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NetBackup™ for VMware 管理者ガイド

Last Published: 2023-12-28

Product(s): NetBackup (10.3)

VMware 向け試用版バックアップ

VMware 向け試用版バックアップでは、バックアップ構成の大まかな検証を実行できます。仮想マシン向けの試用版バックアップ操作では、次のような特定の操作を実行します。

検出
クレデンシャルの検証
スナップショット
いくつかのファイルのマッピング (ポリシーでファイルリカバリ有効化オプションを選択した場合)。
仮想マシンのディスクごとの限定されたバイト数のデータの (メディアサーバーへの) 転送のテスト。

メモ:

VMware の試用版バックアップのサポートは、API 呼び出しからのみ利用できます。

次の API を入力パラメータ trialBackup : true と組み合わせて使用することで、VMware ポリシーの試用版バックアップを開始できます。

試用版バックアップ API を呼び出す前に、作成したポリシーで必要なポリシー構成を定義する必要があります。

API : /admin/manual-backup

メソッド: POST

例: 要求本文

{
 "data": {

               "type":"backupRequest",

               "attributes": {

                   "policyName": "vmware_test",

                   "trialBackup" : true

               }  

     }

}

バックアップジョブは［試用版バックアップ (Trial Backup)］として表示されます。

注意:

trialBackup は省略可能なパラメータで、デフォルト値は false です。
試用版バックアップはリカバリできません。［イメージクリーンアップ (Image Clean up)］ジョブは、試用版バックアップ操作中に転送されたテストデータをクリーンアップします。
試用版バックアップ機能は、VADP (VMware vStorage API for Data Protection) ベースのバックアップの VMware ポリシーでのみサポートされます。Microsoft Exchange、SharePoint、SQL Server とのアプリケーション統合は検証されません。
VMware エージェントのリソース制限は、試用版バックアップにも適用されます。
試用版バックアップでは、検出のための vCenter への問い合わせなどでリソースが消費され、短期間のスナップショットが作成される場合があります。
試用版バックアップは既存のスケジュールや増分バックアップチェーンに影響しません。ただし、検出やスナップショットのために vCenter などの VMware リソースに影響する場合があります。