Veritas NetBackup™ for VMware 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup (8.1)
  1. 概要
    1.  
      NetBackup for VMware について
    2.  
      NetBackup 8.1 についての本ガイドの更新
    3.  
      データベースデータを含む仮想マシンのバックアップについて
    4.  
      VMware バックアップホストとしての NetBackup アプライアンスについて
    5.  
      NetBackup for VMware のコンポーネント
    6.  
      バックアップホストとしてのアプライアンス: コンポーネントの概要
    7.  
      バックアップまたは検出ホストとしてのメディアサーバー
    8.  
      VMware バックアップ処理の概要
    9.  
      NetBackup for VMware のライセンス要件
    10.  
      NetBackup for VMware の用語
  2. 必須タスク: 概要
    1.  
      VMware の作業の概要
    2.  
      NetBackup の作業の概要
  3. 注意事項および前提条件
    1.  
      NetBackup for VMware の前提条件
    2.  
      NetBackup for VMware: 注意事項および制限事項
    3.  
      VVol (VMware Virtual Volumes) に関する注意事項
    4.  
      VMware IPv6 環境のバックアップに必要な NetBackup IPv6 パラメータ
    5.  
      NetBackup for VMware: Linux 仮想マシンの注意事項
    6.  
      VMware バックアップホストとしての NetBackup アプライアンスに関する注意事項
    7.  
      NetBackup for VMware による SAN マルチパスのサポート
    8.  
      耐障害性 VM に対する NetBackup for VMware のサポート
    9.  
      プライマリ VM 識別子に対する NetBackup の文字制限
    10.  
      ポリシーのクエリビルダーでは、表示名、リソースプール名、vApp 名の大文字と小文字を区別します。
    11.  
      hotadd トランスポートモードに関する注意事項
    12.  
      VMware Intelligent Policy の問合わせにおけるタグの使用の注意事項と制限事項
    13.  
      VMware タグ関連付けのバックアップとリストアのための注意事項と制限事項
  4. NetBackup と VMware の通信の構成
    1.  
      NetBackup への VMware バックアップホストの追加
    2. VMware の NetBackup クレデンシャルの追加
      1.  
        VMware Managed Object Browser を使ったサーバー名の検証
    3.  
      NetBackup の VMware サーバーのホスト名の変更
    4.  
      vCenter にイベントをホストする権限の設定
    5.  
      NetBackup vSphere Web Client プラグインのための認証トークン
    6.  
      VMware リソースの使用に関するグローバル制限の設定
  5. NetBackup for VMware ポリシーの構成
    1.  
      ポリシーウィザードからの VMware ポリシーの構成
    2.  
      ポリシーユーティリティでの VMware ポリシーの構成
    3.  
      [属性 (Attributes)]タブでポリシーごとのジョブ数を制限する (VMware)
    4. VMware バックアップオプション
      1.  
        VMware バックアップホスト
      2.  
        [最適化 (Optimizations)]オプション (VMware)
      3.  
        [プライマリ VM 識別子 (Primary VM identifier)]オプション (VMware)
      4.  
        [既存のスナップショット処理 (Existing snapshot handling)]のオプション (VMware)
      5.  
        [トランスポートモード (Transport modes)]オプション (VMware)
      6.  
        アプリケーション保護オプション (VMware)
      7.  
        VMware - 詳細属性ダイアログ
      8.  
        ポスト vCenter イベントオプション (VMware 詳細属性) について
    5. [ディスクを除外 (Exclude Disks)]タブ
      1.  
        仮想ディスクの選択におけるディスクのエクスクルードオプションについて
      2.  
        バックアップからディスクを除外する: 避けるべき例
      3.  
        ブートディスクまたはデータディスクをエクスクルードしたバックアップからのデータのリストア
    6.  
      VMware 仮想マシンの参照
    7.  
      仮想マシンを参照するときに NetBackup が検索する VMware サーバーの制限
    8.  
      VM がポリシーで手動で選択される場合は、仮想マシンのホスト名と表示名が一意である必要があります。
    9.  
