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動的テンプレートデザイナーの概要

動的テンプレートデザイナーは、SQL (Structured Query Language) の知識がなくてもカスタムレポートテンプレートを作成できるツールです。フィールドをテンプレートにドラッグアンドドロップすることで、シンプルなレポートテンプレートを簡単に作成できます。選択した構成に基づいて、SQL データベースクエリーがバックグラウンドで動的に生成されます。

エンタープライズオブジェクトとフィールドの操作を参照してください。

もう 1 つのレポートテンプレートデザイナーである SQL テンプレートデザイナーは、SQL の知識がある人なら誰でも利用できます。

動的テンプレートデザイナーでは、「エンタープライズオブジェクト」(ジョブ、Data Domain、ホスト、ストレージアレイ、アマゾンウェブサービス (AWS) オブジェクトなど) のインベントリを提供します。それぞれが、特定のタイプのデータ用に設計されています。エンタープライズオブジェクトは、データベースで収集されたデータの関係の物理的実装を抽象化したものです。

これらのエンタープライズオブジェクトは、収集したデータに関するレポートを作成および生成するための基礎となり、バックアップ環境によって十分なデータ保護が提供されているかどうかを判断するといった、さまざまなビジネスユースケースに対応します。動的テンプレートデザイナーを使用して、テンプレート作成のスタート地点としてエンタープライズオブジェクトを選択します。テンプレートを開発する際に、特定のエンタープライズオブジェクトに関するレポートに必要なフィールドと関数を選択します。「インベントリ」では、オブジェクトのグループ化を可能にするカテゴリを割り当てることができます。動的テンプレートデザイナーでは、好みのデータ表示方法 (各種スタイルの棒グラフ、ドーナツグラフ、折れ線グラフ、円グラフ、またはテーブル) を使用してレポートを設計する際に役立つさまざまな要素も提供されます。さらに、このデザイナーを使用して、レポート生成時にレポートに含めるデータのスコープを選択するために必要な要素を定義します。

動的テンプレートデザイナーからの最終的な出力は、動的レポートテンプレートです。レポートテンプレートには、動的レポートテンプレート (SQL の知識が不要) と SQL レポートテンプレート (データベースクエリーの作成に必要な SQL の知識が必要) の 2 種類があります。レポートテンプレートは、すべてのレポートの基礎となります。レポートを生成するときは、まずレポートテンプレートを選択し、次にレポートの出力に含めるデータのスコープを選択します。多くの場合、レポートテンプレートとレポートという用語は同じ意味で使用されますが、レポートテンプレートはデザイナー要素が含まれている場所であることに注意する必要があります。

レポートテンプレートを作成するために必要なコンポーネントと初期手順を理解するには、以下を参照してください。