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NetBackup™ 状態コードリファレンスガイド

Last Published: 2022-01-21

Product(s): NetBackup (9.1)

NetBackup の状態コード: 5982

メッセージ: 証明書失効リスト (CRL) を使用できません。(The certificate revocation list (CRL) is unavailable.)

説明: NetBackup CA が署名した証明書が通信に使用されている場合、次の理由によりこのエラーが発生することがあります。

(シナリオ 1) NetBackup Web サービスがまだ CRL を生成していない。NetBackup Web サービスは、起動時に新しい CRL を生成しようとします。CRL が生成されていない場合、次のいずれかを意味します。CRL を作成中であるか、CRL 生成に問題があります。
(シナリオ 2) 現在のドメイン用にキャッシュされた CRL がホストにない。

外部 CA が署名した証明書が通信に使用されている場合。

(シナリオ 3) NetBackup が正しい CRL パスで構成されていない、または証明書に有効な CRL 配布ポイント (CDP) が含まれていない。
(シナリオ 4) NetBackup CRL キャッシュにキャッシュされた CRL がホストにない。

推奨処置: 必要に応じて次の操作を実行します。

シナリオ 1 の場合、次を行います。

コマンドまたは操作を再試行します。
nbatd がマスターサーバーで実行していることを確認し、操作を再試行します。
マスターサーバー上でサービスを再起動し、操作を再試行します。
マスターサーバーで、NetBackup サーバーの nbwebservice の統合ログ (すべての OID) を調べます。
マスターサーバーと、エラーが発生したホストで、nbatd の統合ログ (OID 18) を調べます。

シナリオ 2 の場合、次を行います。

マスターサーバーで次のコマンドを実行して、操作を再試行します。
./nbcertcmd -getCrl -server master server name
通信するすべてのホストで、nbpxyhelper の統合ログ (OID 486) を調べる
エラーが発生したホストで、nbcertcmd のレガシーログを調べる

(シナリオ 3) NetBackup が正しい CRL パスで構成されていない、または証明書に有効な CDP が含まれていない。
- ECA_CRL_PATH の設定が NetBackup 構成ファイルで指定されている場合は、次を確認します。
  - ECA_CRL_PATH に正しい CRL ディレクトリのパスが設定されている。
  - CRL ディレクトリに、(ECA_CRL_CHECK 設定に従って) すべての必要な証明書の発行者の CRL が含まれている。
  - CRL が PEM または DER 形式である。
  - CRL の期限が切れていない。
  - CRL の最終更新日が将来の日付ではない。
- CDP を使用し、該当する場合は、次の操作を行います。
  - あらゆる理由の無効化の情報を含む CRL を指す、1 つ以上の CDP (HTTP または HTTPS プロトコルを使用) が証明書にあることを確認する。
  - CDP の URL がアクセス可能である。

(シナリオ 4) NetBackup CRL キャッシュにキャッシュされた CRL がホストにない。
- NetBackup 構成ファイルで ECA_CRL_PATH 設定が指定されている場合、通信するすべてのホストで次のコマンドを実行し、操作を再試行します。
```
./nbcertcmd -updateCRLCache
```
- bpclntcmd が実行中の場合は終了させて (bpclntcmd -terminate)、この操作を再試行します。
  - VERBOSE と ENABLE_NBCURL_VERBOSE (0|1) を設定します。
  - bpclntcmd のログを調べます。
- 通信するすべてのホストで、nbpxyhelper の統合ログ (OID 486) を調べる
- エラーが発生したホストで、nbcertcmd のレガシーログを調べる

この状態コードに関するVeritas Technical Support Web サイトのテクニカルノートとその他の情報を表示するには、ここをクリックしてください。