      [プライマリ VM 識別子 (Primary VM identifier)]オプションと仮想マシンの手動選択
    10.  
      仮想マシンの増分バックアップについて
    11.  
      増分バックアップの構成
    12.  
      仮想マシンの Storage Foundation Volume Manager ボリューム
  6. VMware インテリジェントポリシーの構成
    1.  
      NetBackup for VMware における仮想マシンの自動選択について
    2.  
      VMware タグ関連付けのサポートと使用
    3.  
      NetBackup の問い合わせ規則の基本原則
    4.  
      仮想マシンの自動選択に関する重要事項
    5.  
      仮想マシンの自動選択の NetBackup の要件
    6.  
      仮想マシンの自動選択: タスクの概要
    7.  
      VMware 仮想マシンの選択オプション
    8.  
      仮想マシンの自動選択の構成
    9.  
      基本モードでの既存の問い合わせの編集
    10.  
      詳細モードでのクエリービルダーの使用
    11.  
      クエリーの AND と OR
    12.  
      NetBackup クエリービルダーの例
    13.  
      クエリーの IsSet 演算子
    14.  
      複数のポリシーによる仮想マシンの選択について
    15.  
      問い合わせの演算の順序 (優先度規則)
    16.  
      複合問い合わせのカッコ
    17.  
      リソースプールの問い合わせ規則
    18.  
      データセンターフォルダ (ホストフォルダ) の問い合わせ規則
    19.  
      重複した名前の問い合わせ規則
    20.  
      タグの問い合わせ規則
    21.  
      クエリービルダーのフィールドの参照
    22.  
      VMware の「問い合わせのテスト (Test Query)」画面
    23.  
      問い合わせのテスト: 失敗した仮想マシン
    24.  
      [問い合わせのテスト (Test Query)]の結果の[選択項目 (Selecction)]列に対するプライマリ VM の識別子パラメータの効果
    25.  
      問い合わせのテストの結果の[VM 名 (VM Name)]列に対する[プライマリ VM 識別子 (Primary VM identifier)]パラメータの影響
    26.  
      問い合わせビルダーでの仮想環境の変更表示の更新
  7. バックアップサイズの縮小
    1.  
      VMware バックアップサイズの縮小について
    2.  
      ブロックレベルバックアップ (BLIB): 完全と増分
    3.  
      vSphere Client のスナップショットの削除
  8. 仮想マシンのバックアップ
    1.  
      仮想マシンのバックアップ
    2.  
      アクティビティモニターを使って仮想マシンバックアップを監視する
    3.  
      アクティビティモニターでジョブを個別に再起動する
    4.  
      vSphere Web Client で NetBackup アクティビティを表示
    5.  
      仮想マシンバックアップをレポートするための OpsCenter の使用
  9. アクセラレータを使用した仮想マシンのバックアップ
    1.  
      仮想マシンの NetBackup Accelerator について
    2.  
      アクセラレータ: 完全スケジュールと増分スケジュール
    3.  
      NetBackupのアクセラレータが仮想マシンとどのように連携して働くか
    4.  
      Accelerator 仮想マシンの注意および要件
    5.  
      仮想マシンのアクセラレータ強制再スキャン (スケジュールの属性)
    6.  
      アクセラレータには OptimizedImage 属性が必要
    7.  
      アクセラレータバックアップおよび NetBackup カタログ
    8.  
      バックアップジョブ詳細ログのアクセラレータメッセージ
    9.  
      仮想マシンでのアクセラレータの NetBackup ログ
    10.  
      ネットワークを介して転送されたアクセラレータバックアップのデータ量の報告について
    11.  
      NetBackup コマンド出力でのネットワーク転送されたデータとのアクセラレータのイメージサイズの置換
  10. 仮想マシンのリストア
    1.  
      リストアの注意事項および制限事項
    2.  
      Linux でのリストアの注意事項および制限事項
    3. VMware 仮想マシン全体のリストア
      1. [仮想マシンのリカバリ (Virtual Machine Recovery)]ダイアログボックス (元の場所へのリストア)
        1.  
          [リカバリ先 (Recovery Destination)]ダイアログボックス
        2.  
          [リカバリオプション (Recovery Options)]ダイアログボックス
        3.  
          [仮想マシンオプション (Virtual Machine Options )]ダイアログボックス
        4.  
          [リカバリの実行 (Perform Recovery)]ダイアログボックス
      2. [仮想マシンのリカバリ (Virtual Machine Recovery)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
