NetBackup™ インストールガイド

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Product(s): NetBackup (10.3)
  1. インストールの準備
    1. 一般的なインストールの情報
      1.  
        利用可能な NetBackup のインストール方法
      2.  
        NetBackup のバージョン間の互換性について
      3.  
        NetBackup ソフトウェアの入手について
      4.  
        一部の Linux の配布で必要なライブラリが見つからない
      5. NetBackup をインストールする方法
        1.  
          NetBackup インストール前チェッカーについて
        2.  
          NetBackup Product Improvement Program について
      6.  
        NetBackup Web サーバーをサポートするユーザーアカウントの作成
      7. ストレージデバイスの構成について
        1.  
          サポートされているロボット形式の検索
      8.  
        NetBackup ホスト用のセキュリティ証明書について
      9.  
        証明書キーサイズの環境変数
      10.  
        NetBackup インストールディレクトリの制限事項
      11.  
        btrfs ファイルシステムでは、NetBackup データベースはサポートされません。
    2. インストール操作に関する注意事項および制限事項
      1.  
        NetBackup 9.1 以降のインストールとアップグレードに関する Windows コンパイラとセキュリティの要件
      2.  
        一部のコンピュータでは Java GUI と JRE のインストールは省略可能
      3.  
        NAT をサポートする NetBackup プライマリサーバーの 8dot3 名前ファイル設定の有効化
      4.  
        NetBackup サーバーで RFC 1123 と RFC 952 に準拠したホスト名を使用する必要がある
      5.  
        8.1 のメディアサーバーまたはデュアルスタック構成のクライアントホストにインストールするときにホスト ID ベースの証明書が配備されない
      6.  
        NetBackup 8.2 以降でサポートされる外部認証局の証明書
      7.  
        SCCM と Chef の配備ツールとマニュアルが利用可能になりました
      8.  
        SUSE Linux プライマリサーバーのインストールに関する既知の問題
    3.  
      パフォーマンスと調整に関する注意事項
    4. SORT の情報
      1.  
        Veritas Services and Operations Readiness Tools について
      2.  
        SORT の新規インストールのための推奨手順
    5. Veritas NetInsights コンソールの情報
      1.  
        Veritas Usage Insights について
      2.  
        Veritas Usage Insights のベストプラクティス
  2. NetBackup ライセンス
    1.  
      NetBackup のライセンスの要件について
    2.  
      ライセンスエントリについて
    3.  
      ライセンスについてよく寄せられる質問
  3. UNIX システムでのサーバーソフトウェアのインストール
    1. UNIX および Linux の場合のインストール要件
      1.  
        プライマリサーバーとメディアサーバーが NetBackup アプライアンスでないかぎり、Windows と UNIX プラットフォームの英語以外のバージョンを混在させない
      2.  
        異なるバージョンの UNIX ベースオペレーティングシステムを実行する環境での NetBackup のインストール
      3.  
        Solaris システムの特別なインストールガイドライン
      4.  
        Linux クラスタ環境の特別なインストールガイドライン
    2.  
      インストールスクリプトの動作
    3. NetBackup プライマリサーバーソフトウェアの Linux へのインストール
      1.  
        Linux での NetBackup プライマリサーバーソフトウェアのサイレントインストール
      2.  
        NetBackup ソフトウェアのインストール
    4. NetBackup メディアサーバーソフトウェアの Linux へのインストール
      1.  
        Linux での NetBackup メディアサーバーソフトウェアのサイレントインストール
    5. プライマリサーバーからクライアントへのクライアントソフトウェアのプッシュインストールについて
      1.  
        プライマリサーバーへのクライアント形式のソフトウェアのインストール
  4. Windows システムでのサーバーソフトウェアのインストール
    1.  
      Windows および Windows クラスタのインストール要件
    2.  
      Windows クラスタのインストールの要件
    3.  
      Windows システムでのローカル、リモート、またはクラスタ化されたサーバーインストールの実行
    4.  
      NetBackup クラスタ環境のインストール後の作業
    5.  
