Veritas Access インストールガイド
- Veritas Access の概要
- Veritas Access のライセンス
- システム要件
- Veritas Access をインストールする準備
- VMware ESXi での Veritas Access インストール用の仮想マシンの配備
- クラスタのインストールと設定
- クラスタの各ノードでのオペレーティングシステムのインストール
- ターゲットクラスタノードでの Veritas Access のインストール
- NIC、結合、および VLAN デバイスの管理について
- VLAN のタグ付けについて
- 応答ファイルを使用した Veritas Access のインストールと設定の自動化
- クラスタのノードの表示と追加
- Veritas Access のアップグレードとオペレーティングシステム
- ローリングアップグレードを使用した Veritas Access のアップグレード
- Veritas Access のアンインストール
- 付録 A. インストールの参考情報
- 付録 B. 通信用のセキュアシェルの設定
- 付録 C. Veritas Access の手動配備
Veritas Access インストール用の仮想マシンの作成
Veritas Access インストール用の仮想マシンを作成するには
- ネットワーク設定が完了してデータストアを定義した後、仮想マシンを作成します。
左端のフレームのツリー構造の最上部で、[ESXi host IP/hostname]を選択します。
ファイルメニューから[New Virtual Machine]を選択します。仮想マシン作成のポップアップが開きます。
設定に[Custom]を選択し、[Next]をクリックして、仮想マシンの正確な設定を決定します。
任意の仮想マシン名を入力して、[Next]をクリックします。
仮想マシンの
vmdk
ファイルを格納するデータストアを選択して、[Next]をクリックします。使用する仮想マシンのバージョンを選択して、[Next]をクリックします。ベリタスは、バージョン 8 をお勧めします。
ゲストオペレーティングシステムに[Linux]、バージョンに[Red Hat Enterprise Linux 6 or 7 (64-bit)]を選択して、[Next]をクリックします。
CPU の数を選択します。ベリタスは、以下の構成の 8 コアをお勧めします。
2 つの仮想ソケットで仮想ソケットあたり 4 コア
1 つの仮想ソケットで仮想ソケットあたり 8 コア
作業負荷ごとによるコア数増加
メモリ設定を選択します。ベリタスは、32 GB をお勧めします。
ネットワーク設定では、NIC の枚数として 4 を選択することをお勧めします。
NIC1 に対して、パブリックネットワーク仮想スイッチを選択して、アダプタが正しいことを確認します。
NIC2 に対して、パブリックネットワーク仮想スイッチを選択して、アダプタが正しいことを確認します。
NIC3 に対して、プライベートネットワーク仮想スイッチ 1 を選択して、アダプタが正しいことを確認します。
NIC4 に対して、プライベートネットワーク仮想スイッチ 2 を選択して、アダプタが正しいことを確認します。
SCSI コントローラに[VMware Paravirtual]を選択します。
ディスク設定ページで[Create a new virtual disk]を選択して、[Next]をクリックします。
ブートディスクのサイズを選択します。ベリタスは、100 GB をお勧めします。
ディスクプロビジョニングの種類に[Thick Provision Eager Zeroed]を選択します。
データストアで[Specify a data store or data store cluster]を選択して、[Next]をクリックします。
データストアを選択して、[Next]をクリックします。
デフォルトに[Virtual device node]を選択して (ブートディスクに SCSI (0:0))、[Next]をクリックします。
仮想マシン設定を確認して[Finish]をクリックし、仮想マシンを作成します。
仮想マシン作成タスクが完了します。
仮想マシンを選択して[Edit virtual machine settings]をクリックし、次の内容を確認します。
4 つのネットワークアダプタが存在する - パブリックネットワーク用に 2 つ、プライベートネットワーク用に 2 つ
メモリと CPU の設定が正しい
- 手順 1 と手順 2 を繰り返して 2 つ目の仮想マシンを作成し、2 ノードの Veritas Access クラスタの形成に使用します。
- 仮想マシンに LUN/DAS ディスクを追加します。
ローカル DAS ディスクを追加する手順は次のとおりです。
仮想マシンを選択して、[Edit virtual machine]設定をクリックします。
[Add]ボタンをクリックします。
デバイスの種類に[Hard Disk]を選択して、[Next]をクリックします。
ディスクの種類で[Create a new virtual disk]を選択して、[Next]をクリックします。
DAS ディスクのサイズを選択します。ベリタスは、100 GB をお勧めします。
