NetBackup™ Snapshot Manager インストールおよびアップグレードガイド
- 概要
- 第 I 部 NetBackup Snapshot Manager のインストールおよび構成
- NetBackup Snapshot Manager のインストールの準備
- コンテナイメージを使用した NetBackup Snapshot Manager の配備
- NetBackup Snapshot Manager 拡張機能の配備
- VM への NetBackup Snapshot Manager 拡張機能のインストール
- Azure の管理対象 Kubernetes クラスタ (AKS) への NetBackup Snapshot Manager 拡張機能のインストール
- AWS の管理対象 Kubernetes クラスタ (EKS) への NetBackup Snapshot Manager 拡張機能のインストール
- GCP の管理対象 Kubernetes クラスタ (GKE) への NetBackup Snapshot Manager 拡張機能のインストール
- NetBackup Snapshot Manager クラウドプロバイダ
- クラウドホストまたは VM の資産を保護するための構成
- NetBackup Snapshot Manager のオンホストエージェント機能を使用した資産の保護
- NetBackup Snapshot Manager のエージェントレス機能を使用した資産の保護
- Snapshot Manager カタログのバックアップとリカバリ
- NetBackup Snapshot Manager 資産の保護
- NetBackup Snapshot Manager でのボリュームの暗号化
- NetBackup Snapshot Manager のセキュリティ
- NetBackup Snapshot Manager のインストールの準備
- 第 II 部 NetBackup Snapshot Manager のメンテナンス
- NetBackup Snapshot Manager のログ記録
- NetBackup Snapshot Manager のアップグレード
- NetBackup Snapshot Manager の移行とアップグレード
- アップグレード後のタスク
- NetBackup Snapshot Manager のアンインストール
- NetBackup Snapshot Manager のトラブルシューティング
元のディスクがインスタンスから切断されていると、ディスクレベルのスナップショットのリストアが失敗する
この問題は、同じ場所へのディスクレベルのスナップショットのリストアを実行している場合に発生します。
同じ場所にディスクレベルのスナップショットのリストアをトリガすると、最初に NetBackup は既存の元のディスクをインスタンスから切断し、ディスクのスナップショットから新しいボリュームを作成して、その新しいボリュームをインスタンスに接続します。元のディスクは、リストア操作が正常に完了した後に自動的に削除されます。
ただし、リストアがトリガされる前に、スナップショットをリストアしている元のディスクがインスタンスから手動で切断された場合、リストア操作は失敗します。
NetBackup UI に次のメッセージが表示されることがあります。
Request failed unexpectedly: [Errno 17] File exists: '/<app.diskmount>'
NetBackup コーディネータのログに次のようなメッセージが出力されます。
flexsnap.coordinator: INFO - configid : <app.snapshotID> status changed to {u'status': u'failed', u'discovered_time': <time>, u'errmsg': u' Could not connect to <application> server localhost:27017: [Errno 111]Connection refused'}
回避方法:
リストアが環境ですでに失敗している場合、最初にディスクのクリーンアップを手動で実行し、次にリストアジョブを再びトリガする必要がある場合があります。
次の手順を実行します。
- リストア操作が失敗したインスタンスにログオンします。
接続に使用するユーザーアカウントに、インスタンスに対する管理権限があることを確認します。
- 次のコマンドを実行して、アプリケーションディスクを正常にマウント解除します。
# sudo umount /<application_diskmount>
ここで、<application_diskmount> はインスタンスの元のアプリケーションディスクマウントパスです。
「デバイスがビジー状態」
であることを示すメッセージが表示された場合は、しばらく待ってから、umount コマンドを再度実行してください。 - NetBackup UI からディスクレベルのリストア操作を再びトリガします。
通常、インスタンスから元のアプリケーションディスクを切断する場合は、次のリストア処理を実行します。
最初に、インスタンスのディスクレベルのスナップショットを作成します。
スナップショットが正常に作成された後、手動でインスタンスからディスクを切断します。
たとえば、インスタンスが AWS クラウドにある場合は、AWS 管理コンソールを使用して、インスタンスを編集してデータディスクを切断します。インスタンスに変更を保存していることを確認します。
管理者ユーザーアカウントを使用してインスタンスにログオンし、次のコマンドを実行します。
# sudo umount /<application_diskmount>
「デバイスがビジー状態」
であることを示すメッセージが表示された場合は、しばらく待ってから、umount コマンドを再度実行してください。NetBackup UI からディスクレベルのリストア操作をトリガします。