要に応じて指定します。

      • [CRL オプション (CRL option)]: お使いの環境の正しい CRL オプションを指定します。

        • [証明書に定義されている CRL を使用する (Use the CRL defined in the certificate)]: 追加の情報は不要です。

        • [次のパスにある CRL を使用する (Use the CRL at the following path)]: CRL のパスを入力するように求められます。

        • [CRL は使用しない (Do not use a CRL)]

    • [セキュリティなしで続行 (Proceed without security)]

      潜在的な問題を一覧表示する警告メッセージが表示されます。現在のセキュリティ構成の状態に応じて、外部 CA 証明書が構成されるまで、NetBackup がバックアップやリストアを実行できない場合があります。

    [次へ (Next)]をクリックして続行します。このプロセスの手順 20 に進みます。

  16. 続行を決定すると、インストーラは認証局の証明書の詳細をフェッチします。オプションとして、[キャンセル (Cancel)]をクリックするとこの処理を中断できます。[キャンセル (Cancel)]をクリックした場合は、インストールを再実行するか、必要なセキュリティコンポーネントを使用せずにインストールを続行する必要があります。必要なセキュリティコンポーネントが存在しない場合はバックアップとリストアが失敗します。
  17. [CA の指紋の確認 (Confirm the CA fingerprint)]画面で、表示されている指紋が認識して信頼しているものであれば、[このホストの指紋を認識しています。証明書配備を行わずに進みます (I recognize the fingerprint for this host. Proceed without the certificate deployment)]を選択します。[次へ (Next)]をクリックして続行します。

    表示された指紋を認識または信頼していない場合は、[証明書配備を行わずに進みます (Proceed without the certificate deployment)]を選択します。

    指紋情報を承認すると、インストーラは認証局の証明書の詳細を保存します。オプションとして、[キャンセル (Cancel)]をクリックするとこの処理を中断できます。[キャンセル (Cancel)]をクリックした場合は、インストールを再実行するか、必要なセキュリティコンポーネントを使用せずにインストールを続行する必要があります。必要なセキュリティコンポーネントが存在しない場合はバックアップとリストアが失敗します。

  18. インストーラは認証局の証明書の保存後にホスト証明書を配備します。オプションとして、[キャンセル (Cancel)]をクリックするとこの処理を中断できます。[キャンセル (Cancel)]をクリックした場合は、インストールを再実行するか、必要なセキュリティコンポーネントを使用せずにインストールを続行する必要があります。必要なセキュリティコンポーネントが存在しない場合はバックアップとリストアが失敗します。
  19. (該当する場合) [認証トークン (Authorization Token)]画面でプロンプトが表示された場合は、セキュリティトークンを入力します。

    認証トークンを入力してください (Please enter an authorization token)

    トークンの形式は大文字で 16 文字です。また、[セキュリティトークンを指定せずに続行 (Proceed without providing a security token)]オプションを選択することもできます。このオプションを選択すると、次の警告が表示されます。

    一部の環境では、セキュリティトークンの指定の失敗によりバックアップが失敗する可能性があります。質問がある場合、バックアップ管理者に問い合わせてください (In some environments, failure to provide a security token can result in failed backups. Contact your backup administrator if you have questions)

    オプションとして、セキュリティトークンを入力した後に[キャンセル (Cancel)]をクリックするとホスト証明書の配備を中断できます。[キャンセル (Cancel)]をクリックした場合は、インストールを再実行するか、必要なセキュリティコンポーネントを使用せずにインストールを続行する必要があります。必要なセキュリティコンポーネントが存在しない場合はバックアップとリストアが失敗します。

    このインストールがリモートインストールの場合、認証トークンの指定は任意です。お使いの環境に必要な認証トークンがあるかどうかは、バックアップ管理者にお問い合わせください。

  20. すべてのセキュリティ情報を入力すると、証明書の状態の画面が表示されます。問題がないことが画面に示された場合は、[次へ (Next)]をクリックして続行します。[セキュリティ証明書の状態 (Security Certificate Status)]画面に問題があることが示された場合は、[戻る (Back)]をクリックして必要なセキュリティ情報を再入力します。

    このインストールがプッシュインストールである場合、または[セキュリティなしで続行 (Proceed without security)]を選択した場合、このダイアログボックスはスキップされます。

  21. [Veritas NetBackup Remote Hosts]画面で、NetBackup をインストールするホストを指定します。

    • Destination Systems

      [Windows Destination Computers]アイコンを右クリックし、ドロップダウンメニューから選択するか、次のアイコンを使います。

      参照 (Browse)

      NetBackup をインストールしたいホストのネットワークを検索するためにここをクリックします。

      • [Available Systems]ダイアログボックスで追加するコンピュータを選択し、[次へ (Next)]をクリックします。

      • [Remote Computer Login Credentials]ダイアログボックスで、リモートコンピュータのインストールを実行するために使われるアカウントの[User Name]と[Password]を入力します。