        1.  
          [リカバリ先 (Recovery Destination)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
        2.  
          [リカバリオプション (Recovery Options)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
        3.  
          [ESX Server の選択 (Select ESX server)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
        4.  
          [フォルダの選択 (Select Folder)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
        5.  
          [データストアまたはデータストアクラスタを選択 (Select Datastore or Datastore Cluster)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
        6.  
          [ストレージの宛先 (Storage destination)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
        7.  
          [ネットワーク接続およびその他の回復オプション (Network Connections and Other Recovery Options)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
        8.  
          [リカバリの実行 (Perform Recovery)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
    4.  
      VMware 仮想マシンディスクのリストアについて
    5. [バックアップ、アーカイブおよびリストア]を使用して VMware 仮想マシンディスクをリストアする
      1.  
        [仮想ディスクの選択]パネル
      2.  
        [リカバリ先]パネル
      3.  
        [仮想ディスクのリストア先]パネル
      4.  
        [ストレージの宛先]パネル
      5.  
        [リカバリの概略]パネル
    6. NetBackup コマンドを使用した VMware 仮想マシンディスクのリストア
      1.  
        VMware 仮想マシンディスクのリストア元とするバックアップイメージ ID の特定
      2.  
        VMware 仮想マシンディスクのリストアファイルの作成
      3.  
        仮想マシンディスクのリストアファイルの修正
      4.  
        仮想マシンディスクのリストアファイルの検証
      5.  
        nbrestorevm コマンドを使用した仮想マシンディスクのリストア
      6.  
        VMware 仮想マシンディスクのリストアファイル
    7.  
      個々の VMware ファイルのリストアについて
    8. 個々の VMware 仮想マシンファイルのリストア
      1.  
        NetBackup Client Service で VMware から Windows 共有仮想マシンドライブへのリストアを設定する
      2.  
        VMware ファイルのリストアのための[マークされたファイルのリストア (Restore Marked Files)]ダイアログボックス
    9.  
      NetBackup がリストア時に VMware タグ関連付けを処理する方法
    10. リストアする仮想マシンの参照と検索
      1.  
        [リストア (Restore)]ダイアログボックスの検索
      2.  
        仮想マシンクライアントの vCloud ビューまたは vSphere ビューの参照
      3.  
        [検索結果 (Search results)]ダイアログボックス
    11.  
      リカバリホストがバックアップホストと同じ NetBackup リリースレベルでない場合
  11. インスタントリカバリを使用した仮想マシンのリストア
    1.  
      VMware のインスタントリカバリについて
    2.  
      VMware のインスタントリカバリのタスク概要
    3.  
      VMware 機能のインスタントリカバリにおけるパフォーマンスに関する推奨事項
    4.  
      VMware のインスタントリカバリの要件
    5.  
      VMware のインスタントリカバリの注意事項
    6.  
      Windows リストアホストで Client for NFS サービスを再起動する
    7.  
      nbrestorevm コマンドのインスタントリカバリオプション
    8.  
      VMware のインスタントリカバリを使った仮想マシンのリストア
    9.  
      VMware のインスタントリカバリを使用して、仮想マシンを別の場所にリストアする
    10.  
      現在の仮想マシン実行中の VMware 機能のインスタントリカバリによる個別のファイルのリストア
    11.  
      VMware のインスタントリカバリのジョブ形式
    12.  
      VMware のインスタントリカバリを使ったリストアされた仮想マシンの再有効化
