Enterprise Vault™ 導入/計画
- このマニュアルについて
- 概要
- Enterprise Vault の概要
- Enterprise Vault の仕組み
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- Enterprise Vault の管理
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- Exchange パブリックフォルダアーカイブ
- ファイルシステムアーカイブ
- Microsoft SharePoint サーバーのアーカイブ
- Domino メールボックスアーカイブ
- Domino ジャーナルアーカイブ
- SMTP アーカイブ
- Microsoft Teams アーカイブ
- Skype for Business アーカイブ
- Enterprise Vault Accelerator
- 耐性のある構築
- コンポーネントのインストール計画
- Enterprise Vault のサービスとタスクの設定先
- クライアントコンポーネントのインストール計画
- アーカイブ戦略の計画
- ユーザーメールボックスに対するアーカイブポリシーの定義方法
- Exchange パブリックフォルダのアーカイブ戦略の計画方法
- 保持カテゴリの設定を計画する方法
- ボルトストアおよびパーティションの計画方法
- Enterprise Vault のレポートについて
- Enterprise Vault Usage Analyzer
Indexing Service のインストールを計画する方法
Enterprise Vault サイトごとに 1 つ以上の Indexing Service が必要です。ただし、1 台のコンピュータにインストールできる Indexing Service の数は 1 つのみです。Enterprise Vault サイトに複数の Indexing Service をインストールする場合は、それぞれ異なるコンピュータにインストールしてください。通常、Indexing Service を Storage Service と同じコンピュータにインストールするのが最良の方法です。
メモ:
Indexing Service が正しく機能するために、年の形式がグレゴリオ暦に該当するコンピュータにインストールする必要があります (現在 2024)。たとえば、コンピュータのグレゴリオ暦をタイの暦に設定すると、Indexing Service が失敗します。これは、タイ太陽暦の現在の年が、サービスがサポートする日付範囲から外れるために発生します。
大規模な配備または分散型の配備では、インデックスサーバーグループを使用してインデックス付けの負荷を分散することを検討してください。関連付けられたストレージおよび Indexing Service は、同じ場所に配置するか、高速接続で通信できるようにします。
Indexing Service を使うと、多数のアーカイブのインデックスを同時に管理でき、インデックスが複数の Storage Service 上の異なるボルトストアに格納されている場合でも、管理可能です。Indexing Service に割り当てられたインデックスの場所には、インデックスデータを保存するのに十分なディスク領域が必要です。
インデックスは、次のように構成されます。
各アーカイブに独自の Elasticsearch インデックスがあります。
各 Elasticsearch インデックスには、複数のアーカイブのデータを含めることができます。
Elasticsearch インデックスは、次のしきい値を満たすとロールオーバーされる場合があります。
インデックスごとのアーカイブ数
シャードの合計のサイズ制限
スナップショットの作成は、Elasticsearch インデックスに推奨されるバックアップ方式です。
詳しくは、https://www.veritas.com/support/en_US/article.100051446 を参照してください。
設定時に、インデックスボリュームを作成するインデックスの場所を指定します。Enterprise Vault 14.2 以降、指定できるインデックスの場所は 1 つだけです。拡張可能なインデックスの場所を設定することをお勧めします (この場所は、エラーメッセージや診断メッセージで「インデックス root パス」と呼ばれることもあります)。
インデックスサーバーグループを作成する場合、関連付けられたボルトストアのインデックス付けは、そのグループ内のすべてのインデックスサーバーで共有されます。インデックスボリュームは、グループ内のインデックスサーバーに割り当てられた複数の場所に分散します。
インデックスレベルを使って、アーカイブ内のアイテムに対してインデックスが設定される情報の量を選択できます (インデックスレベルには、簡略と完全があります)。たとえば、Compliance Accelerator や Discovery Accelerator を使って、アイテム内容のフレーズ検索を行えるようにする場合には、「完全」を使います。
1 つのアイテムに対してインデックスされる情報が多いほど、アイテムの検索が容易になります。ただし、1 つのアイテムに対してインデックスが作成される情報が多いほど、インデックスを格納するために必要なディスク領域が増加します。アイテムのインデックスデータのサイズは、インデックスレベルによって異なります。
表: インデックスデータの概算サイズ に、インデックスの概算サイズを、インデックスレベルごとのアイテムの、アーカイブされていないアイテムのサイズに対する割合で示します。
表: インデックスデータの概算サイズ
インデックスレベル |
概算サイズ |
---|---|
簡略 |
4% |
完全 |
8% |
したがって、ボルトストアが数百 GB (または TB) もの領域を占めている場合、インデックスに GB (または数十 GB) の領域が必要となることが予想されます。