Veritas InfoScale™ 8.0 インストールガイド - Solaris
- 第 I 部 計画および準備
- Veritas InfoScale の概要
- Veritas InfoScale のライセンス
- システム必要条件
- インストール準備
- プライベートネットワークの設定
- 共有ストレージの設定
- SF Oracle RAC と SF Sybase CE のシステムのインストール手順の計画
- 第 II 部 Veritas InfoScale のインストール
- 第 III 部 Veritas InfoScale のアンインストール
- インストーラの使用による Veritas InfoScale のアンインストール
- 応答ファイルの使用による Veritas InfoScale のアンインストール
- 第 IV 部 インストールの参考情報
ネットワーク設定の計画
耐障害性に優れたネットワークセットアップを行うために、次の方法をお勧めします。
複数の専用ギガビットイーサネットリンク上でプライベートクラスタ相互接続を設定します。NIC (ネットワークインターフェースカード)、スイッチ、相互接続などの単一障害点をすべて取り除く必要があります。
プライベートクラスタ相互接続に使われる NIC は、すべてのノードで速度、MTU、全二重に関して同じ特性を備えている必要があります。NIC とスイッチポートが速度を自動的にネゴシエートできないようにします。
プライベートクラスタ相互接続に対してルーティング不能な IP アドレスを設定します。
LLT のピア無効タイムアウトのデフォルト値は 16 秒です。
SF Oracle RAC の場合: キャンパスクラスタの設定の場合、値はサービス可用性の必要条件とクラスタノード間の伝播遅延に基づいて設定する必要があります。LLT のピア無効タイムアウト値は、あるノードの Veritas InfoScale が、他のノードからのネットワーク通信 (ハートビート) がない場合に、クラスタ停止状態にある該当のノードを宣言した後からの間隔を示します。
Veritas InfoScale が 600 秒の場合の CSS miss-count のデフォルト値です。ネットワークのスプリットブレインが発生した場合に 2 つの Clusterware (VCS Clusterware と Oracle Clusterware) がどのノードをクラスタに残すかについての互いの決定に干渉しないように、このパラメータの値は LLT のピア無効タイムアウトよりも大幅に高くなるようにします。Veritas I/O フェンシングが残すノードについて最初に決定することができ、その後に Oracle Clusterware が続きます。CSS miss-count 値は、相互接続での応答に失敗した場合に、もう 1 つのノードをクラスタから退去させるまで Oracle Clusterware が待機する時間を示します。
詳しくは、Oracle Metalink ドキュメント: 782148.1 を参照してください。