  12. vCloud Director での NetBackup の使用
    1.  
      vCloud Director の NetBackup について
    2.  
      vCloud のための NetBackup ポリシーの作成における注意点
    3.  
      仮想マシンの vCloud ディレクトリへのリストアに関する注意事項
    4.  
      vCloud Director への仮想マシンのリストア
    5.  
      大規模な vCloud 環境で VM 検出に必要な時間を短縮する
    6. vCloud Director の[仮想マシンのリカバリ (Virtual machine recovery)]ダイアログボックス
      1.  
        [リカバリ先 (Recovery Destination)]ダイアログボックス (vCloud Director)
      2.  
        [リカバリオプション (Recovery Options)]ダイアログボックス (vCloud Director )
      3.  
        [vCloud Director のリカバリ vApp オプション (Recovery vApp Options for vCloud Director)]ダイアログボックス (元の場所へのリカバリ)
      4.  
        vCloud Director の[仮想マシンオプション (Virtual Machine Options)]ダイアログボックス
      5.  
        vCloud Director の[リカバリの実行 (Perform Recovery)]ダイアログボックス
      6.  
        vCloud Director の[リカバリの実行 ( Recovery)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
      7.  
        [vCloud Director のリカバリ vApp オプション (Recovery vApp Options for vCloud Director)]ダイアログボックス (代替場所へのリカバリ)
      8.  
        [vApp を選択 (Select a vApp)]ダイアログボックス
      9.  
        [vCloud Director のリカバリ先オプション (Recovery Destination Options for vCloud Director)]ダイアログボックス (代替場所へのリカバリ)
      10.  
        [仮想マシンオプション (Virtual Machine Options)](代替場所へのリストア)
      11.  
        [ネットワーク接続 (Network connections)](代替場所へのリストア)
      12.  
        vCloud Director の[リカバリの実行 (Perform Recovery)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
  13. 推奨する実施例および詳細情報
    1. NetBackup for VMware のベストプラクティス
      1.  
        NetBackup for VMware で重複排除を実施
    2.  
      VMware タグの使用のベストプラクティス
    3.  
      NetBackup for VMware の補足情報
  14. トラブルシューティング
    1.  
      NetBackup for VMware のトラブルシューティングの注意事項
    2.  
      サポート対象外のバックアップホストがないか確認する
    3.  
      NetBackup がバックアップまたはリストアに使用する ESX ネットワークの決定方法
    4.  
      VMware の NetBackup ログ
    5.  
      VxMS ログの構成
    6.  
      VxMS core.log と provider.log のファイル名形式
    7.  
      VDDK ログレベルの設定
    8.  
      DNS 問題によって引き起こされる参照遅延の回避
    9.  
      仮想マシン検出の参照タイムアウトの変更
    10.  
      vSphere のタイムアウトおよびログの値の変更
    11.  
      VMware サーバーのクレデンシャルが有効でない
    12.  
      スナップショットエラーの発生 (状態コード 156)
    13.  
      スナップショットエラーの原因: NetBackup または VMware
    14.  
      NetBackup と VMware Storage vMotion with vSphere 5.0 以降の競合
    15.  
      ゲスト OS の NTFS ファイルシステムが破損し、バックアップが MSDP ストレージを使用している場合、VM の増分バックアップが失敗することがあります。
    16.  
      NetBackup クライアントソフトウェアが存在する仮想マシンに個々のファイルをリストアした場合にリストアが失敗する
    17.  
      バックアップまたはリストアジョブがハングアップする
    18.  
      Windows でのアプリケーション静止の VMware SCSI 要件
    19.  
      リストアされた Windows 仮想マシン上にマウントポイントが存在しない
    20.  
      Linux 仮想マシンからファイルをリストアするときにマウントポイントを利用できない
    21.  
      仮想マシンにインストールされている NetBackup BAR インターフェースを使ってファイルをリストアする場合の無効なクライアントエラー
