NetBackup™ for Oracle 管理者ガイド

Last Published:
Product(s): NetBackup (10.3)
  1. 概要
    1.  
      NetBackup for Oracle について
    2.  
      NetBackup for Oracle の機能
  2. NetBackup for Oracle クイックスタート
    1.  
      NetBackup for Oracle のインストール
    2.  
      Oracle データベースインスタンスの登録
    3.  
      Oracle データベースインスタンスグループの追加
    4.  
      Oracle ポリシーの作成
  3. NetBackup for Oracle のインストール
    1.  
      オペレーティングシステムおよびプラットフォームの互換性の確認
    2.  
      NetBackup for Oracle の NetBackup サーバーとクライアントの要件
    3.  
      NetBackup クラスタ内で NetBackup for Oracle を使用するための要件
    4.  
      NetBackup for Oracle のライセンス
    5.  
      Oracle の正確なライセンスについて
    6. Oracle RMAN と NetBackup for UNIX のリンクについて
      1.  
        環境変数の検証および Oracle の停止
      2. Oracle RMAN と UNIX プラットフォーム上の NetBackup とのリンク設定
        1.  
          AIX (64 ビット版) の手動リンク
        2.  
          HP Itanium (64 ビット版) の手動リンク
        3.  
          Linux x86 (64ビット版) の手動リンク
        4.  
          IBM pSeries または zSeries の手動リンク
        5.  
          Solaris x86 (64ビット版) の手動リンク
        6.  
          Solaris SPARC (64 ビット版) の手動リンク
  4. Oracle 管理者用の RBAC の構成
    1.  
      Oracle 管理者の RBAC の役割
  5. Oracle インスタンスとデータベースの管理
    1. Oracle の検出について
      1.  
        Oracle クライアントの検出の構成
    2. Oracle インスタンスの管理
      1.  
        Oracle リポジトリの表示
      2.  
        Oracle データベースインスタンスの登録
      3.  
        Oracle インスタンスの手動での追加
      4.  
        インスタンスの手動検出
      5.  
        Oracle インスタンスの詳細の編集
      6.  
        インスタンスグループへの新しいインスタンスの自動登録
      7.  
        Oracle インスタンスの削除
    3. Oracle データベースとプラガブルデータベースの管理
      1.  
        Oracle データベースの詳細の表示
      2.  
        プラガブルデータベースの詳細の表示
    4. Oracle データベースインスタンスグループについて
      1.  
        インスタンスグループへのインスタンスの追加
    5.  
      Oracle インスタンスとデータベースのクリーンアップ
    6.  
      nboraadm コマンドを使ってインスタンスまたはインスタンスグループを登録することを DBA に承認する
  6. Oracle クレデンシャルの管理
    1.  
      Oracle クレデンシャルについて
    2.  
      NetBackup CMS (Credential Management) での Oracle クレデンシャルタイプ
    3.  
      Oracle データベースのクローン作成に使用するクレデンシャルの追加
    4.  
      指定したクレデンシャルの編集または削除
    5.  
      インスタンスまたは Oracle RAC データベースのクレデンシャルの管理
  7. Oracle ポリシーの構成
    1. NetBackup for Oracle の構成の準備
      1.  
        Oracle ポリシーの設定について
      2.  
        NetBackup SAN クライアントを使用する場合の Oracle ホームユーザー権限
      3.  
        Oracle のバックアップポリシー形式
      4.  
        [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum jobs per client)]の構成
    2. Oracle インテリジェントポリシー (OIP) について
      1.  
        Oracle インテリジェントポリシー (OIP) の作成
      2.  
        Oracle インテリジェントポリシーに対する Oracle データベースのアップグレードの影響
      3.  
        NetBackup for Oracle の自動バックアップスケジュール設定
      4.  
        Oracle インテリジェントポリシーを使用した NetBackup for Oracle スケジュールプロパティについて
      5.  
        Oracle インテリジェントポリシー - ストレージおよび保持
      6.  
        Oracle インテリジェントポリシープライマリサーバーの動作について
      7.  
