Veritas InfoScale™ 8.0 インストールガイド - Solaris
- 第 I 部 計画および準備
- Veritas InfoScale の概要
- Veritas InfoScale のライセンス
- システム必要条件
- インストール準備
- プライベートネットワークの設定
- 共有ストレージの設定
- SF Oracle RAC と SF Sybase CE のシステムのインストール手順の計画
- 第 II 部 Veritas InfoScale のインストール
- 第 III 部 Veritas InfoScale のアンインストール
- インストーラの使用による Veritas InfoScale のアンインストール
- 応答ファイルの使用による Veritas InfoScale のアンインストール
- 第 IV 部 インストールの参考情報
CVM 上の Oracle RAC ASM の計画
Oracle RAC ASM が提供するストレージサポートに関する次の情報を確認してください。
ASM のサポート対象 | ASM では、データファイル、制御ファイル、オンライン REDO ログ、アーカイブログファイル、バックアップファイル用のストレージが提供されます。 Oracle RAC 11g リリース 2 以降、ASM は OCR と投票ディスク用のストレージもサポートします。 |
ASM のサポート対象外 | Oracle RAC 11g リリース 2 以降のバージョン: ASM では、ASM 上の Oracle バイナリ、トレースファイル、警告ログ、エクスポートファイル、tar ファイル、コアファイル、アプリケーションバイナリをサポートしていません。 |
次の方法により、高可用性を実現し、パフォーマンスを向上させることができます。
ASM ディスクグループの作成に、動的マルチパス機能を備えた CVM ミラーボリュームを使用します。 ASM ディスクグループの作成中に外部冗長性を選択してください。
ASM 用の CVM RAW ボリュームは、ASM のためにのみ使用する必要があります。 これらのボリュームをほかの目的(ファイルシステムの作成など)で使わないでください。 ASM で使用する CVM RAW ボリューム上にファイルシステムを作成すると、データが破損することがあります。
データベースが ASM で作成されるときに Veritas ODM ライブラリをリンクさせないでください。 ODM は Veritas File System に存在するデータファイルのディスク管理インターフェースです。
少なくとも 2 つの Oracle RAC ASM ディスクグループを使います。 1 つ目のディスクグループには、データファイル、1 組の REDO ログ、1 組の制御ファイルを格納します。 2 つ目のディスクグループには、フラッシュリカバリ領域、アーカイブログ、2 組目の REDO ログと制御ファイルを格納します。
詳しくは、ASM のベストプラクティスに関する Oracle RAC のマニュアルを参照してください。
DMP メタノードを ASM ディスクグループを作成するための ASM ディスクとして設定しないでください。 DMP メタノードへのアクセスは、CVM を介して行われるように設定する必要があります。
DMP をクラスタ内のほかのマルチパスソフトウェアと組み合わせないでください。
I/O フェンシング用に設定されたコーディネータディスクを ASM ディスクとして使わないでください。 I/O フェンシングディスクは、データのインポートや使用には利用できません。
特定の ASM ディスクグループに提供するボリュームは、同じ速度とタイプにしてください。