    22.  
      VMware 仮想マシンがリストア後に再起動しない
    23.  
      リストアされた仮想マシンが起動できない、またはファイルシステムにアクセスできない
    24.  
      NetBackup ジョブは VMware サーバーの更新タスクが原因で失敗しました。
    25.  
      vSphere インターフェースで仮想マシンの統合が必要であるとレポートされる
    26.  
      [VM バックアップからのファイルリカバリを有効にする(Enable file recovery from VM backup)]オプションは、ボリュームディスクセットに複数のディスクの種類が混在している場合に機能しません。
    27.  
      Linux VM と永続的なデバイス名前
    28.  
      Windows ダイナミックディスクを使う VMware 仮想マシンで、Windows リストアホストと hotadd トランスポートモードを使うと増分バックアップからのリストアに失敗する
    29.  
      同時 hotadd バックアップ (同じ VMware バックアップホストからのバックアップ) がステータス 13 で失敗する
    30.  
      VMware タグ使用のトラブルシューティング
    31.  
      ゲストのカスタマイズを vCloud Director に確実にリストアできるようにする
    32.  
      既存の VM への vmdk リストアに関するトラブルシューティング
  15. 付録 A. 仮想マシンのバックアップとリストアを実行する NetBackup コマンド
    1. NetBackup コマンドを使用して VMware ポリシーを作成する
      1.  
        vCloud Director のための VMware ポリシー作成のメモ
      2.  
        VMware のポリシー。bpplinfo のオプションおよびキーワード
      3.  
        VMware ポリシーの問い合わせ規則を修正するための bpplinclude オプション
    2.  
      仮想環境を検索する nbdiscover コマンドの使用
    3.  
      vSphere に仮想マシンをリストアする nbrestorevm コマンドの使用
    4.  
      vCloud Director に仮想マシンをリストアする nbrestorevm コマンドの使用
    5.  
      nbrestorevm コマンドを使った仮想マシンディスクのリストア
    6.  
      仮想マシンのリストア用の nbrestorevm -R 名前変更ファイル
    7.  
      nbrestorevm コマンドのトラブルシューティング用ログ
    8.  
      仮想マシンバックアップを検索するためのクエリー形式および例
    9.  
      他のサーバーまたはクライアントからの仮想マシンの復元を許可する
  16. 付録 B. Windows の NFS のサービスの構成
    1.  
      Granular Recovery Technology (GRT) 用の Network File System (NFS) のインストールおよび構成について
    2. Windows Server 2012、2016 での NFS 用サービスの構成について (NetBackup for VMware)
      1.  
        Windows Server 2012、2016 メディアサーバーでのネットワークファイルシステム (NFS) 用サービスの有効化 (NetBackup for VMware)
      2.  
        Windows 2012、2016 リストアホストでのネットワークファイルシステム (NFS) 用サービスの有効化 (NetBackup for VMware)
    3. Windows 2008 および 2008 R2 で NFS を構成するには (NetBackup for WMware)
      1.  
        Windows 2008 または Windows Server 2008 R2 でのネットワークファイルシステム (NFS) 用サービスの有効化 (NetBackup for VMware)
    4.  
      Server for NFS の無効化 (NetBackup for VMware)
    5.  
      メディアサーバーでの Client for NFS を無効化 (NetBackup for VMware)
    6.  
      個別リカバリテクノロジ (GRT) 用の UNIX メディアサーバーと Windows バックアップまたはリストアホストの構成 (NetBackup for VMware)
    7.  
      NBFSD 用の個別のネットワークポート構成 (NetBackup for VMware)
  17. 付録 C. [VM 選択問い合わせ結果を再利用 (Reuse VM selection query results for)]オプション
    1.  
      [VM 選択問い合わせ結果を再利用 (Reuse VM selection query results for)]オプションについて
    2.  
      vCenter に対する仮想マシンの検出の影響
  18. 付録 D. VMware raw デバイス (RDM) のバックアップ
    1.  
      VMware raw デバイスマッピング (RDM) について
    2.  
      RDM のバックアップの構成
    3.  
      RDM の代替クライアントバックアップについて
    4.  
      RDM の代替クライアントバックアップのための要件
    5.  
      RDM の代替クライアントバックアップの構成

