Veritas InfoScale™ 8.0 インストールガイド - Solaris
- 第 I 部 計画および準備
- Veritas InfoScale の概要
- Veritas InfoScale のライセンス
- システム必要条件
- インストール準備
- プライベートネットワークの設定
- 共有ストレージの設定
- SF Oracle RAC と SF Sybase CE のシステムのインストール手順の計画
- 第 II 部 Veritas InfoScale のインストール
- 第 III 部 Veritas InfoScale のアンインストール
- インストーラの使用による Veritas InfoScale のアンインストール
- 応答ファイルの使用による Veritas InfoScale のアンインストール
- 第 IV 部 インストールの参考情報
vxlicinstupgrade ユーティリティについて
vxlicinstupgrade ユーティリティでは、次のタスクを実行できます。
別の Veritas InfoScale ライセンスへのアップグレード
キーレスライセンスから永続ライセンスへの更新
複数のライセンスの共存を管理する
vxlicinstupgrade ユーティリティを実行すると、次のチェックが行われます。
現在のライセンスキーがキーレスまたは永続ライセンスで、かつユーザーが同じ製品のキーレスまたは永続ライセンスをインストールしているかどうか。
例: 8.0 の Foundation キーレスライセンスキーをシステムにすでにインストールしている場合にユーザーが別の 8.0 の Foundation キーレスライセンスキーをインストールしようとすると、vxlicinstupgrade ユーティリティによって次のエラーメッセージが表示されます。
vxlicinstupgrade WARNING: The input License key and Installed key are same.
現在のキーがキーレスで、新しく入力されたライセンスキーファイルが同じ製品の永続ライセンスであるかどうか。
例: 8.0 の Foundation キーレスライセンスキーをシステムにすでにインストールしている場合にユーザーが 8.0 の Foundation 永続ライセンスキーファイルをインストールしようとすると、vxlicinstupgrade ユーティリティは
/etc/vx/licenses/lic
に新しいライセンスをインストールし、8.0 の Foundation キーレスキーは削除されます。Veritas InfoScale の vxlicinstupgrade ユーティリティは、7.4 より前のバージョンで使用されるテキストベースのライセンスキーの管理をサポートしていません。
現在のキーが古いバージョンで、ユーザーが新しいバージョンのライセンスキーをインストールしようとしているかどうか。
例: 7.0 の Storage ライセンスキーをシステムにすでにインストールしている場合にユーザーが 8.0 の Storage ライセンスキーをインストールしようとすると、vxlicinstupgrade ユーティリティは
/etc/vx/licenses/lic
に新しいライセンスをインストールし、7.0 の Storage キーは削除されます。
メモ:
アップグレード中に手動でライセンスキーファイルを登録する場合は、vxlicinstupgrade コマンドを使用する必要があります。インストーラのスクリプトを使用してキーを登録する場合は同じ手順が自動的に実行されます。