ディスクプロビジョニングの種類に[Thick Provision Eager Zeroed]を選択します。
データストアで[Specify a data store or data store cluster]を選択して、[Next]をクリックします。
最初の SAS ディスクの SCSI (1:0) に[Virtual device node]を選択して、[Next]をクリックします。
必要なすべての DAS ディスクの作成が完了したら、次の手順を完了します。
DAS ディスクで使用される SCSI コントローラ 1 を選択します。
SCSI バス共有モードを[Virtual]に設定します。
このモードは、DAS ディスクが VxVM のエンクロージャに基づく命名規則 (EBN) モードで宣言され、ディスクが EBN モードの場合にホスト名に VxVM というプレフィックスのみが付くようにするために必要です。これによりアレイに存在する共有 LUN と区別されます。
[OK]をクリックして DAS ディスクを作成します。
この手順を繰り返して、他の Veritas Access ノードの DAS ディスクを作成します。
- 共有ディスクを LUN にマップします。アレイからの LUN のマッピングは、Raw デバイスマッピング (RDM) モードを使用する場合のみサポートされます。
1 つ目の仮想マシンへの共有 LUN のマッピング:
1 つ目の仮想マシンを選択して、[Edit virtual machine settings]をクリックします。
[Add]ボタンをクリックします。
デバイスの種類に[Hard Disk]を選択して、[Next]をクリックします。
マップする LUN を選択して、[Next]をクリックします。
LUN マッピングを格納するデータストアを選択するか、[Store with virtual machine]を選択します。
アレイ LUN ハードウェアに直接アクセスするには、互換性モードに[Physical]を選択します。
共有ディスクの SCSI (2:0) に[Virtual device node]を選択して、[Next]をクリックします。
ディスクのマッピングを確認して、[Finish]をクリックし、アレイ LUN ディスクを仮想マシンにマップします。
マップする LUN の数だけこの手順を繰り返して、仮想デバイスノードを次の空いている SCSI コントローラのポートに更新します。
必要なすべての LUN をマップしたら、次の手順を完了します。
共有 LUN で使用される SCSI コントローラ 2 を選択します。
SCSI バス共有モードを[Virtual]に設定します。
このモードは、共有 LUN が VxVM のエンクロージャに基づく命名規則 (EBN) モードで宣言されるようにするために必要です。これによりアレイに存在する共有 LUN と区別されます。
[OK]をクリックして、RDM モードでの LUN のマッピングを完了します。
2 つ目の仮想マシンへの共有 LUN のマッピング:
1 つ目の仮想マシンを選択して、[Edit virtual machine settings]をクリックします。
[Add]ボタンをクリックします。
デバイスの種類に[Hard Disk]を選択して、[Next]をクリックします。
ディスクの種類で[Use an existing Virtual Disk]を選択して、[Next]をクリックします。
1 つ目の仮想マシンにマッピングされたときに共有ディスクが格納されたデータストア内の対応するディスクパスに移動します。
共有ディスクの SCSI (2:0) に[Virtual device node]を選択して、[Next]をクリックします。一連のディスクマッピングが 1 つ目の仮想マシンと同じであり、同じ SCSI コントローラに対するマッピングにより共有ディスクが構成されていることを確認します。
ディスクのマッピングを確認して、[Finish]をクリックし、アレイ LUN ディスクを仮想マシンにマップします。
もう一方の仮想マシンにマップした共有 LUN の数だけこの手順を繰り返して、仮想デバイスノードを次の空いている SCSI コントローラのポートに更新します。
必要なすべての LUN をマップしたら、次の手順を完了します。
共有 LUN で使用される SCSI コントローラ 2 を選択します。
SCSI バス共有モードを[Virtual]に設定します。
このモードは、共有 LUN が VxVM のエンクロージャに基づく命名規則 (EBN) モードで宣言されるようにするために必要です。これによりアレイに存在する共有 LUN と区別されます。
[OK]をクリックして、RDM モードでの LUN のマッピングを完了します。
仮想マシンのネットワークとストレージの設定は完了です。
- Veritas Access インストーラでサポートされる RHEL 7 Update 3 または 4 (64 ビット) オペレーティングシステムをインストールします。
メモ:
仮想マシンには、DAS ディスク、共有 LUN、またはその両方を設定できます。イレイジャコーディングファイルシステムの場合は、ディスクは DAS のみです。