Veritas Access インストールガイド
- Veritas Access の概要
- Veritas Access のライセンス
- システム要件
- Veritas Access をインストールする準備
- VMware ESXi での Veritas Access インストール用の仮想マシンの配備
- クラスタのインストールと設定
- クラスタの各ノードでのオペレーティングシステムのインストール
- ターゲットクラスタノードでの Veritas Access のインストール
- NIC、結合、および VLAN デバイスの管理について
- VLAN のタグ付けについて
- 応答ファイルを使用した Veritas Access のインストールと設定の自動化
- クラスタのノードの表示と追加
- Veritas Access のアップグレードとオペレーティングシステム
- ローリングアップグレードを使用した Veritas Access のアップグレード
- Veritas Access のアンインストール
- 付録 A. インストールの参考情報
- 付録 B. 通信用のセキュアシェルの設定
- 付録 C. Veritas Access の手動配備
クラスタからのノードの削除
このコマンドでクラスタからノードを削除します。Cluster> show コマンドで表示されるノード名を使用します。
メモ:
このコマンドは、シングルノードクラスタではサポートされません。
削除したノードが削除する前に実行中の状態だった場合、ノードを再起動するとそのノードは元の IP アドレスに割り当てられるため、元の IP アドレスを使用してクラスタに戻せます。ノードの元の IP アドレスは、ノードをクラスタに追加する前にノードで使用していた IP アドレスです。
クラスタで FSS プールを設定している場合は、FSS プールのノードグループ内の単一ノードになるノードをインストーラによって削除することはできません。
ライトバックキャッシュが有効になっているノードが 2 台あるクラスタからノードを削除すると、キャッシュが読み取り専用になります。ライトバックキャッシュは、ノードが 2 台の場合にのみサポートされます。
クラスタからノードを削除する前にノードで使用していた IP アドレスは、再起動操作を実行するまでアクセスできます。
ノードをクラスタから削除すると、再起動操作の実行時に、古い IP 設定が復元されます。そのため、削除したノードで使用されていた IP を Veritas Access から必ず削除してください。その逆も同様です。
クラスタからノードを削除するには
- クラスタに参加しているすべてのノードの現在の状態を表示するには、次のように入力します。
Cluster> show
- クラスタからノードを削除するには、次のように入力します。
Cluster> del nodename
nodename は、Cluster> show コマンドで表示されるリストに示されたノード名です。ノードをそのノードの IP アドレスでは指定できません。
例:
Cluster> del snas_01
- ノードをクラスタから削除すると、ノードで使用していた物理 IP アドレスは未使用の物理 IP アドレスとしてマーク付けされます。新しいノードを追加すると、この IP アドレスを使用できます。ノードを削除しても、そのノードで使用していた仮想 IP アドレスは削除されません。ノードを削除すると、削除したノードの仮想 IP アドレスはクラスタに残っているノードに移動されます。
例:
Network> ip addr show IP Netmask/Prefix Device Node Type Status -- -------------- ------ ---- ---- ------ 192.168.30.10 255.255.252.0 pubeth0 source_30a_01 Physical 192.168.30.11 255.255.252.0 pubeth1 source_30a_01 Physical 192.168.30.12 255.255.252.0 ( unused ) Physical 192.168.30.13 255.255.252.0 ( unused ) Physical 192.168.30.14 255.255.252.0 pubeth0 source_30a_01 Virtual ONLINE (Con IP) 192.168.30.15 255.255.252.0 pubeth0 source_30a_01 Virtual ONLINE 192.168.30.16 255.255.252.0 pubeth0 source_30a_01 Virtual ONLINE 192.168.30.17 255.255.252.0 pubeth1 source_30a_01 Virtual ONLINE 192.168.30.18 255.255.252.0 pubeth1 source_30a_01 Virtual ONLINE
物理 IP アドレスまたは仮想 IP アドレスを使用しない場合は、次のコマンドを実行して削除できます。
Network> ip addr del ipaddr
例:
Network> ip addr del 192.168.30.18 ACCESS ip addr SUCCESS V-288-1031 ip addr del successful.
メモ:
クラスタで NIC 結合を設定している場合は、スイッチで削除したノードの設定を削除する必要もあります。