NetBackup™ 状態コードリファレンスガイド
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NetBackup の状態コード: 25
説明: 特定の操作のために他のプロセスに接続中、プロセスでタイムアウトになりました。このエラーは、起動されていない NetBackup Request デーモン (bprd) または NetBackup Database Manager デーモン (bpdbm) に対して、プロセスによる接続が試行されたときに発生する場合があります。(Windows の場合にはこれらのデーモンは、NetBackup Request Manager サービスと NetBackup Database Manager サービスです。)
また、ネットワークまたはサーバーの負荷が大きいために応答時間が長くなる場合、あるいは NetBackup の評価版のライセンスキーの期限が切れている場合にも発生します。ただし、このエラーの最も一般的な原因は、ホスト名解決の問題です。
RHV の場合、仮想化サーバーに接続できないときにエラーが発生する可能性があります。
VMware の場合、機能 VIRTUALIZATION_HOSTS_SECURE_CONNECT_ENABLED が有効で、仮想化サーバーの CA 証明書が ECA の構成済みトラストストアに追加されていないときにこのエラーが発生する可能性があります。
ネットワーク接続の問題、または pbx_exchange などの必要なプロセスが実行されていないことによって引き起こされるこのエラーの原因としては、他に次のことが考えられます。
nbjm がメディアサーバー上の bpcd に接続できない。
nbpem が nbproxy に接続できない。
メディアサーバー上の bptm がマスターサーバー上の nbjm に接続できない。
即時バックアップ操作を実行できない。
これらのエラーは、ネットワーク接続の問題、または pbx_exchange などの必要なプロセスが実行されていないことによって引き起こされます。
推奨処置: 必要に応じて次の操作を実行します。
bpcompatd、vnetd および Private Branch Exchange (PBX) が実行中であることを確認します。PBX の起動方法に関する情報を参照できます。
『NetBackup トラブルシューティングガイド』の「PBX の問題の解決」を参照してください。
次の情報は UNIX または Linux の NetBackup マスターサーバーにのみ適用されます。
bprd および bpdbm プロセスが実行中であることを確認します。実行中でない場合、これらのプロセスを起動します。Windows のマスターサーバーの場合には、NetBackup Request Manager サービスと NetBackup Database Manager サービスが実行中であることを確認します。実行中でない場合、これらのサービスを起動します。
これらのプロセスまたはサービスが実行中である場合、失敗したときの[すべてのログエントリ (All Log Entries)]レポートを確認して、その失敗した位置を判断します。
次のいずれかを実行します。
レポートを参照できない場合またはレポートの参照時にcannot connect on socketというエラーが表示される場合には、NetBackup Database Manager サービスまたはデーモンが実行中であることを再度確認します。次に、bpdbm のデバッグログディレクトリを作成して、操作を再試行し、デバッグログの結果を確認します。
レポートを参照し、この問題に関連するエントリが見つからない場合には、エラーが最初に表示されたときに実行中であった関連プロセスのデバッグログディレクトリを作成します。(多くの場合、このプロセスは bpbrm です。) その後、操作を再試行して、デバッグログの結果を確認します。
サーバーリストによって適切なマスターサーバーが指定されていることを確認します。
次の説明は、Windows システムだけに適用されます。
マスターサーバーは、[NetBackup マシンおよびポリシー形式の指定 (Specify NetBackup Machines and Policy Type)]ダイアログボックスの[バックアップおよびリストアに使用するサーバー (Server to use for backups and restores)]ドロップダウンメニューで指定します。このダイアログボックスを表示するには、バックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースを起動し、[NetBackup マシンおよびポリシー形式の指定 (Specify NetBackup Machines and Policy Type)]を[ファイル (File)]メニューから選択します。
次の情報は UNIX と Linux システムにのみ適用されます。
マスターサーバーは SERVER ファイル内の最初の
SERVER
エントリです。Veritas Technical Support Web サイトで、NetBackup の推奨パッチがすべてインストールされていることを確認します。
ユーザー主導バックアップをクライアントから実行したときに失敗した場合、ユーザー主導バックアップのスケジュールが、マスターサーバーに存在することを確認します。
NetBackup Database Extension を使用している場合は、次のようにします。
該当するデータベース製品が、NetBackup によってクライアントの進捗ログに書き込みを行うことができる適切な権限を所有していることを確認します。
次の説明は、UNIX システムだけに適用されます。
メディアサーバーで shutdown スクリプトを実行したときに bpdbm が終了していた場合、
K77netbackup
スクリプトを注意深く確認してください。そこにはこの問題を回避する方法の詳細が含まれています。このスクリプトは、/usr/openv/netbackup/bin/goodies
に存在します。
