NetBackup™ for Hyper-V 管理者ガイド
- はじめに
- 注意事項および前提条件
- Hyper-V による NetBackup 通信の設定
- Hyper-V 用 NetBackup ポリシーの設定
- Hyper-V インテリジェントポリシーの設定
- NetBackup Hyper-V for SCVMM
- Windows Server フェールオーバークラスタのサポート
- Hyper-V のバックアップとリストア
- 仮想マシンの共有場所への個々の Hyper-V ファイルのリストア
- アクセラレータを使用した Hyper-V のバックアップ
- 推奨する実施例および詳細情報
- トラブルシューティング
- NetBackup for Hyper-V のログとその作成方法
- ポリシーの作成中のエラー
- Hyper-V に関連する NetBackup の状態コード
- 付録 A. VSS バックアップ方式: Hyper-V のオンラインおよびオフラインバックアップ
- 付録 B. Hyper-V パススルーディスク
- 付録 C. Hyper-V 仮想マシンをバックアップおよびリストアするための NetBackup コマンド
Accelerator 仮想マシンの注意および要件
Accelerator 仮想マシンについて次のことに注意してください。
次のストレージ先のディスクストレージ単位をサポートします。
クラウドストレージ。サポート対象のクラウドストレージベンダーが提供するストレージ。
NetBackup メディアサーバー重複排除プール。NetBackup メディアサーバーに加え、NetBackup 5200 シリーズアプライアンスではメディアサーバー重複排除プールストレージをサポートします。
認定されたサードパーティ OpenStorage デバイス。
ストレージユニットが Accelerator をサポートしているか確認するには、現在サポートされている OST 製造元の NetBackup ハードウェア互換性リストを参照してください。
必要に応じ、NetBackup デバイスマッピングファイルを更新してください。
NetBackup のデバイスマッピングファイルには、NetBackup が使うことができるすべてのストレージデバイス装置タイプが含まれています。アクセラレータに対応する新規デバイスまたはアップグレードされたデバイスのサポートを加えるには、Veritas Technical Support Web サイトから最新のデバイスマッピングファイルをダウンロードします。
デバイスマップファイルに関する情報とそのダウンロード方法については 『NetBackup の管理者ガイド Vol. I』 を参照してください。
ストレージユニットグループは、グループでのストレージユニットの選択がフェールオーバーの場合にのみサポートされます。
完全バックアップと増分バックアップをサポートします。あらゆる Accelerator バックアップでは (完全スケジュールまたは増分スケジュールにより) 仮想マシンの完全なイメージを作成します。
増分バックアップ (累積または差動) は、次のために使用できます。ファイルマップのオーバーヘッドを減らし、NetBackup カタログに記録されるファイル数を減らすため。累積バックアップでは、どのファイルが変更したか判断するために、ランダムなインデックス付け方法を使わないので多くのファイルマップを含むことがあります。差分バックアップは累積バックアップより速いことがあります。
ポリシーを作成するとき、ポリシーに関連付けられるストレージユニットを検証できない場合は、後でバックアップジョブが始まるときストレージユニットが検証されることに留意してください。アクセラレータがストレージユニットをサポートしない場合、バックアップは失敗します。bpbrmログに、以下のいずれかのようなメッセージが表示されます。
Storage server %s, type %s, doesn't support image include.
Storage server type %s, doesn't support accelerator backup.
Accelerator では、ストレージの
[OptimizedImage]
属性が有効になっている必要があります。アクセラレータには
OptimizedImage
属性が必要を参照してください。