Enterprise Vault™ 導入/計画

Enterprise Vault には、PST ファイルの内容をアーカイブに移行 (インポート) するために次のツールが提供されています。

• 検索移行型ツール - ユーザーのコンピュータ上で PST ファイルの場所を検索し、それらのファイルを集中管理する場所にコピーしてから移行します。移行する PST ファイルの数が多い場合には、検索移行型ツールを使うと、手動での作業が最小限で済みます。

• クライアント主導型移行 - これは検索移行型ツールと似ていますが、PST ファイルの検索と PST を収集する領域への送信は、Enterprise Vault サーバーのタスクではなく、ユーザーのコンピュータによって自動的に実行されます。

• Policy Manager を使ったスクリプトによる移行 - これは多数の PST ファイルを移行する場合に最適ですが、集中管理する場所に PST ファイルを収集する必要があります。

• PST 移行ウィザードを使った移行 - PST ファイルの数が少ない場合には、ウィザードを使うと Enterprise Vault へ簡単かつ迅速にファイルを移行できます。

検索移行型ツールは、Enterprise Vault の次の種類のタスクで構成されます。

• 検索タスク。このタスクは、ネットワークを検索してコンピュータと PST ファイルを見つけます。PST 検索中に含む、または除外する特定のパスを設定できます。Enterprise Vault サイトには、1 つの検索タスクのみインストールできます。

• 収集タスク。このタスクは、検索タスクが見つけた PST ファイルを、集中管理する保存用フォルダに移動して移行の準備を完了します。複数の収集タスクを Enterprise Vault サイトにインストールできます。

• 移行タスク。このタスクは、保存用フォルダの PST ファイルの内容を Enterprise Vault のアーカイブに移行します。複数の移行タスクを Enterprise Vault サイトにインストールできます。