      Windows クラスタのインストールまたはアップグレードの確認
    6.  
      Windows システムでの NetBackup サーバーのサイレントインストール
  5. 管理インターフェースについて
    1.  
      NetBackup Web ユーザーインターフェースについて
    2.  
      NetBackup 管理コンソールについて
    3.  
      NetBackup 管理コンソールのインストール
    4.  
      Windows での複数バージョンの NetBackup 管理コンソールのインストール
    5.  
      Windows 上の旧バージョンの NetBackup 管理コンソールの削除
    6.  
      NetBackup のリモート管理コンソールについて
    7.  
      NetBackup リモート管理コンソールのインストール
  6. NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
    1.  
      NetBackup クライアントのインストールについて
    2. Windows での NetBackup クライアントのインストールについて
      1.  
        Windows クライアントのインストール方法と必要条件について
      2.  
        NetBackup Windows クライアントのローカルまたはリモートでのインストール
      3.  
        NetBackup Windows クライアントのサイレントインストール
      4.  
        NetBackup クライアントの構成方法
    3. UNIX および Linux での NetBackup クライアントのインストールについて
      1.  
        UNIX および Linux クライアントのインストール方式について
      2.  
        UNIX クライアントのローカルインストール
      3.  
        ネイティブインストーラによる UNIX と Linux のクライアントバイナリのインストール
      4. UNIX および Linux クライアントのリモートインストール方式について
        1.  
          ssh 方式を使用したクライアントソフトウェアのインストール
        2.  
          sftp 方式を使用したクライアントソフトウェアのインストール
      5.  
        サーバーの初期インストール後の UNIX または Linux クライアントの追加
  7. NetBackup の構成
    1.  
      NetBackup の起動と停止のスクリプトについて
    2. NetBackup サーバーの構成について
      1.  
        NetBackup 管理コンソールの起動
      2.  
        デバイスの構成ウィザードについて
      3.  
        ボリュームの構成ウィザードについて
      4.  
        カタログバックアップウィザードについて
      5.  
        バックアップポリシーの構成ウィザードについて
  8. NetBackup サーバーおよびクライアントソフトウェアの削除
    1.  
      Linux システムでの NetBackup サーバーソフトウェアの削除について
    2.  
      UNIX および Linux システムでの NetBackup クライアントソフトウェアの削除について
    3.  
      UNIX および Linux のサーバーおよびクライアントからの NetBackup の削除
    4.  
      Windows システムでの NetBackup サーバーソフトウェアの削除について
    5.  
      Windows サーバー、クラスタ、およびクライアントからの NetBackup サーバーおよびクライアントソフトウェアの削除
    6.  
      Windows サーバーおよび Windows クライアントからの Java コンソールの状態データの削除について
    7.  
      新しいメディアサーバーに全データを移行してクラスタ化されたメディアサーバーを削除する
  9. 参照先
    1.  
      クラスタ化されたプライマリサーバーの非アクティブノードで証明書を生成する
    2.  
      NetBackup データベースユーザー
    3.  
      NetBackup 応答ファイルについて
    4.  
      NetBackup 10.1.1 用にインストールされた NetBackup IT Analytics Data Collector
    5.  
      NetBackup IT Analytics Data Collector バイナリの手動によるインストールまたはアンインストール
    6.  
      NetBackup 用 NetBackup IT Analytics Data Collector の手動構成
    7.  
      維持される Java Virtual Machine のオプション
    8.  
      RBAC ブートストラップについて
    9.  
      NetBackup プライマリサーバー Web サーバーのユーザーとグループの作成
    10.  
      NetBackup Java Runtime Environment について
    11.  
      インストール後の Java GUI と JRE の追加または削除
    12.  
      Replication Director を使用した NetApp ディスクアレイの使用
    13.  
      NetBackup データベースに対するセキュリティ強化
    14.  
      NetBackup プライマリサーバーとドメインのサイズについてのガイダンス

