Backup Exec 21.2 管理者ガイド

一部の文字はインストールの間にターミナルセッションで正しく表示されません。どうしたらいいですか

このエラーは、Linux and UNIX Agent をインストールするコンピュータで、システムの場所が英語以外の言語の文字セットを使うと起きます。同じ言語の別の場所の設定に切り替えて、この問題を解決することを試みられます。

Linux and UNIX Agent インストーラは Linux and UNIX Agent をインストールできません。次のエラーは installralus ログファイルで報告されます。どうしたらいいですか

VxIF::Error:: ファイルを圧縮できません。<hostname> で Hash(0x8711e8)->({GUNZIP} が見つかりません。

Linux and UNIX Agent のプラットフォーム別パッケージの圧縮解除をサポートするには、GNU のデータ圧縮ユーティリティをインストールします。Linux and UNIX Agent をインストールするコンピュータにこのユーティリティをインストールしてください。

ユーティリティは次の URL で入手できます:

http://www.gzip.org

Agent for Linux and UNIX が NIS ドメインの Linux and UNIX サーバーにインストールされています。Backup Exec でこのサーバーのリソースを参照できません。どうしたらいいですか

nsswitch.conf ファイルの group 行と passwd 行が互換性モードに設定されているかどうかを確認します。設定されている場合は、/etc/passwd ファイルと /etc/group ファイルを設定する必要があります。互換性モードが使用されるように nsswitch.conf を設定する方法について詳しくは、nsswitch.conf のマニュアルページを参照してください。

または、password 行および group 行を NIS ファイルに変更して、Linux および UNIX サーバーがユーザーの有効性確認に NIS を使うようにします。NIS サーバーを利用できない場合、またはユーザーが検出されない場合は、有効性の確認にローカルファイルが使用されます。

Linux and UNIX Agent をロードできません。/beremote --log-console と入力してコンソールモードで Linux and UNIX Agent をロードしようとすると、次のメッセージが表示されます。

ACE_SV_Semaphore_Complex: デバイスに空きがありません。

どうしたらいいですか

この問題は、コンピュータが、セマフォの最大制限値に達した場合に発生します。Linux and UNIX Agent が予期せず強制終了された後に発生することもあります。Linux and UNIX Agent が予期せず強制終了された場合、使用していたセマフォリソースの一部をクリーンアップできません。他のプロセスでセマフォの使用が制限値に達している場合があります。この状況から安全にリカバリするには、コンピュータを再起動する必要があります。

他のプロセスが実行中の場合、コンピュータを再起動できない場合があります。この場合、オペレーティングシステムで使用中のすべてのセマフォを指定して削除できるコマンドを使うことができます。削除するセマフォを選択するときは注意してください。Linux and UNIX Agent で使用中のセマフォは識別できません。使用中の他のプログラムのセマフォを削除すると、それらのプログラムが不安定になることがあります。

セマフォを一覧表示するには、次のコマンドを入力します。

ipcs -a

一覧表示されている各識別子のセマフォを削除するには、次のコマンドを入力します。

ipcrm -s <id>

Linux and UNIX Agent をロードできません。Linux and UNIX Agent をコンソールモードでロードしようとすると、/beremote --log-console に、次のメッセージが表示されます: 共有ライブラリのロード中にエラーが発生しました: libstdc++.so.5: 共有オブジェクトファイルを開けません。そのようなファイルまたはディレクトリはありません。

どうしたらいいですか

このエラーは、libstdc++.so.5 ライブラリが /usr/lib ディレクトリに存在しないことを示します。このライブラリは、Linux and UNIX Agent を起動して機能させるために必要です。この問題を解決するには、libstdc++5 パッケージをインストールします。

このパッケージは、Linux が提供されたメディアからインストールできます。または、インターネットに接続できるコンピュータで次のコマンドを実行できます。

apt-get install libstdc++5

SUSE Linux Enterprise Server 11 の場合は、次のコマンドを実行します。

zypper install libstdc++5

Asianux オペレーティングシステム上の Backup Exec で、バックアップおよびリストアのオプションのログオンアカウントが beoper グループの一部ではないというエラーが表示されます。

どうしたらいいですか

beoper グループにユーザーが追加されているときに、/etc/group ファイルは正常に更新されないことがあります。これによって、getgrnam() Linux API で障害が発生します。回避策として、/etc/group ファイルを手動で編集し、該当するログオンアカウント用の特定の POSIX ユーザー名を beoper グループに追加する必要があります。

/etc/group ファイルの編集について詳しくは Asianux オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。

GNOME 仮想ファイルシステム (GVFS) がインストールされ、マウントされるすべての Linux および UNIX コンピュータで、GVFS の参照、バックアップ、リストア先への指定はできません。

どうしたらいいですか

GVFS がインストールされるコンピュータで、GNOME ユーザーインターフェースを使用してログオンするすべてのユーザーに対し、.gvfs マウントポイントが作成されます。マウントポイントは、ユーザーのホームディレクトリに作成されます。たとえば、ユーザーのログオン名が John の場合はディレクトリが次のように表示されます。

Echo $>ls - la /home/John

dr-x------ 2 John John 0 2009-06-16 18:16 .gvfs

マウントコマンドの出力は次のように表示されます。

"gvfs-fuse-daemon on /home/John/.gvfs type fuse.gvfs-fuse-daemon (rw,nosuid,nodev,user=John)".

このマウントポイントはユーザーが GNOME のグラフィカルユーザーインターフェース (GUI) を使ってログインするとき作成されます。このマウントポイントはユーザーがログオフするときに削除されます。

スーパーユーザー (root) にもファイルシステムへのアクセスがないという GVFS の不具合が報告されています。詳しくは、次の URL を参照してください。

http://bugzilla.gnome.org/show_bug.cgi?id=560658

この不具合により、GVFS で Agent for Linux and UNIX を実行できません。したがって、GVFS の参照、バックアップ、リストア先への指定ができません。GVFS がインストールされる Linux および UNIX コンピュータの他のファイルシステムもアクセス不能です。

さらに、GVFS が特定のユーザーのホームフォルダにインストールされ、マウントされる Linux および UNIX コンピュータでは、次のファイルシステムでの、または次のファイルシステムへの参照操作とバックアップおよびリストア操作は失敗することがあります。

解決方法として、GVFS をマウント解除し、操作を再試行します。

Agent for Linux and UNIX のインストーラは 64 ビットの Ubuntu 14.04 に Perl Switch.pm のモジュールをインストールしません。

どうしたらいいですか

次の手順を使用して、Backup Exec Agent for Windows をインストールする前に手動で Switch.pm をインストールする必要があります。

次の手順を使用し、Ubuntu 14.04 の手動ログオンを有効にして root ユーザーを追加する必要があります。