Backup Exec 21.2 管理者ガイド

暗号化キーを作成する方法

1. ［Backup Exec］ボタンをクリックし、［構成と設定］を選択して、［Backup Exec の設定］をクリックします。
2. 左ペインで、［ネットワークとセキュリティ］を選択します。
3. ［キーを管理］をクリックします。
4. ［新規］をクリックします。
5. ［キー名］フィールドに、このキーの一意の名前を入力します。名前には、最大 256 文字を指定できます。
6. ［暗号化の種類］フィールドで、このキーに使う暗号化の種類を選択します。選択できるのは、128 ビット AES、256 ビット AES (SHA-2) または 256 ビット AES (PBKDF2) です。256 ビット AES (SHA-2) の旧称は 256 ビット AES です。

   デフォルトの種類は 256 ビット AES PBKDF2 です。256 ビット AES 暗号化は、128 ビット AES 暗号化よりも高度なセキュリティを実現します。ただし、256 ビット AES 暗号化の方が 128 ビット AES 暗号化よりもバックアップジョブの処理に時間がかかります。T10 標準を使用するハードウェア暗号化には、256 ビット AES が必要です。

7. ［パスフレーズ］フィールドに、このキーのパスフレーズを入力します。印刷可能な ASCII 文字のみを使用できます。

   128 ビット AES 暗号化の場合は、パスフレーズを 8 文字以上に設定する必要があります。256 ビット AES 暗号化の場合は、パスフレーズを 16 文字以上に設定する必要があります。

   最小文字数よりも多い文字数を使用することをお勧めします。256 ビット AES PBKDF2 の場合、パスフレーズには、少なくとも 1 つの大文字、1 つの小文字、1 つの数字、1 つの特殊文字を含める必要があります。

   警告:

   バックアップで使う暗号化キーが利用できない場合は、リストア時にパスフレーズを指定する必要があります。
 パスフレーズを指定しないとデータにアクセスできません。

8. ［パスフレーズの確認入力］フィールドにパスフレーズを再度入力して確認します。
9. (オプション) このチェックボックスにチェックマークを付けてから Salt 値を入力し、同じまたは見つからない暗号化キーを再び作成します。

   リストアまたはカタログの作成中に Backup Exec がデータベース内の暗号化キーを見つけられない場合は、同じキーを再度作成する必要があります。キーが 256 ビット AES PBKDF2 を使用して作成されている場合は、Salt 値を入力する必要があります。Backup Exec から入力された Salt のみを入力してください。Salt 情報は、カタログの操作中に Backup Exec アラートに表示されます。

10. ［暗号化キーの種類］グループボックスで、共用暗号化キーと所有者専用暗号化キーのどちらを作成するかを選択します。

    キーが共用である場合、この Backup Exec のどのユーザーでも、このキーを使用してデータのバックアップおよびリストアを行うことができます。キーが所有者専用の場合でも、このキーを使用してデータをバックアップできます。ただし、暗号化データのリストアで所有者専用キーを使用できるのは、キーの所有者またはパスフレーズを知っているユーザーのみに限られます。

11. ［OK］をクリックします。