        [インスタンスとデータベース (Instances and databases)]タブ
      8.  
        [バックアップ対象 (Backup Selections)]タブ
      9.  
        [Oracle]タブ
      10.  
        クライアントの RMAN 入出力のログ記録
    3. スクリプトベースの Oracle ポリシーについて
      1.  
        新しいスクリプトベースの Oracle ポリシーの追加
      2.  
        ポリシー属性について
      3.  
        スケジュールプロパティについて
      4.  
        スクリプトベースのポリシー (ストレージおよび保持)
      5.  
        ポリシーへのクライアントの追加
      6. Oracle ポリシーへのバックアップ対象の追加について
        1.  
          バックアップ対象リストへのスクリプトの追加
      7. 実行時環境の構成について
        1.  
          NetBackup for Oracle の Oracle RMAN 環境について
        2.  
          NetBackup for Oracle によって設定される環境変数について
        3.  
          RMAN SEND コマンドの変数について
        4.  
          UNIX システムの bp.conf ファイルについて
      8. シェルスクリプトの作成について
        1.  
          RMAN シェルスクリプト
        2. RMAN スクリプトの手動での作成について
          1.  
            NetBackup for Oracle のサンプルスクリプトについて
          2.  
            NetBackup for Oracle のサンプルスクリプトの使用
          3.  
            set duplex コマンドについて
        3.  
          シェルスクリプトの保存について
    4.  
      NetBackup for Oracle の NetBackup Client Service ログオンアカウントの設定
    5.  
      NetBackup for Oracle の構成設定のテスト
  8. Oracle RAC の管理
    1.  
      Oracle Real Application Clusters (RAC)
    2.  
      Oracle Real Application Clusters (RAC) の追加
    3.  
      Oracle RAC データベースの編集または削除
  9. Oracle のバックアップとリストアの実行
    1.  
      NetBackup for Oracle の使用の概要
    2.  
      RMAN リポジトリの保守作業
    3.  
      RMAN リポジトリに対する問い合わせ
    4. NetBackup for Oracle バックアップについて
      1.  
        NetBackup for Oracle シェルスクリプトの実行
      2.  
        RMAN の実行
    5.  
      bplist コマンドを使ったバックアップの表示
    6. 期限切れのバックアップイメージの管理
      1.  
        バックアップイメージの直接の期限切れの回避について
    7. NetBackup for Oracle のリストアについて
      1.  
        クライアントでの Oracle リカバリシェルスクリプトについて
      2.  
        RAC および Data Guard 対応インテリジェントポリシーでのカタログ名について
      3.  
        クライアントでの RMAN の実行
      4.  
        プロキシバックアップ用の Oracle のマルチストリームリストアについて
      5. 代替クライアントへのリダイレクトリストア
        1.  
          代替リストア用のプライマリサーバーの準備
        2.  
          RMAN を使用したリダイレクトリストアの実行について
        3.  
          例 - Oracle のリダイレクトリストアの実行
    8. Windows Server フェールオーバークラスタ (WSFC) での NetBackup for Oracle の使用
      1.  
        Windows での Oracle クラスタデータベースのバックアップについて
      2.  
        Windows でのデータベースインスタンスのオフライン化
      3.  
        Windows でのデータベースインスタンスのオンライン化
      4.  
        Windows クライアントでのユーザー主導のバックアップまたはリストア
  10. Oracle のクローン作成
    1.  
      Oracle データベースまたはプラガブルデータベースのクローンについて
    2.  
      Oracle クローンのためのカスタムの RBAC の役割の作成
    3.  
      Oracle データベースのクローン
    4.  
      プラガブルデータベースのクローンの作成
    5.  
      Data Guard 対応の OIP (Oracle インテリジェントポリシー) からのデータベースのクローン
    6.  
      NetBackup API の追加機能
  11. NetBackup Copilot for Oracle
    1.  
      Oracle Copilot について
    2.  
      共有を使った NetBackup Appliance での OIP 設定 (Oracle Copilot)
