NetBackup™ for Hyper-V 管理者ガイド
- はじめに
- 注意事項および前提条件
- Hyper-V による NetBackup 通信の設定
- Hyper-V 用 NetBackup ポリシーの設定
- Hyper-V インテリジェントポリシーの設定
- NetBackup Hyper-V for SCVMM
- Windows Server フェールオーバークラスタのサポート
- Hyper-V のバックアップとリストア
- 仮想マシンの共有場所への個々の Hyper-V ファイルのリストア
- アクセラレータを使用した Hyper-V のバックアップ
- 推奨する実施例および詳細情報
- トラブルシューティング
- NetBackup for Hyper-V のログとその作成方法
- ポリシーの作成中のエラー
- Hyper-V に関連する NetBackup の状態コード
- 付録 A. VSS バックアップ方式: Hyper-V のオンラインおよびオフラインバックアップ
- 付録 B. Hyper-V パススルーディスク
- 付録 C. Hyper-V 仮想マシンをバックアップおよびリストアするための NetBackup コマンド
Linux 仮想マシンに関する注意事項
次の注意事項は Linux ゲストオペレーティングシステムの仮想マシンに適用されます。
VSS または WMI のスナップショット方式を使用して Linux VM でファイルシステムを静止するには、適切な統合サービスを VM にインストールする必要があります。利用可能な統合サービスのリストについては、『仮想環境における NetBackup 7.7.x と 8.x のサポート』を参照してください。
マウントされていない LVM2 ボリュームは /dev で始まる必要があります。
マウントされていない LVM2 ボリュームのパスが /dev で始まっていない場合、仮想マシンのバックアップは失敗します。注: ボリュームのパスは LVM ボリューム構成ファイルの dir パラメータで設定されます。この構成ファイルの例は
/etc/lvm/lvm.conf
などです。Linux ファイルまたはディレクトリの場合、NetBackup for Hyper-V には Linux 物理ホストの NetBackup と同じパス名制限があります。パス名の長さが 1023 文字を超えるファイルまたはディレクトリは、個別にバックアップまたはリストアすることはできません。このようなファイルは仮想マシン全体のバックアップから仮想マシン全体をリストアするときにリストアできます。
NetBackup がバックアップしないファイルについて詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 UNIX および Linux』のバックアップからのファイルの除外に関するトピックを参照してください。
NetBackup ポリシーの[VM バックアップからのファイルリカバリを有効にする (Enable file recovery from VM backup)]オプションは、次のように設定されている Linux ゲスト OS 内のディスクではサポートされません。
ディスクが LVM (Linux Logical Volume Manager) を介して論理ボリュームに分割されます。
LVM ボリュームがシンプロビジョニングで作成されました。
Hyper-V 仮想マシンのリストアについて詳しくは、以下を参照してください。
個々のファイルのリストアに関する注意事項を参照してください。
仮想マシン全体のリストアに関する注意事項を参照してください。