Symantec NetBackup™ コマンドリファレンスガイド
- 概要
- 付録 A. NetBackup コマンド
名前
configurePorts — マスターサーバーの Web Services Layer (WSL) アプリケーション用の Web ポートを設定します
概要
configurePorts -httpPort http_port | -httpsPort https_port | -shutdownPortshutdown_port
configurePorts -autofindports value
configurePorts -overrideCluster value
UNIX システムでは、このコマンドのディレクトリパスは /usr/openv/netbackup/wmc/bin/install/configurePorts\
です。
Windows システムでは、このコマンドのディレクトリパスは install_path\NetBackup\wmc\bin\install\configurePorts\
です。
機能説明
NetBackup plug-in for VMware vCenter には仮想マシンをリストアするための NetBackup リカバリウィザードが含まれています。NetBackup リカバリウィザードはマスターサーバーの Web Services Layer (WSL) アプリケーションに対する Web ポートの適切な設定を必要とします。正しいポート設定が行われないと、そのマスターサーバーによってバックアップされた仮想マシンをリストアするためのプラグインを承認できません。
Web ポート (http、https、およびシャットダウン) がマスターサーバーで正しく設定されていない場合は、configurePorts コマンドを使用して手動でポートを設定します。configurePorts コマンドは一度に 1 つのポートのみを設定できます。
このコマンドを実行するには、管理者権限が必要です。
オプション
- -autofindports
有効な値は、true および false です。
- -httpPort http_port_number
http のポート番号を指定します。
- -httpsPort https_port_number
https のポート番号を指定します。
- -overrideCluster value
クラスタ化されたマスターサーバー用クラスタのすべてのノードで使われるポートを上書きします。有効な値は、true および false です。
このオプションは共有ディスクの次のファイルを更新します。
Windows の場合:
install_path\NetBackup\var\global\wsl\portfile
UNIX または Linux の場合:
/usr/openv/netbackup/var/global/wsl/portfile
WSL 用の NetBackup インストーラは、インストール中にこのファイルをクラスタモードで使用します。
- -shutdownPort shutdown_port
シャットダウンポート番号を指定します。
例
マスターサーバーの http ポートを 8443 に設定します。
# configurePorts -httpPort 8443