    3.  
      Oracle Copilot イメージからのインスタントリカバリポイントの作成 (NetBackup Appliance 共有)
    4.  
      Oracle Copilot インスタントリカバリのインスタントリカバリポイントの削除
    5. ユニバーサル共有を使った OIP の構成 (Oracle Copilot)
      1.  
        ユニバーサル共有を使用して Oracle Copilot を構成するときの推奨事項
      2.  
        ユニバーサル共有での Oracle Copilot に関連する問題のトラブルシューティング
    6.  
      Oracle Copilot ユニバーサル共有イメージからのインスタントアクセスマウントの管理
    7.  
      データベースの指定した時点へのリストア後、Oracle Copilot の共有をクリーンアップする
    8.  
      Oracle Copilot リカバリポイントまたはインスタントアクセスマウントから ASM ストレージへのシングルステップでのリストア
    9.  
      RMAN を使った、データファイルコピーから ASM ストレージへのリストアについて
  12. Oracle Copilot でのインスタントアクセス
    1. インスタントアクセス Oracle データベースを構成する場合の前提条件
      1.  
        インスタントアクセスのハードウェア構成の必要条件
    2.  
      インスタントアクセスマウントポイントを設定する前の考慮事項
    3.  
      ユニバーサル共有を使用した Oracle Copilot ポリシーを使用した Oracle データベースのバックアップ
    4.  
      インスタントアクセスマウントの構成
    5.  
      インスタントアクセスマウントのライブマウントの詳細の表示
    6.  
      Oracle インスタントアクセスバックアップの自動イメージレプリケーションの構成
    7.  
      インスタントアクセスマウントの削除
    8.  
      NetBackup for Oracle の用語
    9.  
      よく寄せられる質問
  13. Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle
    1. Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle について
      1.  
        プロキシコピー
      2.  
        NetBackup for Oracle のストリームベースの処理
      3.  
        NetBackup for Oracle のファイルベースの処理
    2. Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle の動作
      1.  
        NetBackup for Oracle のバックアップおよびリストア処理について
      2.  
        拡張バックアップ方式でサポートされるデータベースオブジェクト
      3.  
        NetBackup の複数ストリームについて
      4.  
        RMAN の複数のチャネル
      5.  
        新しい場所へのデータファイルのリストア
      6.  
        代替クライアントへのリダイレクトリストア
      7.  
        シンボリックリンクおよび raw データファイル (UNIX)
      8.  
        Quick I/O データファイル (UNIX)
      9.  
        RMAN の増分バックアップ
      10.  
        プロキシバックアップの例
    3. NetBackup for Oracle による Snapshot Client の構成について
      1.  
        NetBackup for Oracle のスナップショットバックアップの構成要件
      2.  
        NetBackup for Oracle のスナップショットポリシーの構成
      3.  
        共有を使った NetBackup Appliance でのスナップショットポリシーの設定 (Oracle Copilot)
    4. スナップショットバックアップからの NetBackup for Oracle のリストア
      1.  
        NetBackup for Oracle スナップショットバックアップからの個々のファイルのリストアについて
      2. NetBackup for Oracle でのスナップショットロールバックを使用したボリュームおよびファイルシステムのリストアについて
        1.  
          スクリプトまたは RMAN コマンドを使用したスナップショットロールバックリストアの実行
        2.  
          NetBackup for Oracle で指定した時点への SnapVault バックアップからのロールバックリストアの実行 (UNIX)
    5. UNIX の NetBackup for Oracle Block Level Incremental バックアップの構成について
      1.  
        BLI と NetBackup for Oracle の連携方法 (UNIX)
      2.  
        Storage Checkpoint 機能と NetBackup for Oracle について
      3.  
        NetBackup for Oracle の BLI バックアップの構成要件
      4. NetBackup for Oracle を使用した BLI バックアップポリシーの構成
        1.  
          NetBackup for Oracle BLI バックアップ形式について
