NetBackup™ Web UI 管理者ガイド

bpcatlist

bpcatlist コマンドでは、カタログデータの問い合わせが行われます。次に、bpcatlist は選択したパラメータに基づいてカタログの一部を表示します。たとえば、日付、クライアント、ポリシー、スケジュール名、バックアップ ID、バックアップイメージの作成日時、バックアップイメージの日付範囲などを選択できます。bpcatlist では、一致したイメージのイメージ概略情報が、書式化されて標準出力に出力されます。

他のすべてのカタログアーカイブコマンド (bpcatarc、bpcatrm および bpcatres) は、パイプコマンドを介した bpcatlist からの入力に依存します。

たとえば、2012 年 1 月 1 日より前に作成されたすべての .f ファイルのアーカイブ (バックアップおよび削除) を行うには、次のように入力します。

bpcatlist -client all -before Jan 1 2012 | bpcatarc | bpcatrm

bpcatlist は、状態情報を取得する場合にも使用します。

次の bpcatlist 出力の例では、10 月 23 日以降に行われた、クライアント alpha のすべてのバックアップが示されます。

# bpcatlist -client alpha -since Oct 23
Backupid         Backup Date           ...Catarcid  S C Files file
alpha_097238 Oct 24 10:47:12 2012 ... 973187218 1 0 alpha_097238_UBAK.f
alpha_097233 Oct 23 22:32:56 2012 ... 973187218 1 0 alpha_097233_FULL.f
alpha_097232 Oct 23 19:53:17 2012 ... 973187218 1 0 alpha_097232_UBAK.f

詳しくは、『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください。

bpcatarc

bpcatarc コマンドでは、bpcatlist からの出力が読み込まれ、.f ファイルの選択されたリストのバックアップが行われます。.f ファイルのバックアップが正常に行われると、イメージファイルの［catarcid］フィールドにカタログアーカイブ ID が入力されます。.f ファイルのアーカイブを行うには、catarc という名前のポリシーが必要です。このポリシーは、［ユーザーバックアップ (User Backup)］形式のスケジュールに基づいたものです。catarc のスケジュールの時間帯には、bpcatarc コマンドが実行される時間を含める必要があります。

bpcatrm

bpcatrm コマンドでは、bpcatlist または bpcatarc からの出力が読み込まれます。イメージファイルに有効な catarcid エントリが存在する場合、選択されたイメージ ファイルがオンラインカタログから削除されます。bpcatrm.f

bpcatrm では、以前に .f ファイルが catarc ポリシーを使用してバックアップされていない場合、このファイルは削除されません。

bpcatres

bpcatres コマンドを使用してカタログをリストアします。bpcatres コマンドでは、bpcatlist からの出力が読み込まれ、アーカイブ済みの選択された .f ファイルがカタログにリストアされます。例:

bpcatlist -client all -before Jan 1 2012 | bpcatres