UNIX および Linux のサーバーおよびクライアントからの NetBackup の削除

VRTSpddeu.rpm パッケージは省略可能です。この手順では、UNIX および Linux のサーバーおよびクライアントから NetBackup を削除します。NetBackup を正常に削除するための特定の作業の実行手順については、他のマニュアルの参照が必要となる場合もあります。

UNIX および Linux のサーバーおよびクライアントから NetBackup を削除する場合は、次のガイドラインを参照します。

NetBackup リレーショナルデータベース (NBDB) の場所

/usr/openv/db/data 内の NBDB ファイルをデフォルトのインストール場所から移動した場合、この手順ではそのファイルを削除する方法について説明しています。

クラスタ環境

NetBackup の削除を開始する前に、クラスタアプリケーションから NetBackup を削除する必要があります。クラスタのマニュアルの説明に従ってグループを削除した後で、NetBackup を削除できます。

仮想ホスト名のセキュリティ証明書は、NetBackup サーバーソフトウェアの削除の一環として、クラスタの共有ドライブから自動的に削除されます。

クラスタ内の各ノードから NetBackup を削除する必要があります。

PBX

NetBackup を削除しても、PBX は削除されません。PBX を手動で削除する必要があります。この手順にはこのタスクを実行する方法を記述する手順が含まれています。

警告:

PBX を実行する必要がある他の Veritas ソフトウェア製品をクライアントで使用している場合、PBX を削除しないでください。

NetBackup 管理コンソール

NetBackup 管理コンソールは、NetBackup を削除するとき閉じる必要があります。これを行わないと、NetBackup により、手順の再度実行を強制するエラーが発生することがあります。

NetBackup IT Analytics Data Collector のインストール場所

NetBackup IT Analytics Data Collector は、デフォルトでは /usr/openv/analyticscollector にインストールされます。IT Analytics DC が他の任意の場所にインストールされている場合、シンボリックリンクが /usr/openv/analyticscollector に作成されます。

Linux サーバーから NetBackup を削除する方法

  1. サーバーまたはクライアントでルートユーザーとしてログオンします。
  2. (該当する場合: サーバーのみ) カタログバックアップを実行します。
  3. NetBackup 管理コンソールが開いている場合は、ここで閉じる必要があります。
  4. (該当する場合: サーバーのみ) インストールされているアドオン製品から、重要なデータをすべて保存します。
  5. 次のコマンドを使って NetBackup または Media Manager デーモンを停止します。

    /usr/openv/netbackup/bin/bp.kill_all

  6. 次のコマンドを使ってインストール済みのアドオン製品を識別します。

    AIX

    lslpp -L

    Linux

    rpm -qa

    Solaris

    pkginfo

    リストされている 7 つのアドオン製品のいずれかを探します。

    VRTSfrnb (Applies only to servers)
    VRTSfrnbclt
    VRTSjanb (Applies only to servers)
    VRTSjanbclt
    VRTSzhnb (Applies only to servers)
    VRTSzhnbclt
    VRTSnbsds (Applies only to servers)

    見つかったアドオン製品を削除します。

  7. 次のコマンドを実行して、/etc/vx/vrtslog.conf ファイルに格納された VxUL プライマリ構成から NetBackup を登録解除します。

    /usr/openv/netbackup/bin/vxlogcfg -r -p 51216

    -p オプションには、プロダクト ID (NetBackup は 51216) を指定します。

  8. (該当する場合: サーバーのみ) BMR がサーバーでサポートされ、有効になっている場合、次のコマンドを使って関連ファイルを削除します。

    /usr/openv/netbackup/bin/bmrsetupmaster -undo -f

  9. (該当する場合: サーバーのみ) NBDB ファイルをデフォルトのインストール場所から移動した場合、次の手順を実行して手動で削除する必要があります。
    • NBDB ファイルが存在する次のディレクトリに移動します。

      /usr/openv/db/data

    • vxdbms.conf ファイルを開きます。

      このファイルには、データベース関連のファイルのリストと、各ファイルのパスが記載されています。

    • データベース関連の各ファイルを削除します。

  10. (該当する場合: サーバーのみ) NetBackup ファイバートランスポートがサーバーでサポートされ、有効になっている場合、関連ファイルを削除します。
    • Red Hat 7.x の BSI ドライバで NetBackup ファイバートランスポートが有効になっている場合は、次のコマンドを実行します。

      /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/nbftsrv_config -d

    • SCST ドライバで NetBackup ファイバートランスポートが有効になっている場合は、次のコマンドを実行します。

      /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/nbftsrv_config -scst -uninstall

