Symantec NetBackup™ コマンドリファレンスガイド
- 概要
- 付録 A. NetBackup コマンド
名前
bprd — NetBackup Request デーモンの起動
概要
bprd [-verbose]
このコマンドのディレクトリパスは /usr/openv/netbackup/bin/ です。
機能説明
このコマンドは UNIX システムでのみ動作します。
bprd は、自動クライアントバックアップの開始、ファイルのリストアおよびユーザーバックアップやユーザーアーカイブのクライアント要求の応答をする役割をします。bprd は、マスターサーバー上だけで実行され、管理者だけが起動できます。
bprd を起動すると、次の手順が示されている順序で実行されます。
端末から実行すると、デーモンによって次の操作が実行されます。
デーモンが起動されていることを示すメッセージがログに書き込まれます。
bpdbm (NetBackup Database Manager) が起動されます。
他の bprd のインスタンスが実行中でないことが検証されます。bprd の他のインスタンスが検出された場合、そのプログラムは終了されます。
プログラムによって NetBackup 構成ファイルの属性が読み込まれ、古いエラーログファイルおよびデバッグログファイルが再利用されます。デバッグログおよびエラーログは、毎日再利用されます。
bprd では、
services
ファイルでサービス名 bprd およびプロトコル名 tcp のエントリを確認することによって、bprd のポート番号が決定されます。たとえば、bprd 13720/tcp
ポートへのバインド後、プログラムは、自動クライアントバックアップのスケジュール、クライアントコンピュータからのファイルのリストア、ユーザーバックアップまたはユーザーアーカイブの要求の受け入れ、およびサーバーからの管理要求の受け入れを実行します。
bprd を終了するには、bprdreq -terminate を実行します。bprd を終了しても、bpdbm は終了されません。
オプション
- -verbose
このオプションを指定して bprd を実行すると、デバッグに使用するための追加情報が日次デバッグログに書き込まれます。
ファイル
/usr/openv/netbackup/db/* /usr/openv/netbackup/bp.conf /usr/openv/netbackup/logs/bprd/* /usr/openv/netbackup/bin/initbprd /usr/openv/netbackup/bin/initbpdbm