Veritas Access インストールガイド
- Veritas Access の概要
- Veritas Access のライセンス
- システム要件
- Veritas Access をインストールする準備
- VMware ESXi での Veritas Access インストール用の仮想マシンの配備
- クラスタのインストールと設定
- クラスタの各ノードでのオペレーティングシステムのインストール
- ターゲットクラスタノードでの Veritas Access のインストール
- NIC、結合、および VLAN デバイスの管理について
- VLAN のタグ付けについて
- 応答ファイルを使用した Veritas Access のインストールと設定の自動化
- クラスタのノードの表示と追加
- Veritas Access のアップグレードとオペレーティングシステム
- ローリングアップグレードを使用した Veritas Access のアップグレード
- Veritas Access のアンインストール
- 付録 A. インストールの参考情報
- 付録 B. 通信用のセキュアシェルの設定
- 付録 C. Veritas Access の手動配備
システム要件
表: Veritas Access のシステム要件 には、Veritas Access システムソフトウェアを実行するための、ノードごとのシステム要件が記載されています。
表: Veritas Access のシステム要件
最小要件 | 推奨 |
---|---|
各 Veritas Access ノードが、RHEL 7 Update 3、RHEL 7 Update 4 または AMD64 および Intel EMT と互換性のある 64 ビット Intel ベースのサーバーアーキテクチャを使用している。Itanium はサポートされない。 | 最適なパフォーマンスを得るには、2.0 GHz 以上のデュアルコアまたはクアッドコアプロセッサの 2 つのノード。 |
32 GB のエラー訂正コード (ECC) ランダムアクセスメモリ (RAM) | 推奨値は想定される作業負荷に依存する。 |
RAM + 60 GB のサイズの 1 つの内蔵ドライブ | それぞれ RAM + 60 GB 以上のサイズのデュアルブートドライブ。FSS ベースの環境では、追加の内部ドライブ (SSD と HDD) を推奨。 |
4 つの 1 G イーサネットインターフェース (パブリックネットワークとプライベートネットワークにそれぞれ 2 つのイーサネットインターフェースを使用)。 | 4 つの 10 G イーサネットインターフェースを推奨 (パブリックネットワークとプライベートネットワークにそれぞれ 2 つのイーサネットインターフェースを使用)。 |
1 つのファイバーチャネルホストバスアダプタ (HBA) | ファイバーチャネルプロトコルを介してマップする必要のある共有 LUN を使用している場合、HA (high availability の略で高可用性の意味) には 2 つのファイバーチャネル HBA (Host Bus Adapter の略でホストバスアダプタの意味) を推奨。環境に DAS または iSCSI ディスクしかない場合、HBA 要件は任意。 |
内部または外部 USB DVD-ROM DVD ドライブ | なし |
冗長電源 | 推奨。必須ではない。 |
SmartIO キャッシュ機能 | SmartIO キャッシュ機能を使用する場合は、PCI ベースの SSD カードを推奨。 |
必要なサーバーの最小数は 1 台 | なし |
表: Veritas Access に関するオペレーティングシステムのパーティション要件 には、Veritas Access システムソフトウェアを実行するための、オペレーティングシステム (OS) のパーティション要件が記載されています。
表: Veritas Access に関するオペレーティングシステムのパーティション要件
パーティション | 推奨サイズ (最小) | 詳細情報 |
---|---|---|
/opt | 100 GB | Veritas Access ソフトウェア、ログ、およびコアダンプの格納に使用されます。 |
/usr | 3 GB | 依存する OS RPM のインストールに使用されます。 |
swap | 8 GB | 物理メモリがいっぱいになったときに、領域をスワップするために使用されます。 |
/ | 30 GB | オペレーティングシステムに使用されます。 |
メモ:
前述のオペレーティングシステムのパーティション要件は Veritas Access にのみ適用されます。OS 固有のパッケージに対しては領域を追加し、必要に応じて割合の指定および割り当てを行う必要があります。