  11. (該当する場合: サーバーのみ) NetBackup サーバーライブラリを削除するには、次のコマンドを実行します。

    メモ:

    仮想ホスト名のセキュリティ証明書は、NetBackup サーバーソフトウェアの削除の一環として、クラスタの共有ドライブから自動的に削除されます。

    このトピックに関する詳細情報を参照できます。NetBackup を再インストールするときのホスト ID ベースの証明書の保持について詳しくは『 NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。

    Linux: rpm -e VRTSnbslibs

  12. (該当する場合: プライマリサーバーのみ) 次のコマンドを実行して、表示されている順序でパッケージを削除します。
    • rpm -e VRTSnbweb

    • rpm -e VRTSnbmqbrkr

  13. (該当する場合: サーバーのみ) NetBackup サーバーパッケージを削除するには、次のコマンドを実行します。

    メモ:

    仮想ホスト名のセキュリティ証明書は、NetBackup サーバーソフトウェアの削除の一環として、クラスタの共有ドライブから自動的に削除されます。

    このトピックに関する詳細情報を参照できます。NetBackup を再インストールするときのホスト ID ベースの証明書の保持について詳しくは『 NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。

    • Linux プライマリサーバー:

      rpm -e VRTSnbprimary

      rpm -e VRTSnetbp

    • Linux メディアサーバー:

      rpm -e VRTSnetbp

  14. (該当する場合: プライマリサーバーのみ) 次のコマンドを実行して、表示されているパッケージを削除します。

    rpm -e VRTSpostgresql

  15. 適切なコマンドを次のように使用して、NetBackup 構成パッケージを削除します。

    AIX

    installp -u VRTSnbcfg

    Linux

    rpm -e VRTSnbcfg

    Solaris

    pkgrm VRTSnbcfg

  16. PureDisk をサポートするクライアントの場合は、次のコマンドを実行してすべての PureDisk ファイルを削除します。

    /opt/pdde/pddeuninstall.sh -forceclean

  17. (該当する場合: サーバーのみ) MSDP をサポートするクライアントの場合は、次のコマンドを実行してすべての MSDP ファイルを削除します。

    /opt/pdde/pddeuninstall.sh -basedir /usr/openv/pdde/ -ostdir /usr/openv/lib/ost-plugins/ -forceclean

    メモ:

    上のコマンドは、3 つのパラメータ (basedir, ostdirforceclean) および入力パスとして 2 つのディレクトリパラメータを受け取る単独のコマンドであることに注意してください。

  18. 適切なネイティブコマンドを次のとおり使って NetBackup-Java ディスプレイコンソールを削除します。

    AIX

    installp -u VRTSnbjava

    Linux

    rpm -e VRTSnbjava

    Solaris

    pkgrm VRTSnbjava

  19. 適切なネイティブコマンドを次のとおり使って NetBackup Java Runtime Environment を削除します。

    AIX

    installp -u VRTSnbjre

    Linux

    rpm -e VRTSnbjre

    Solaris

    pkgrm VRTSnbjre

  20. 適切なネイティブコマンドを次のとおり使って NetBackup クライアントを削除します。

    メモ:

    NetBackup サーバーソフトウェアの削除の一環として、セキュリティ証明書は自動的に削除されます。証明書を保持する場合は、NetBackup を削除する前に保存してください。

    このトピックに関する詳細情報を参照できます。NetBackup を再インストールするときのホスト ID ベースの証明書の保持について詳しくは『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。

    AIX

    installp -u VRTSnbclibs

    Linux

    rpm -e VRTSnbclibs

    Solaris

    pkgrm VRTSnbclibs

  21. 適切なネイティブコマンドを次のとおり使って NetBackup クライアントを削除します。

    メモ:

    NetBackup サーバーソフトウェアの削除の一環として、セキュリティ証明書は自動的に削除されます。証明書を保持する場合は、NetBackup を削除する前に保存してください。

    このトピックに関する詳細情報を参照できます。NetBackup を再インストールするときのホスト ID ベースの証明書の保持について詳しくは『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。

    AIX

    installp -u VRTSnbclt

    Linux

    rpm -e VRTSnbclt

    Solaris

    pkgrm VRTSnbclt

    メモ:

    実行している NetBackup プロセスとデーモンがある場合は、NetBackup の削除を成功させるために手動で終了します。

  22. 適切なネイティブコマンドを次のとおり実行して PBX を削除します。

    メモ:

    PBX を実行する必要がある他の Veritas ソフトウェア製品をサーバーで使用している場合、PBX を削除しないでください。

    AIX

    installp -u VRTSpbx

    Linux

    rpm -e VRTSpbx

    Solaris

    pkgrm VRTSpbx

  23. 次のとおり適切なコマンドを使用して NetBackup 事前チェックパッケージを削除します。

    AIX

    installp -u VRTSnbpck

    Linux

    rpm -e VRTSnbpck

    Solaris

    pkgrm VRTSnbpck

  24. (該当する場合: Linux のみ): 次のコマンドを実行して、Veritas PDDE パッケージを削除します。

    rpm -e VRTSpddei

  25. PostgreSQL パッケージの削除

    rpm -e VRTSpostgresql.rpm

  26. Linux で NetBackup IT Analytics Data Collector を削除するには、次に示すスクリプトを実行します。

    /usr/openv/analyticscollector/UninstallerData/uninstall_dc.sh -r

    シンボリックリンクが /usr/openv/analyticscollector に存在する場合は削除します。

    何らかの理由で uninstall_dc.sh スクリプトが利用できない場合は、次の手順を実行します。

    1

    NetBackup IT Analytics Data Collector サービスを停止します。

    /usr/openv/analyticscollector/mbs/bin/aptare_agent stop
    systemctl stop aptare_kafka.service
    systemctl stop aptare_zookeeper.service
    systemctl disable aptare_zookeeper.service
    systemctl disable aptare_kafka.service

    2

    ファイルを削除します。/usr/openv/analyticscollector/ がシンボリックリンクの場合は、リンクをたどり、実際のインストールパスを特定します。

    rm -rf /usr/openv/analyticscollector/

    /usr/openv/analyticscollector/ がシンボリックリンクの場合は、DC の実際のインストールパスを削除します。

    rm -f /etc/systemd/system/aptare_kafka.service
    rm -f /etc/systemd/system/aptare_zookeeper.service
    systemctl daemon-reload
    rm -f /etc/init.d/aptare_agent

    3

    RC スクリプトが存在する場合は削除します。

    rm -f /etc/rc3.d/K*aptare_agent
    rm -f /etc/rc3.d/S*aptare_agent
    rm -f /etc/rc5.d/K*aptare_agent
    rm -f /etc/rc5.d/S*aptare_agent

    4

    システム上で有効になっている古いプロセスがある場合は、kill -9 pid コマンドを実行して停止します。

    ps -ef | grep aptare
    kill -9 pid
  27. /usr/openv ディレクトリを削除します。

    警告:

    使用する rm コマンドは、このコマンドを実行するコンピュータにインストールされているアドオン製品を削除します。

    • /usr/openv がシンボリックリンクであるかどうかを、次に示すコマンドで判定します。/usr/openv がシンボリックリンクである場合は、実際のパスをメモしておきます。このパスは後続のコマンドに必要です。

      file -h /usr/openv

      /usr/openv: symbolic link to /opt/openv

    • /usr/openv がシンボリックリンクの場合は、次に示すコマンドを実行します。

      cd /usr/openv

      このコマンドにより、シンボリックリンクが指すディレクトリ (/opt/openv など) に移動します。

      ls

      ディレクトリの内容をリストします。削除しようとしている内容を確認するには、この情報を確認します。

      警告:

      次の手順に進む前に、現在のディレクトリおよびサブディレクトリが削除対象であることを確認してください。異なるディレクトリを削除しないようにするには、前のコマンドを実行して現在のディレクトリを確認し、そのディレクトリ内のファイルを表示します。ディレクトリの場所と内容を確認したら、次のコマンドを使用してディレクトリを削除します。

      cd /

      ルートディレクトリに移動します。

      rm -rf directory

      directory 値には、file コマンドからの情報を入力します。このコマンドは、NetBackup バイナリを含んでいるディレクトリを削除します。

      例: rm -rf /opt/openv

      rm -f /usr/openv

      シンボリックリンクを削除します。

    • /usr/openv が実際のディレクトリの場合は、次に示すコマンドを実行します。

      rm -rf /usr/openv

      メモ:

      オペレーティングシステムによっては、/usr/openv ディレクトリを削除するために rmdir コマンドが必要になる場合もあります。

      rmdir /usr/openv

  28. Linux システムの場合のみ:

    起動スクリプトと停止スクリプトを変更した場合は、次のコマンドを実行します。

    /sbin/chkconfig --del netbackup

    Linux のディストリビューションによっては、起動とシャットダウンのスクリプトは削除済みである場合があります。

    NetBackup の起動と停止のスクリプトについてを参照してください。

  29. 表示されるスクリプトを削除します。オペレーティングシステムによっては、起動とシャットダウンのスクリプトは削除済みである場合があります。

    AIX システムの場合

    /etc/rc.netbackup.aix

    Linux Debian システムの場合

    /etc.init.d/netbackup
    /etc/rc0.d/K01netbackup
    /etc/rc1.d/K01netbackup
    /etc/rc2.d/S95netbackup

    Linux Red Hat システムの場合

    /etc/rc.d/init.d/netbackup
    /etc/rc.d/rc0.d/K01netbackup
    /etc/rc.d/rc1.d/K01netbackup
    /etc/rc.d/rc2.d/S77netbackup
    /etc/rc.d/rc3.d/S77netbackup
    /etc/rc.d/rc5.d/S77netbackup
    /etc/rc.d/rc6.d/K01netbackup

    次の起動スクリプトはサーバーでのみ実行され、NetBackup ファイバートランスポートがサーバーで有効になったときのみ表示されます。

    /etc/rc.d/init.d/nbftserver
    /etc/rc.d/rc0.d/K03nbftserver
    /etc/rc.d/rc1.d/K03nbftserver
    /etc/rc.d/rc2.d/S21nbftserver
    /etc/rc.d/rc3.d/S21nbftserver
    /etc/rc.d/rc5.d/S21nbftserver
    /etc/rc.d/rc6.d/K03nbftserver

    Linux SuSE システムの場合:

    /etc/init.d/netbackup
    /etc/init.d/rc0.d/K01netbackup
    /etc/init.d/rc2.d/S77netbackup
    /etc/init.d/rc3.d/S77netbackup
    /etc/init.d/rc5.d/S77netbackup
    /etc/init.d/rc6.d/K01netbackup

    次の起動スクリプトはサーバーでのみ実行され、NetBackup ファイバートランスポートがサーバーで有効になったときのみ表示されます。

    /etc/init.d/nbftserver
    /etc/init.d/rc2.d/K01nbftserver
    /etc/init.d/rc2.d/S05nbftserver
    /etc/init.d/rc3.d/K01nbftserver
    /etc/init.d/rc3.d/S05nbftserver
    /etc/init.d/rc5.d/K01nbftserver
    /etc/init.d/rc5.d/S05nbftserver

    その他のサーバーおよびクライアントの場合:

    /etc/init.d/netbackup
    /etc/rc0.d/K01netbackup
    /etc/rc1.d/K01netbackup
    /etc/rc2.d/S77netbackup

    次の起動スクリプトはサーバーでのみ実行され、NetBackup ファイバートランスポートがサーバーで有効になったときのみ表示されます。

    /etc/init.d/nbftserver
    /etc/rc0.d/K03nbftserver
    /etc/rc1.d/K03nbftserver
    /etc/rc2.d/S21nbftserver
  30. AIX システムの場合のみ:

    • /etc/inittab ファイルで、次の NetBackup のエントリを削除します。

      /etc/rc.netbackup.aix
    • /etc/rc.shutdown ファイルで、次の行を削除します。

      /etc/rc.netbackup.aix stop
  31. 次のとおり LiveUpdate コンポーネントを削除します。

    • 最初に、次のファイルを調べて NetBackup が LiveUpdate を使う唯一の製品であるかどうかを確認します。

      /etc/Product.Catalog.JavaLiveUpdate

    • NetBackup が現在 LiveUpdate を使用する唯一の製品である場合は、次のコマンドを実行します。

      /opt/Symantec/LiveUpdate/uninstall.sh -a

    • LiveUpdate が /opt/Symantec ディレクトリにインストールされている唯一の製品である場合は、次のファイルを削除します。

      rm -f /etc/Symantec.conf

      メモ:

      次の製品カタログファイルを削除する前に、空であることを確認してください。空のファイルのサイズは 0 バイトになります。製品カタログファイルが空でなければ、他の製品に必要であるため、ファイルを削除しないでください。

      rm -f /etc/Product.Catalog.JavaLiveUpdate

  32. root ユーザーアカウントに対する NetBackup-Java アプリケーションの状態データを削除するには、次のように適切なコマンドを実行します。

    警告:

    スラッシュ文字 (/) とピリオドまたはドット文字 (.) の間に空白を挿入しないでください (/.veritas)。これらの文字の間に空白があると、ルート階層下のすべてのファイルが削除されます。

    • すべてのリリースについて root ユーザーアカウントに対する NetBackup-Java アプリケーションの状態データを削除するには、次のコマンドを実行します。

      /bin/rm -rf /.veritas

    • 特定のリリースについて root ユーザーアカウントに対する NetBackup-Java アプリケーションの状態データを削除するには、次のコマンドを実行します。

      /bin/rm -rf /.veritas/java/version

      version は 6 桁の NetBackup バージョン番号です。たとえば、アップグレードが適用されていない NetBackup バージョン 8.0 は 800000 として入力します。

  33. NetBackup-Java ユーザーに、$HOME/.veritas ディレクトリが削除可能であることを通知します。

    $HOME/.veritas$HOME/.veritas/java ディレクトリには、ユーザーが NetBackup-Java アプリケーションを終了するときに保存されるアプリケーションの状態情報が含まれます。保存される情報には、表の列の順序とサイズが含まれます。この処理によって、このディレクトリが削除されます (ルートユーザーのみ)。

    $HOME/.java/.userPrefs/vrts に存在する $HOME/.veritas/java/.userPrefs/vrts サブディレクトリは削除してもかまいません。

  34. NetBackup アクセス制御機能が有効になっている場合、NetBackup によってクライアントおよびサーバーにいくつかのファイルが配置されます。これらのファイルは、次のカテゴリに分類されます。
    • NetBackup アプリケーションの一時ファイル

      このファイルは、NetBackup とともに削除されます。

    • 個々のユーザーのキャッシュファイル

      これらのキャッシュファイルは、$HOME/.vxss ディレクトリに存在します。このディレクトリを削除できることをすべてのユーザーに通知します。

      ファイルは、NetBackup 管理コンソールでのシングルサインオン操作によってのみ、コンソールが実行されているホスト上の /.vxss ディレクトリに生成されます。これらのファイルは、終了機能を実行すると、NetBackup 管理コンソールによって削除されるため、通常、このディレクトリには一時ファイルは格納されません。ただし、システムがクラッシュした場合、このディレクトリのファイルは削除されません。データを損失せずにこれらのファイルを安全に削除するには、コンソールを停止してください。

      また、NetBackup では、クライアントとサーバーの NetBackup アプリケーションのキャッシュ済みの証明書も作成されます。これらのファイルは、/.vxss ディレクトリに存在します。通常、これらのファイルには、ネットワークインターフェースの DNS エントリとの一貫性がある名前 (たとえば、machine.company.com) が付けられます。次に、ディレクトリエントリの例を示します。

      /usr/openv/var/vxss/credentials/machine.company.com

      /usr/openv/var/vxss/credentials/dhcp

      これらのファイルは、bpnbat -LoginMachine コマンドを実行すると、作成されます。このコンピュータに、後で NetBackup の再インストールを行う予定がある場合は、次のいずれかを実行します。

      • 証明書を vxss/credentials ディレクトリに保持します。

      • 証明書を保持しない場合は、Root+AB ブローカーで最初に設定されたコンピュータの ID パスワードを入力する必要があります。または、再インストール時に、Root+AB ブローカーでパスワードをリセットすることもできます。

      Root+AB ブローカーについて詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。

      NetBackup アクセス制御機能およびその削除方法について詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。