VMware - 詳細属性ダイアログ

このダイアログは [VMware ポリシー (VMware policy)]タブの[詳細... (Advanced...)]をクリックすると表示されます。

VMware 詳細属性ダイアログを使って、VMware バックアップ用に次の追加パラメータを設定できます。ほとんどの場合、最適な設定はデフォルトです。

表: VMware 詳細属性

構成パラメータ

説明

仮想マシンの静止 (Virtual machine quiesce)

デフォルトではこのオプションは有効です。ほとんどの場合、デフォルトを受け入れてください。

仮想マシンの I/O は NetBackup がスナップショットを作成する前に静止します。ファイルのアクティビティを静止しないと、スナップショットのデータの一貫性は保証されません。一貫性がない場合には、そのバックアップデータは、少ないか値が 0 になることがあります。

このオプションが無効の場合、仮想マシンの I/O を静止せずにスナップショットが作成されます。この場合、バックアップデータのデータの一貫性チェックを手動で実行する必要があります。

注意: ベリタスは静止を無効にすることはお勧めしません。 ほとんどの場合、このオプションは有効にする必要があります。

メモ:

このオプションを使うには、VMware ツールを仮想マシンにインストールする必要があります。

メモ:

Linux 仮想マシンでこのオプションを使用するには、Linux ゲスト OS でスナップショットの静止を有効にする必要があります。

ディスクレス VM を無視する (Ignore diskless VMs)

このオプションが有効になっている場合:

NetBackup は、VM に vmdk ファイルがない場合、vCenter サイトリカバリマネージャ (SRM) 環境でレプリケートされた (パッシブ) VM をバックアップしません。 NetBackup は、その VM をスキップし、vmdk ファイルがある対応するアクティブな VM をバックアップします。

vmdk ファイルがない仮想マシンが、vCenter SRM 環境で生成される場合があることに注意してください。レプリケートされた仮想マシンが一度もアクティブにならない場合はパッシブモードになり、vmdk ファイルを持たない場合があります。

メモ:

このオプションが有効で、NetBackup がアクティブな仮想マシンが実行されている vCenter にアクセスしない場合には、問い合わせビルダーのポリシーがエラーなしで実行されて仮想マシンのバックアップは実行されません。仮想マシンの手動選択を使用するポリシーでは、仮想マシンが見つからないために、バックアップは状態 156 で失敗します。

このオプションが無効になっている場合:

NetBackup は、vmdk ファイルがあるかどうかに関係なく仮想マシンのバックアップを実行します。 仮想マシンに vmdk ファイルがない場合、バックアップは状態 156 で失敗します。

[ポスト vCenter イベント (Post vCenter events)]

NetBackup が vCenter サーバーにバックアップ関連イベントを送信できるようにします。イベントは[ホーム (Home)] > [インベントリ (Inventory)] > [Hosts and Clusters]、[タスクとイベント (Tasks & Events)]タブに表示されます。

vSphere Web Client で NetBackup アクティビティを表示を参照してください。

利用可能なオプションは次のとおりです。

  • [すべてのイベント (All Events)]: NetBackup はバックアップが成功または失敗するたびにイベントを vCenter サーバーに送信します。 このオプションはデフォルトです。

  • [イベントなし (No Events)]: [ポスト vCenter イベント (Post vCenter events)]オプションを無効にします。 NetBackup は vCenter サーバーにイベントを送信しません。

  • [エラーイベント (Error Events)]: NetBackup はバックアップの失敗のみについて vCenter サーバーにイベントを送信します。

[ポスト vCenter イベント (Post vCenter events)]の詳細は次にあります。

ポスト vCenter イベントオプション (VMware 詳細属性) についてを参照してください。

[ポリシーごとの複数の組織 (Multiple organizations per policy)]

デフォルトでは、このオプションは無効になっています。有効にすると、問い合わせ規則は異なる vCloud Director の組織から仮想マシンを選択し、それらを単一のストレージユニットにバックアップできます。

異なる組織の仮想マシンのバックアップを同じドライブに保存しない場合は、このオプションを無効にしたままにします。

[インスタントリカバリ VM を無視する (Ignore Instant Recovery VMs)]

このオプションを有効にすると (デフォルト)、仮想マシンが NetBackup NFS データストアから実行されている場合、NetBackup は VMware のインスタントリカバリでリストアされた仮想マシンをスキップします。

仮想マシンのデータファイルが実働データストアに移行されている場合、仮想マシンをバックアップできます。

NetBackup は、次の基準に従ってインスタントリカバリ仮想マシンを識別します。

  • 仮想マシンに NBU_IR_SNAPSHOT という名前のスナップショットがある。

  • 仮想マシンがデータストアから実行されており、そのデータストアの名前は NBU_IR_ から始まる。

仮想マシンがこれらの基準をすべて満たす場合、このオプションを有効にするとその仮想マシンはバックアップされません。

このオプションを無効にすると、仮想マシンが NetBackup NFS データストアから実行されている場合でもその仮想マシンはバックアップされます。

スナップショットの再試行回数 Snapshot retry count)

スナップショットを再試行する回数を設定します。デフォルトは 10 です。範囲は 0 から 100 です。

このオプションと、スナップショットのタイムアウト、およびスナップショット作成間隔のオプションを使うと、スナップショットを柔軟に作成することができます。ほとんどの環境では、通常、デフォルト値が最適です。特別な環境では、これらの設定を調整すると有用な場合があります。考慮事項の例としては、仮想マシンのサイズ、VMware サーバーの処理負荷などがあります。

