Veritas NetBackup™ for Microsoft Exchange Server 管理者ガイド

Exchange データベースをリカバリする方法

1. 代替の Exchange Server または修復された Exchange Server で、元のデータベースに一致するデータベースを作成します。

   マスターサーバーでバックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースを使って、リカバリするデータベースまたはストレージグループの正しい論理名を表示することができます。

2. リストアする各データベースストアをマウントし、マウント解除します。

   この処理により、NetBackup でリストアに必要なデータファイルが作成されます。

3. データベースストアを右クリックし、［プロパティ (Properties)］をクリックします。
4. ［データベース (Database)］タブで、［復元時はこのデータベースを上書きする (This database can be overwritten by a restore)］をクリックします。
5. 代替の Exchange Server または修復された Exchange Server に NetBackup クライアントソフトウェアをインストールします。
6. マスターサーバーで、バックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースを開きます。
7. ［ファイル (File)］>［NetBackup マシンおよびポリシー形式の指定 (Specify NetBackup Machines and Policy Type)］をクリックします。
8. ［NetBackup マシンおよびポリシー形式の指定 (Specify NetBackup Machines and Policy Type)］ダイアログボックスで、次を指定します。

   バックアップおよびリストアに使用するサーバー (Server to use for backups and restores)	バックアップを実行した NetBackup サーバーを選択します。
   リストアのソースクライアント (Source client for restores)	バックアップの実行元のクライアントを選択します。クラスタ環境または DAG 環境の場合、このクライアントは仮想 DAG 名または仮想クラスタ名です。
   リストアのポリシー形式 (Policy type for restores)	MS-Exchange-Server を選択します。
   リストアの宛先クライアント (Destination clients for restores)	リストア先のクライアントを選択します。このクライアントは代替または修復された Exchange Server です。

9. ［OK］をクリックします。
10. データベースおよびトランザクションログをリストアします。
11. リカバリしたメールボックスを Active Directory ユーザーアカウントに再接続します。
12. 代替 Exchange Server にリカバリした場合は、Veritas では、個別リカバリテクノロジ (GRT) を使用したバックアップからメールボックスデータをリストアすることを推奨します。

    個々の項目を代替データベースまたは RDB から移動するには、EXMerge などのサードパーティツールを使用することもできます。

    EXMerge について詳しくは、Microsoft 社の Web サイトを参照してください。