NetBackup™ 重複排除ガイド

ファイルを収集して転送するには

1. msdpadm ユーザーとしてサーバーへの SSH セッションを開くか、NetBackup Flex Scale の場合はアプライアンス管理者としてセッションを開きます。
2. サイズの大きいログファイルを収集して転送する場合は、SSH 接続がタイムアウトするまでの時間を増やすことが必要になる場合があります。デフォルトは 10 分です。時間を長くするには、次の手順を使用します。

   • 次のコマンドを実行します。

     setting ssh set-ssh-timeout ssh_timeout=<number of seconds>

   • 次のコマンドを実行して変更を確認します。

     setting ssh show-ssh-timeout

   • 現在の SSH セッションを閉じ、新しい SSH セッションを開きます。

3. 次のコマンドを実行して、目的のカテゴリから対象のファイルを収集します。

   • support MSDP-history collect

   • support MSDP-config collect

   • support MSDP-log collect

   • support syslogs collect

   次のオプションパラメータを使用することもできます。

   • pattern=<keyword>

     このパラメータはファイル内のキーワードを検索します。

   • mmin="<minutes, +minutes, or -minutes>"

     このパラメータは、ファイルを収集する時間枠を分単位で指定します。x 分前からのファイルを収集するには、mmin="x" を入力します。x 分前より前のファイルを収集するには、mmin="-x" を入力します。x 分前より後のファイルを収集するには、mmin="+x" を入力します。

   • mtime="<days, +days, or -days>"

     このパラメータは、ファイルを収集する時間枠を日単位で指定します。x 日前からのファイルを収集するには、mtime="x" を入力します。x 日前より前のファイルを収集するには、mtime="-x" を入力します。x 日前より後のファイルを収集するには、mtime="+x" を入力します。

   例:

   support MSDP-log collect pattern=spoold* mmin="+2"

4. 任意のカテゴリから scp コマンドを実行して、以前に収集された (全カテゴリの) すべてのファイルの tarball を作成し、scp プロトコルを使用してターゲットホストに tarball を転送します。例:

   support MSDP-config scp scp_target=user@example.com:/tmp

5. 必要に応じ、次のコマンドを実行して SSH のタイムアウトをデフォルトに戻します。

   setting ssh set-ssh-timeout ssh_timeout=600

   setting ssh show-ssh-timeout コマンドを使用して変更を確認します。