    6. Snapshot Client の影響について
      1.  
        Snapshot Client ソフトウェアがバックアップ形式にどのように影響するか
      2.  
        Snapshot Client ソフトウェアがスケジュールのプロパティにどのように影響するか
      3.  
        Snapshot Client ソフトウェアがスクリプトにどのように影響するか
      4.  
        Snapshot Client を併用した Oracle の環境変数
    7. Replication Director の Oracle サポートについて
      1.  
        Replication Director を使った Oracle インテリジェントポリシーの設定
      2.  
        スクリプトベースの Oracle ポリシーの設定
  14. Oracle 用 NetBackup 直接重複排除
    1.  
      Oracle 用 NetBackup 直接重複排除 プラグインについて
    2.  
      オペレーティングシステムおよびプラットフォームの互換性の確認
    3.  
      Oracle 用 NetBackup 直接重複排除 プラグインをインストールする前に
    4.  
      Oracle データベースサーバーへの Oracle 用 NetBackup 直接重複排除 プラグインのインストール
    5. Oracle 用 NetBackup 直接重複排除 プラグインの使用
      1.  
        Oracle 用 NetBackup 直接重複排除 プラグインの構成
      2.  
        Oracle 用 NetBackup 直接重複排除 rman.cfg ファイルのパラメータ
      3.  
        外部認証局 (ECA) の構成
      4.  
        ECA msdp_app.cfg ファイルのパラメータ
      5.  
        Oracle RAC の構成
      6.  
        Oracle ストリームハンドラの無効化
      7.  
        MSDP サーバーに対して RMAN バックアップを直接実行する
      8.  
        MSDP ストレージサーバーから直接 RMAN リストアを実行する
      9.  
        Flex WORM で Oracle バックアップを NetBackup にインポートする SLP の作成
    6.  
      Oracle 用 NetBackup 直接重複排除 プラグインのアンインストール
  15. その他の Oracle の構成
    1.  
      Oracle RAC インスタンスの負荷分散
    2.  
      NetBackup 内での RAC を使用した Oracle ウォレットの構成
  16. トラブルシューティング
    1.  
      トラブルシューティング NetBackup for Oracle について
    2.  
      NetBackup for Oracle のトラブルシューティング手順について
    3.  
      NetBackup のデバッグログとレポート
    4.  
      デバッグログの手動での有効化 (Windows)
    5.  
      デバッグログの手動での有効化 (UNIX)
    6.  
      NetBackup for Oracle のログファイルについて
    7.  
      Windows クライアントのデバッグレベルの設定
    8.  
      UNIX クライアントのデバッグレベルの設定
    9.  
      RMAN ユーティリティのログについて
    10. RMAN のバックアップエラーまたはリストアエラーのトラブルシューティング
      1.  
        UNIX での RMAN スクリプトの確認
      2.  
        バックアップまたはリストアの各段階でのトラブルシューティング
    11.  
      Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle のトラブルシューティング
    12.  
      Error: Unable to re-create online log
    13.  
      大規模なデータベースのリストアにおけるタイムアウトエラーの最小化
    14.  
      データベースバックアップのテープのロードとアンロード回数の最小化
    15.  
      Oracle 用 NetBackup 直接重複排除 プラグインのデバッグログの手動による有効化
  17. 付録 A. 重複排除のベストプラクティス
    1.  
      ストリームベースのプロキシコピー Oracle バックアップの最適化と重複排除
    2.  
      Oracle ストリームハンドラ
    3.  
      ストリームベースの Oracle バックアップの構成
    4.  
      ストリームベースのバックアップの RMAN スクリプトの例
    5.  
      プロキシコピーバックアップのための RMAN スクリプトの編集と NetBackup for Oracle の構成
    6.  
      プロキシコピーのバックアップの RMAN スクリプトの例
  18. 付録 B. SFRAC の Snapshot Client サポート
    1.  
      SFRAC の Snapshot Client サポートについて
    2.  
      SFRAC 環境の NetBackup の構成
    3.  
      バックアップ操作用の SFRAC 環境の構成
    4.  
      SFRAC 環境でのロールバックリストアの実行
    5.  
      SFRAC 環境での NetBackup のトラブルシューティング
  19. 付録 C. UNIX および Linux システムでの RMAN を使用しないスクリプトベースの Block Level Incremental (BLI) バックアップ
