NetBackup™ Snapshot Manager インストールおよびアップグレードガイド
- 概要
- 第 I 部 NetBackup Snapshot Manager のインストールおよび構成
- NetBackup Snapshot Manager のインストールの準備
- コンテナイメージを使用した NetBackup Snapshot Manager の配備
- NetBackup Snapshot Manager 拡張機能の配備
- VM への NetBackup Snapshot Manager 拡張機能のインストール
- Azure の管理対象 Kubernetes クラスタ (AKS) への NetBackup Snapshot Manager 拡張機能のインストール
- AWS の管理対象 Kubernetes クラスタ (EKS) への NetBackup Snapshot Manager 拡張機能のインストール
- GCP の管理対象 Kubernetes クラスタ (GKE) への NetBackup Snapshot Manager 拡張機能のインストール
- NetBackup Snapshot Manager クラウドプロバイダ
- クラウドホストまたは VM の資産を保護するための構成
- NetBackup Snapshot Manager のオンホストエージェント機能を使用した資産の保護
- NetBackup Snapshot Manager のエージェントレス機能を使用した資産の保護
- Snapshot Manager カタログのバックアップとリカバリ
- NetBackup Snapshot Manager 資産の保護
- NetBackup Snapshot Manager でのボリュームの暗号化
- NetBackup Snapshot Manager のセキュリティ
- NetBackup Snapshot Manager のインストールの準備
- 第 II 部 NetBackup Snapshot Manager のメンテナンス
- NetBackup Snapshot Manager のログ記録
- NetBackup Snapshot Manager のアップグレード
- NetBackup Snapshot Manager の移行とアップグレード
- アップグレード後のタスク
- NetBackup Snapshot Manager のアンインストール
- NetBackup Snapshot Manager のトラブルシューティング
NetBackup Snapshot Manager ホストのサイズの決定に関する推奨事項
主に NetBackup Snapshot Manager ホストの構成は、作業負荷の数と、保護する作業負荷の種類によって異なります。また、パフォーマンス容量がピーク時に NetBackup Snapshot Manager 上で同時に稼働する操作の最大数にも依存します。
パフォーマンスに影響するもう 1 つの要因は、資産の保護に NetBackup Snapshot Manager を使用する方法です。NetBackup Snapshot Manager エージェントレスオプションを使用して資産を検出して保護すると、作業負荷の種類によってパフォーマンスが異なります。
エージェントレスでは、NetBackup Snapshot Manager はプラグインデータをアプリケーションホストに転送し、検出および構成タスクを実行し、その後、アプリケーションホストからプラグインパッケージを削除します。
Veritas は、NetBackup Snapshot Manager ホストに対して次の構成をお勧めします。
表: 並列実行タスクの数に基づく標準的な NetBackup Snapshot Manager ホストの構成
作業負荷メトリック |
NetBackup Snapshot Manager ホストの設定 |
---|---|
最大 16 個の同時操作タスク |
CPU: 2 個の CPU メモリ: 16 GB たとえば、AWS クラウドでは、NetBackup Snapshot Manager ホスト仕様は、t3.xlarge インスタンスと同等である必要があります。 |
最大 32 個の同時操作タスク |
CPU: 4-8 個の CPU メモリ: 32 GB 以上 たとえば、AWS クラウドでは、NetBackup Snapshot Manager ホスト仕様は、t3.2xlarge インスタンス以上の種類と同等である必要があります。 |
一般的な考慮事項とガイドライン:
NetBackup Snapshot Manager ホストの構成を選択するときは、次の点を考慮してください。
作業負荷の高い環境でパフォーマンスを向上させるには、Veritas は NetBackup Snapshot Manager ホストをアプリケーションホストと同じ場所に配備することをお勧めします。
エージェントレスオプションを使用している場合は、Veritas はアプリケーションホストの
/tmp
ディレクトリに十分な領域を割り当てることをお勧めします。NetBackup Snapshot Manager はプラグイン構成ファイルを抽出するために、このディレクトリを使用します。作業負荷の数によっては、NetBackup Snapshot Manager ホストから送信されるプラグインデータの量は、サイズがかなり大きくなる可能性があります。このような場合、ネットワーク遅延も重要な役割を担います。これらの要因によって、全体的なパフォーマンスが異なる場合があります。
エージェントレスオプションを使用して複数の作業負荷を設定する場合、パフォーマンスは、アプリケーション作業負荷インスタンスに関するネットワーク帯域幅や NetBackup Snapshot Manager ホストの場所などの要因によって異なります。必要に応じて、NetBackup Snapshot Manager ホストの CPU、メモリ、ネットワーク構成を増やし、エージェントレスアプリケーションホストの並列設定でパフォーマンスを向上できます。
並列操作の数が、NetBackup Snapshot Manager ホスト構成の容量で処理できる数よりも多い場合は、NetBackup Snapshot Manager は自動的に操作をジョブキューに投入します。キューに投入されたジョブは、実行中の操作が完了した後にのみ取得されます。