Enterprise Vault™ 導入/計画

管理者は、次の方法で PST ファイルの内容を Enterprise Vault に移行できます。

• ウィザードを使った移行 - PST ファイルの数が少ない場合には、ウィザードを使うと Enterprise Vault へ簡単かつ迅速にファイルを移行できます。

• スクリプトによる移行 - この機能は、Enterprise Vault Policy Manager によって提供されています。多数の PST ファイルを移行する場合に最適な方法です。この方法は、移行ウィザードを使うよりも柔軟性に優れています。

• 検索移行型ツール。このツールは、ユーザーのコンピュータ上で PST ファイルの場所を検索し、それらのファイルを集中管理する場所にコピーしてから移行します。PST 検索中に含む、または除外する特定のパスを設定できます。検索移行型ツールは、ユーザーのコンピュータから PST ファイルを収集する手間を最小限に抑えるように設計されており、手動での作業が最小限で済みます。

• クライアント主導型移行 - Enterprise Vault Outlook アドインを設定して、ユーザー独自の PST 移行を実行できます。この場合の基礎となる機構は検索移行型ツールですが、ユーザーは移行する自分の PST ファイルをキューに入れることができます。たとえば、ノートパソコンを使い、週に 1、2 回しか出社しないため、他の方法によって自分の PST ファイルを取得することが難しいユーザーがいる場合などに便利です。