    1.  
      RMAN を使用しないスクリプトベースの Block Level Incremental (BLI) バックアップについて
    2.  
      BLI バックアップおよびリストア操作について
    3. RMAN を使用しない BLI バックアップのインストール要件の確認
      1.  
        ファイルシステムおよび Storage Checkpoint の領域管理
    4. スクリプトベースの BLI バックアップの NetBackup ポリシーの作成
      1.  
        BLI バックアップに必要なポリシーの数
      2.  
        BLI ポリシー属性について
      3.  
        BLI クライアントリストについて
      4.  
        BLI バックアップのバックアップ対象リスト
      5.  
        BLI バックアップポリシーのスケジュールについて
      6.  
        Oracle の BLI バックアップポリシーの例
      7.  
        [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum Jobs per Client)]グローバル属性の設定
      8.  
        BLI バックアップ方式について
      9. BLI バックアップの通知スクリプトの作成
        1.  
          BLI バックアップの POLICY_IN_CONTROL の識別
        2.  
          BLI スクリプトの Oracle 環境変数
        3.  
          その他のポリシーの BLI 通知スクリプトについて
        4.  
          setup_bli_scripts セッションのサンプル
    5. バックアップとリストアの実行
      1.  
        NetBackup for Oracle エージェント自動バックアップについて
      2.  
        NetBackup for Oracle の手動バックアップについて
      3.  
        Quick I/O ファイルのバックアップ
      4.  
        BLI バックアップイメージのリストア
      5.  
        NetBackup バックアップおよびリストアログについて
    6. バックアップエラーまたはリストアエラーのトラブルシューティングについて
      1.  
        バックアップとリストア操作の段階別のトラブルシューティング方法
      2.  
        NetBackup リストアとバックアップ状態コード
      3.  
        NetBackup のバックアップパフォーマンスの向上
      4.  
        BLI バックアップとデータベースのリカバリについて
  20. 付録 D. XML Archiver
    1. NetBackup for Oracle の XML エクスポートおよび XML インポート
      1.  
        NetBackup for Oracle の XML エクスポートおよび XML インポートのアーカイブ機能
      2.  
        XML エクスポートのアーカイブ処理
      3.  
        処理のシーケンス: XML エクスポートアーカイブ
      4.  
        XML インポートのリストア処理
      5.  
        処理のシーケンス: XML インポートのリストア
    2.  
      XML エクスポートパラメータファイルでユーザーが設定する環境変数について
    3. XML エクスポートのシェルスクリプトについて
      1.  
        XML エクスポートスクリプトの手動での作成
    4. XML エクスポートアーカイブの実行
      1.  
        クライアントでの NetBackup for Oracle XML エクスポートスクリプトの実行
      2.  
        クライアントでの Oracle ユーザーとしての bporaexp の実行
      3.  
        ディレクトリへの書き込みとストレージユニットへの書き込み
      4.  
        bporaexp パラメータについて
    5.  
      bporaimp パラメータを使った XML エクスポートアーカイブの表示
    6.  
      bplist を使った XML エクスポートアーカイブの表示
    7. XML エクスポートアーカイブのリストア
      1.  
        クライアントでの XML インポートスクリプトの実行
      2.  
        NetBackup for Oracle のクライアントでの bporaimp の実行
      3.  
        bporaimp パラメータについて
      4. 代替クライアントへの XML エクスポートアーカイブのリダイレクトリストアについて
        1.  
          bporaimp を使用した新規クライアントへの XML エクスポートアーカイブのリダイレクトリストア
        2.  
          例 - リダイレクトリストアでの bporaimp の使用
    8. XML エクスポートエラーまたは XML インポートエラーのトラブルシューティング
      1.  
        ログの確認によるエラーの原因の判断
      2.  
        XML エクスポートまたは XML インポートの各段階でのトラブルシューティング
    9.  
      その他の XML エクスポートおよび XML インポートのログ
  21. 付録 E. 承認を受けた場所の登録
    1.  
      NetBackup データベースのスクリプトベースポリシーで使用する承認を受けた場所の登録

