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NetBackup™ Web UI 管理者ガイド

Last Published: 2024-11-11

Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.5)

［エクスクルードリスト (Exclude list)］プロパティ

この設定にアクセスするには、Web UI で［ホスト (Host)］、［ホストプロパティ (Host properties)］の順に選択します。Windows クライアントを選択します。必要に応じて、［接続 (Connect)］をクリックし、［クライアントの編集 (Edit client)］をクリックします。［Windows クライアント (Windows client)］、［エクスクルードリスト (Exclude list)］の順に選択します。

［エクスクルードリスト (Exclude list)］ホストプロパティを使用して、Windows クライアントのエクスクルードリストを作成および変更できます。エクスクルードリストは、バックアップから除外するファイルとディレクトリの名前を列挙したものです。

1 つのクライアントに複数のエクスクルードリストまたはインクルードリストが存在する場合、NetBackup ではそのクライアントにその目的が最も明確なリストだけが使用されます。

たとえば、クライアントに次のエクスクルードリストがあるとします。

ポリシーおよびスケジュールに対するエクスクルードリスト。
ポリシーに対するエクスクルードリスト。
クライアント全体に対するエクスクルードリスト。このリストには、ポリシーまたはスケジュールが指定されていません。

この場合、NetBackup では、その目的が最も明確な、最初の (ポリシーおよびスケジュールに対する) エクスクルードリストが使用されます。

エクスクルードリストとインクルードリストは、バックアップジョブを開始するかどうかを NetBackup が判断するとき、ドライブ全体をエクスクルードするかどうかは判断しません。

通常、問題は発生しません。ただし、ポリシーが複数ストリームを使い、ドライブまたはマウントポイントがエクスクルードされている場合、そのジョブの完了時にエラー状態が報告されます。この状況を避けるため、ポリシーや、ポリシーとスケジュールのリストを使用してボリューム全体をエクスクルードすることはしないでください。

［エクスクルードリスト (Exclude list)］ホストプロパティには、次の設定が含まれます。

表: ［エクスクルードリスト (Exclude list)］プロパティ

プロパティ	説明
エクスクルードリスト (Exclude list)	エクスクルードされたファイルとディレクトリ、およびそれらが適用されるポリシーとスケジュールを表示します。
エクスクルードリストで大文字/小文字を区別する (Use case-sensitive exclude list)	エクスクルードするファイルとディレクトリで大文字と小文字が区別されるように指定します。
エクスクルードリストの例外 (Exceptions to exclude list)	エクスクルードリストの例外、およびそれらが適用されるポリシーとスケジュールを表示します。このリストにあるポリシーが実行されると、［エクスクルードリストの例外 (Exceptions to the exclude list)］のファイルおよびディレクトリがバックアップされます。例外の追加は、1 ファイルを除くディレクトリ内のすべてのファイルを除外する場合に便利です。エクスクルードリストへの例外の追加を参照してください。たとえば、バックアップを作成する項目のファイルリストに /foo が含まれていて、エクスクルードリストに /foo/bar が含まれる場合、例外リストに /fum を追加すると、/fum ディレクトリはバックアップされません。ただし、fum を例外リストに追加すると、/foo/bar 内で発生した fum (ファイルまたはディレクトリ) はすべてバックアップされます。

プロパティ

説明

エクスクルードリスト (Exclude list)

エクスクルードされたファイルとディレクトリ、およびそれらが適用されるポリシーとスケジュールを表示します。

エクスクルードリストで大文字/小文字を区別する (Use case-sensitive exclude list)

エクスクルードするファイルとディレクトリで大文字と小文字が区別されるように指定します。

エクスクルードリストの例外 (Exceptions to exclude list)

エクスクルードリストの例外、およびそれらが適用されるポリシーとスケジュールを表示します。このリストにあるポリシーが実行されると、［エクスクルードリストの例外 (Exceptions to the exclude list)］のファイルおよびディレクトリがバックアップされます。例外の追加は、1 ファイルを除くディレクトリ内のすべてのファイルを除外する場合に便利です。

エクスクルードリストへの例外の追加を参照してください。

たとえば、バックアップを作成する項目のファイルリストに /foo が含まれていて、エクスクルードリストに /foo/bar が含まれる場合、例外リストに /fum を追加すると、/fum ディレクトリはバックアップされません。ただし、fum を例外リストに追加すると、/foo/bar 内で発生した fum (ファイルまたはディレクトリ) はすべてバックアップされます。