      • 複数のリモートコンピュータにインストールする場合は、[Remember User Name and Password]の隣にあるボックスをクリックします。このオプションを選択すると、各リモートコンピュータにこの情報を入力する必要がなくなります。

      • [OK]をクリックします。

      • [Remote Destination Folder]ダイアログボックスで、NetBackup がインストールされる[宛先フォルダ (Destination Folder)]を確認または変更します。

        デフォルトでは、この場所は C:\Program Files\Veritas になります。

        複数のリモートコンピュータにインストールする場合、同じ場所を使うには、[Use this folder for subsequent systems]の隣にあるボックスをクリックします。このオプションを選択すると、各リモートコンピュータにこの場所を入力する必要がなくなります。

      インポート (Import)

      ホスト名のリストを含んでいるテキストファイルをインポートするためにここをクリックします。テキストファイルを作成する場合、ホスト名は次の形式で定義する必要があります。

      Domain\ComputerName

      追加 (Add)

      ホストを手動で追加するためにここをクリックします。

      • [Manual Remote Computer Selection]ダイアログボックスが表示されたら、[Domain]と[Computer Name]を入力し、[OK]をクリックします。

      • [Remote Computer Login Credentials]ダイアログボックスで、リモートコンピュータのインストールを実行するために使われるアカウントの[User Name]と[Password]を入力します。

        複数のリモートコンピュータに追加およびインストールする場合は、[Remember User Name and Password]の隣にあるボックスをクリックします。このオプションを選択すると、各リモートコンピュータにこの情報を入力する必要がなくなります。

      • [OK]をクリックします。

      • [Remote Destination Folder]ダイアログボックスで、NetBackup がインストールされる[Destination Folder]を確認または変更します。

        デフォルトでは、この場所は C:\Program Files\Veritas になります。

        複数のリモートコンピュータにインストールする場合、同じ場所を使うには、[Use this folder for subsequent systems]の隣にあるボックスをクリックします。このオプションを選択すると、各リモートコンピュータにこの場所を入力する必要がなくなります。

      • [OK]をクリックします。

      削除 (Remove)

      [Destination Systems]リストからホストを削除するには、ホストを選択し、ここをクリックします。

      変更 (Change)

      選択したリモートホストの NetBackup ファイルのインストールの宛先を変更するためにここをクリックします。

    • [Next]をクリックします。

  22. [Ready to Install the Program]画面で、前述の手順での選択を示す[Installation Summary]を確認します。

    メモ:

    Veritas あらゆる警告メッセージの概略画面を確認することをお勧めします。インストールを続行する前に問題を解決すれば、インストールおよびアップグレードの問題を防ぐことができます。

    次のオプションから 1 つ選択します。

    • インストールを開始するには、[Install]をクリックします。

    • 前の画面を表示して変更するには[Back]をクリックし、その後、この画面に戻って[Install]をクリックします。

    • インストールをキャンセルするには、[Cancel]をクリックします。

    [Install]をクリックすると、インストール処理が開始され、インストールの進捗状況を示す画面が表示されます。この処理には数分かかる場合があります。

    リモートインストールは 5 つまで並行して行われます。1 つのリモートインストールが完了すると別のリモートインストールが開始し、最大 5 つのインストールが進行中となります。

    [Install]をクリックした後に[Cancel]をクリックしても、インストールはすぐに停止しません。インストールはインストールがすでに開始してしまったすべてのリモートホストで続行します。ただし、その時点以降に指定されたホストにはクライアントソフトウェアはインストールされません。

    NetBackup では、[Cancel]をクリックしたときに完了していたリモートインストールはすべて正常に終了したものと見なされます。

  23. [インストールを完了する (Instllation Complete)]画面で、[完了 (Finish)]をクリックします。

    次の場所にあるインストールログを確認します。

    %ALLUSERSPROFILE%\Veritas\​NetBackup\InstallLogs\

    インストールログファイルは、詳しいインストール情報を提供し、エラーが発生したかどうかを表示します。

    メモ:

    複数のコンピュータにリモートインストールを実行する場合、このオプションでは、ローカルコンピュータのログのみを表示できます。インストールのために選択した各コンピュータにそれぞれのインストールログファイルが含まれています。リモートコンピュータのログファイルを表示するには、Windows エクスプローラのウィンドウを開いて \\COMPUTERNAME と入力し、InstallLogs ディレクトリにナビゲートします。

    インストールログを検索し、次のエラーが表示されているかどうかを確認します。

    • Return Value 3 を含む文字列。

    • 重要なログメッセージは次のように色分けされます。

      黄色 = 警告。

      赤 = エラー。