NetBackup for Oracle の機能

次の表に NetBackup for Oracle の主な機能を示します。

表: NetBackup for Oracle の機能

機能

説明

NetBackup RBAC (役割ベースのアクセス制御) との統合

NetBackup Web UI は RBAC の役割を提供し、どの NetBackup ユーザーが NetBackup の Oracle クローン作成操作を管理できるかを制御します。ユーザーは、Oracle クローン作成操作を管理するために NetBackup 管理者である必要はありません。

Oracle インスタンス管理

NetBackup は自動的に環境内の Oracle インスタンスを検出します。また、手動検出を実行できます。

インスタンスが登録された後、Oracle 管理者は Oracle 資産を保護するポリシーを作成できます。

Oracle DBA は、NetBackup クライアントで nboraadm コマンドを使用して、インスタンス、インスタンスグループおよびそれらのクレデンシャルを管理できます。このコマンドは、Oracle のクレデンシャルを DBA だけが知っていて、NetBackup 管理者は知らない環境で非常に有用です。

Oracle インテリジェントポリシー

Oracle インテリジェントポリシー (OIP) によって、複数のクライアントにわたる複数の Oracle インスタンスが保護されます。NetBackup 環境で自動的に検出されるインスタンスのリストからポリシーのインスタンスを選択します。OIP では、RMAN がどのように機能するか、またはスクリプトを使用する方法を知っておく必要はありません。機能はインスタンスベースであり、スクリプトベースではありません。

スケジュール機能

プライマリサーバーの NetBackup のスケジュール機能は、自動で無人の Oracle バックアップのスケジュールを設定する場合に使用できます。

この機能では、これらの操作が実行可能な時間を選択することもできます。たとえば、通常の日中の操作の妨げにならないように、データベースのバックアップを夜中にだけ実行するようにスケジュールできます。

Oracle および通常のファイルシステムでのバックアップとリストアの透過的な操作

すべてのバックアップおよびリストアは、NetBackup 管理者の操作なしで同時に透過的に実行されます。データベース管理者は、データベースのバックアップおよびリストアの操作を NetBackup から実行できます。管理者または別の権限を持つユーザーは、NetBackup を使用してデータベースのバックアップおよびリストアを実行できます。

コマンドラインインターフェースまたはスクリプトを使用する場合、スクリプトベースの Oracle ポリシーを使用する必要があります。これらのポリシーは、NetBackup が存在しない場合と同様に、Oracle の Recovery Manager (RMAN) を使用します。

集中管理されたネットワーク上のバックアップ操作

NetBackup プライマリサーバーから、データベースバックアップのスケジュールを設定したり、任意のクライアントまたはインスタンスのバックアップを手動で開始できます。さらに、NetBackup がバックアップを格納するデバイスとは異なるホスト上に Oracle データベースを配置できます。

リカバリポイント

Web UI にはリカバリポイントが用意されており、データベースまたはプラガブルデータベースから簡単にクローンを作成できます。インスタントアクセスが構成されている場合は、リカバリポイントからインスタントアクセスデータベースを作成することもできます。

他のファイルのバックアップで使用されている同じストレージユニットの共有

別のバックアップで使用中の同じデバイスやメディアを共有できます。また、特定のデバイスやメディアを Oracle のバックアップのために排他的に使用することもできます。NetBackup for Oracle は Media Manager、ディスク、またはメディアサーバー重複排除プール (MSDP) のストレージユニットを使用できます。

圧縮

圧縮を使用すると、ネットワークを介したバックアップのパフォーマンスが向上し、NetBackup がストレージユニットに書き込むバックアップイメージのサイズが小さくなります。

多重化されたバックアップおよびリストア

NetBackup for Oracle では、NetBackup の多重化機能を利用できます。多重化機能を使用すると、複数のデータストリームが 1 台のバックアップデバイスに送信されます。これによって、操作を完了するまでに必要な時間を短縮できます。

