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NetBackup™ for Hyper-V 管理者ガイド

Last Published: 2024-11-11

Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.5)

代替の場所にリストアする Hyper-V の例

代替の場所にリストアする場合に、NetBackup 8.0 は、WMI 方式でバックアップされた VM 用の新しいリストア機能を追加します。

代替の場所に仮想マシンをリストアする際に、新しい VM GUID がデフォルトで生成されます。
オプションとして、元の GUID を保持するように選択できます。
VM をリストアするときに、新しい表示名を指定できます。

A. 同じ Hyper-V Server の別の場所にリストアする

nbrestorevm -vmhvnew - C VM_to_restore - R absolute_path_to_rename_file

-R オプションで、ファイルを名前変更して、次の種類のエントリを含んでいるテキストファイルへの絶対パスを入力します。

change /original_VM_GUID.xml_path to /new_VM_GUID.xml_path
change /original_VM_GUID.bin_path to /new_VM_GUID.bin_path
change /original_VM_GUID.vsv_path to /new_VM_GUID.vsv_path 
change /original_VM.vhd_path to /new_VM.vhd_path

VM のファイル (xml、bin、vsv、vhd) の場所を指定するため 4 つの変更エントリをすべて含むことを確認します。VM のファイルパスのうちのどれかが省略されると、リストアは成功しない場合があります。

メモ:

代替の場所にリストアするときに、nbrestorevm は WMI 方式で作成されたバックアップから新しい VM GUID をデフォルトで生成します。元の GUID を保持するには、-vmid オプションを追加します。

メモ:

各 change 行は改行で終了する必要があります。

メモ:

- R オプションを省略すると、VM は元の場所にリストアされます。

Hyper-V 向けの nbrestorevm -R 名前変更ファイルを参照してください。

B. 別のプライマリサーバーが WMI 方式で作成したバックアップから、代替の場所にリストアして、VM の元の GUID を保持する

nbrestorevm.exe -vmhvnew -C vm1.acme.com -S primary44.acme.com -vmserver HVserver6.acme.com -vmid -R \C:\vmadmin\renamefile1

-vmserver オプションは、リストア先を指定します (HVserver6.acme.com)。
-S オプションは、WMI バックアップを作成した (現在のプライマリサーバーと異なる) プライマリサーバーを指定します。
-vmid オプションは、リストアした VM の元の GUID を保持します。新しい GUID を生成するには、-vmid オプションを省略します。
-R オプションは、代替の場所にリストアするためのファイルパスを指定するために change 指示句を使うテキストファイルを識別します。
メモ:
-R オプションでは、名前変更ファイルへの絶対パスを指定する必要があります。この例では、renamefile1 は代替のリストアの場所で VM のファイルパスを変更する次の指示句を含んでいます。

change /F/VMs/vm1/2D7C007E-90FB-44EC-ABB2-6733D42A51F5.VMRS 
to /D/VMs/vm1/2D7C007E-90FB-44EC-ABB2-6733D42A51F5.VMRS
change /F/VMs/vm1/2D7C007E-90FB-44EC-ABB2-6733D42A51F5.vmcx 
to /D/VMs/vm1/2D7C007E-90FB-44EC-ABB2-6733D42A51F5.vmcx
change /F/VMs/vm1/Virtual Hard Disks/vm1.vhdx 
to /D/VMs/vm1/Virtual Hard Disks/vm2.vhdx

C. 別の Hyper-V Server にリストアし、サーバーからの完了状態を待ってからシステムプロンプトに戻る

nbrestorevm -vmhvnew - C VM_to_restore - R absolute_path_to_rename_file -vm_server Hyper-V_server -w

-vm_server オプションはリストア用にターゲットサーバーを指定します。

名前変更ファイルの例については、例 A または B を参照してください。

D. 仮想マシンのファイルをステージング場所にリストアする

nbrestorevm.exe -vmhvstage -S primary44.acme.com -C vm6.acme.com -O 
-vmserver HVserver6.acme.com -R "C:\Program Files\Veritas\NetBackup
\Logs\44\Admin\logs\rfile4.tmp.chg" -L "C:\Program Files\Veritas\NetBackup
\Logs\44\Admin\logs\rfile4.tmp.log"

-vmhvstage オプションは、仮想マシンのファイルをステージング場所にリストアします。
-vmserver オプションは、ステージング場所のためのホストを指定します。
-L オプションには、進捗情報を書き込む既存のファイルの名前を指定します。
ステージング場所にリストアする場合、NetBackup は新しい GUID を生成しません。
ファイル rfile4.tmp.chg はステージング場所で仮想マシンのファイルの新しいパスを指定します。

change /F/VMs/vm6/2D7C007E-90FB-44EC-ABB2-6733D42A51F5.VMRS 
to /E/VMs/vm6/2D7C007E-90FB-44EC-ABB2-6733D42A51F5.VMRS
change /F/VMs/vm6/2D7C007E-90FB-44EC-ABB2-6733D42A51F5.vmcx 
to /E/VMs/vm6/2D7C007E-90FB-44EC-ABB2-6733D42A51F5.vmcx
change /F/VMs/vm6/Virtual Hard Disks/vm1.vhdx 
to /E/VMs/vm6/Virtual Hard Disks/vm2.vhdx