[スナップショットのタイムアウト (分) (Snapshot timeout (minutes))]

スナップショットの完了のためのタイムアウト期間を分単位で設定します。デフォルトは 0 (ゼロ) です。この場合、タイムアウトはありません。

スナップショットが完了しない場合、タイムアウトを強制するためにこのオプションで特定の期間を設定します。スナップショット作成間隔を使って後ほどスナップショットを再試行することを検討してください。

[スナップショット作成間隔 (秒) (Snapshot creation interval (seconds))]

スナップショットが再試行されるまでの待機時間を秒単位で指定します。デフォルトは 10 秒です。範囲は 0 から 3600 です。

VMware サーバーリスト

このポリシーで NetBackup が通信する仮想マシンサーバーのコロン区切り形式のリストを指定します。NetBackup はこのリストにあるサーバーとのみ通信するため、大規模な仮想環境ではこのリストを使ってバックアップのパフォーマンスを改善できます。たとえば、このポリシーでバックアップする仮想マシンを含まない vCenter サーバーまたは vCloud サーバーをリストから除外します。また、異なるサーバーで仮想マシンが重複している場合、このリストに含まれないサーバーにある重複する仮想マシンはバックアップされません。

メモ:

各ホスト名は、NetBackup クレデンシャルで設定された名前と正確に一致する必要があります。

メモ:

名前をカンマ (,) ではなくコロン (:) で区切ってください。

このオプションは、仮想マシンの自動選択における問い合わせビルダーに指定可能なすべての値のリスト、手動選択における仮想マシンの参照のいずれにも影響しません。

リストが空白 (デフォルト) の場合、NetBackup は仮想環境にあるすべてのサーバーと通信します。

評価できない場合、設定解除としてタグを処理します

タグは VMware vCenter Version 5.1 で導入されました。タグ付けサービスと連動する API は VMware vCenter Version 6.0 までリリースされませんでした。NetBackup for VMware は、VMware vCenter Version 6.0 で導入された仮想マシンオブジェクトに割り当てられたタグをサポートします。

5.1、5.5、6.0 のような混在 vCenter 環境の場合、この構成パラメータを利用し、NetBackup による vCenter Version 5.1/5.5 のタグの処理方法を変更できます。この構成パラメータは、クレデンシャルが仮想マシンサーバーリストに追加された ESXi ホストのすべてのバージョンにも適用されます。

デフォルトでは、このオプションは無効になっています。 VMware Intelligent Policy クエリのタグフィールドを使用し、ポリシーにより混在 vCenter 環境全体で仮想マシンが検索されるとき、追加または除外を決定するためにクエリのタグ部分を評価する必要がある場合、NetBackup は vCenter Server 5.1/5.5 と ESXi ホストから検出された仮想マシンを「失敗」として報告します。

このオプションを有効にすると、NetBackup はタグを[設定解除 (unset)]として扱います。 VMware Intelligent Policy クエリのタグフィールドを使用し、ポリシーにより混在 vCenter 環境全体で仮想マシンが検索されるとき、NetBackup は vCenter Server 5.1、5.5、ESXi から検出された仮想マシンにタグが設定されていないかのようにタグ部分を評価します。

1 つの vSphere ログインが失敗する場合、VIP 検出を続行します

メモ:

このオプションは VMware インテリジェントポリシー (VIP) にのみ適用されます。

このオプションを Yes に設定した場合: VIP ポリシーの検出ジョブで、NetBackup は vCenter へのログオンに失敗しても無視してその他の vCenter へのログオンを試行して VM を検出しようとします。NetBackup がログオンできる任意の vCenter で、VIP ポリシーのクエリーに一致する VM のバックアップが作成されます。

このオプションを No に設定した場合 (デフォルト): vCenter へのログオンに失敗した場合は検出ジョブも失敗し、vCenter の VM のバックアップは作成されません。

VMware の NetBackup ジョブの種類について詳しくは、以下を参照してください。

アクティビティモニターを使って仮想マシンバックアップを監視するを参照してください。

仮想ディスクの選択におけるディスクのエクスクルードオプションについて

VMware バックアップオプション

ポリシーユーティリティでの VMware ポリシーの構成