並列のバックアップおよびリストアの操作

NetBackup for Oracle では、RMAN のバックアップとリストアの並列機能をサポートしています。たとえば、ユーザーは 1 つの Oracle バックアップまたはリストア用に、複数のテープデバイスを同時に実行できます。この機能は操作を完了するまでに必要な時間を短縮します。

NetBackup Appliance でのアプライアンス共有 (NetBackup Copilot for Oracle) へのバックアップのサポート

メモ:

この機能を使用するには、NetBackup Appliance がソフトウェアバージョン 2.7.1 以降で実行されている必要があります。

Oracle Copilot では、NetBackup Appliance 上の共有を使用して、Oracle データベースを保護するためのオプションを提供することにより、Oracle インテリジェントポリシーの機能を拡張します。この機能では、Oracle データベースバックアップが DBA によりデータベース共有に置かれるときに、バックアップの制御を向上できます。また、この機能では、1 番目のバックアップコピーの宛先としてデータベース共有を選択する必要があります。バックアップコピーは作成されるデータベースデータファイルコピーの完全なセットで、NetBackup によって保護されます。NetBackup Appliance シェルメニューを使用して、このオプションのアプライアンスで共有を作成する必要があります。

Oracle バックアップは、NetBackup Appliance 上の NFS 共有でのみ機能します。

共有のセットアップ方法について詳しくは、『NetBackup 52xx および 5330 Appliance 管理者ガイド』の「NetBackup Appliance のシェルメニューからの共有の作成」を参照してください。

Oracle DBA の即時バックアップ

Oracle DBA で nboraadm -immediate コマンドを使って、クライアントから即時バックアップを開始できます。Oracle DBA は NetBackup のスケジュールに基づいて開始されるバックアップを待たずにバックアップを開始できます。このコマンドオプションは、Oracle DBA でメンテナンス前にバックアップを実行したい場合に便利です。コマンドはインスタンスが存在するクライアントから開始する必要があります。

コンテナデータベースとプラグ可能データベースのサポート

Oracle 12c では、コンテナデータベース (CDB) とプラグ可能データベース (PDB) が導入されました。Oracle インテリジェントポリシーは、バックアップに単一または複数の PDB を含めることができよるように強化されています。

この機能では、OIP の非 Oracle 12c インスタンスとともに 1 つ以上の Oracle 12c インスタンスを選択することもできます。

Oracle インテリジェントポリシーの完全な Oracle Real アプリケーションクラスタ (RAC) サポート

NetBackup Web UI では、Oracle RAC をサポートする Oracle ポリシーを作成できます。(NetBackup 管理コンソールでは、Oracle RAC ポリシーはサポートされていません。)

Oracle RAC 負荷分散バックアップ

Oracle インスタンスの負荷を分散するように NetBackup を設定できます。この機能を使用して、すべてのインスタンスにバックアップの負荷を分散したり、特定の Oracle インスタンスをバックアップから除外できます。この機能は NetBackup 管理コンソールでは利用できません。

Oracle 用 NetBackup 直接重複排除

Oracle 用 NetBackup 直接重複排除 は、MSDP ストレージへの RMAN バックアップ用に軽量のプラグインを提供します。

Oracle データベース管理者は、NetBackup クライアントなしで保護ステージとライフサイクルステージ全体を制御できます。また、クライアント側の重複排除を有効にして、ネットワークトラフィックを最小限に抑え、全体的なバックアップ速度を向上できます。

Replication Director のサポート

Oracle データベースのスナップショットを作成するために Replication Director を使用できます。スナップショットを他の NetApp ディスクアレイにレプリケートする、またはストレージユニットにスナップショットをバックアップできます。Replication Director を使用するには、Oracle データベースが NetApp NAS ディスクアレイに存在する必要があります。現時点で、Replication Director は SAN ストレージではサポートされません。

Replication Director を使用する Oracle スナップショットバックアップは UNIX および Linux プラットフォームでのみサポートされます。