UNIX または Linux のマスターサーバーのサーバーリストを変更する場合には、その変更を有効にするために、NetBackup Request デーモン (bprd) と NetBackup Database Manager デーモン (bpdbm) を停止し、再起動します。Windows の場合、NetBackup Request Manager サービスおよび NetBackup Database Manager サービスを停止し、再起動します。
services
ファイルを確認します。次の説明は、UNIX システムだけに適用されます。
/etc/services
ファイル (および NIS を使用する場合は NIS サービス) に、NetBackup サービス bpcd、bpdbm および bprd のエントリが存在することを確認します。
Windows の場合、
%SystemRoot%\system32\drivers\etc\services
ファイルに、bpcd、bpdbm および bprd の正しいエントリが存在することを確認します。また、次の数が
services
ファイルの設定と一致していることを確認します。[NetBackup Client サービスポート (NetBackup Client Service Port)]と[NetBackup Request サービスポート (NetBackup Request Service Port)]([ネットワーク (Network)]タブを[NetBackup クライアントのプロパティ (NetBackup Client Properties)]ダイアログボックス内)。このダイアログボックスを表示するには、バックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースを起動し、[ファイル (File)]メニューから[NetBackup クライアントのプロパティ (NetBackup Client Properties)]を選択します。[ネットワーク (Network)]タブの値は、NetBackup Client Service が起動されるとservices
ファイルに書き込まれます。『NetBackup トラブルシューティングガイド』の「NetBackup のホスト名およびサービスエントリの検証」を参照してください。
Sun Solaris の場合、オペレーティングシステムのすべてのパッチがインストールされていることを確認します。
『NetBackup リリースノート』の操作上の注意事項に関する項を参照してください。
Windows の場合、推奨の Service Pack がインストールされていることを確認します。
NetBackup の基本ライセンスキーの期限が切れている場合、デーモン (bprd、bpdbm など) は、NetBackup サーバーで停止します。これらのデーモンが実行中でない場合、管理コンソールで状態コード 25 のエラーが発生する場合があります。NetBackup の有効な基本ライセンスキーをインストールし、デーモンを再起動した後、コンソールを再起動してください。
NetBackup Snapshot Client では、次のことが適用されます。メディアサーバー上に多数のデバイスが構成されている場合、bptpcinfo コマンドによる
3pc
ファイルの生成に長い時間がかかります。初めてバックアップを実行する場合、バックアップが失敗し、状態コード 25 が表示されることがあります。/usr/openv/volmgr/database/3pc.conf
ファイルが存在することを確認してください。存在する場合は、バックアップを再度実行します。バックアップが再度失敗したら、bptpcinfo を手動で実行して3pc
ファイルを生成し、その後バックアップを再度実行します。自動イメージイメージレプリケーション (A.I.R.) のシナリオでは、8.1 と 8.0 のマスター サーバー間の信頼関係を確立した後に NetBackup で安全でない通信を無効にすると、エラーが発生する場合があります。ホストの接続を続行する場合は、次のいずれかの操作を行います。
マスターサーバーホスト上の NetBackup 管理コンソールで、[セキュリティ管理 (Security Management)]、[グローバルセキュリティ (Global Security)]、[安全な通信 (Secure Communication)]、[NetBackup 8.0 以前のホストとの安全でない通信を有効にする (Enable insecure communication with NetBackup 8.0 and earlier hosts)]オプションの順に選択します。
nbseccmd -setsecurityconfig -insecurecommunication on コマンドを指定します。
RHV:
RHV クレデンシャルが正しく、仮想化サーバーにアクセスできることを確認します。
VMware の場合:
VIRTUALIZATION_HOSTS_SECURE_CONNECT_ENABLED オプションが有効な場合、証明書と CRL の配置を確認する必要があります。VMware 仮想化サーバー (vCenter、ESX、ESXi) の証明書と CRL が、ECA の構成済みトラストストアと CRL パスにそれぞれ追加されていることを確認します。
証明書と CRL ファイルが正しい形式で、トラストストアファイルと CRL ファイルが破損していないことを確認します。
仮想化サーバーでサポートされるのは、ファイルベースのトラストストアと Windows トラストストアの PEM 証明書形式のみです。P7b または DER 形式のファイルベースのトラストストアは、サポートされません。この機能が有効な場合、証明書 ECA ストアは、Windows 証明書ストアかファイルベースの PEM 形式ストアである必要があります。
Nutanix AHV の場合:
NetBackup トラストストアに、CA 証明書が追加されたことを確認します。詳しくは、『Nutanix AHV 管理者ガイド』を参照してください。
この状態コードに関するVeritas Technical Support Web サイトのテクニカルノートとその他の情報を表示するには、ここをクリックしてください。