Veritas NetBackup™ 5230 Appliance ハードウェア取り付けガイド
NetBackup Appliance シェルメニューでの IPMI ポートの構成
このセクションでは NetBackup Appliance シェルメニューで IPMI を構成する方法を説明します。
システムに複数のノードがある場合は、各ノードの IPMI ポートを個別に構成する必要があります。
IPMI の構成を開始する前に、IPMI を構成するアプライアンスに関する次の情報を入手してください。
IP アドレス | リモート管理ポートのデフォルトの固定 IP アドレスを変更するためのリモート管理ポートの IP アドレス。 |
サブネットマスク | ネットワークコンピュータとリモート管理ポート間の接続を有効にします。 |
ゲートウェイ IP アドレス | ネットワークコンピュータとリモート管理ポート間の接続を有効にします。 |
IP アドレス: 192.168.0.10
サブネットマスク: 255.255.255.0
IPMI の前提条件についての以降のセクションも確認してください。
52xx および 5330 での IPMI 構成の前提条件 を参照してください。
キーボードとモニタを使用して IPMI ポートを構成するには
アプライアンスの背面パネルの適切なポートに次のコンポーネントを接続します。
VGA (Video Graphics Array) ポートとコンピュータのディスプレイを標準ビデオケーブルで接続
アプライアンスの USB ポートに USB キーボードを接続
- アプライアンスがオンになっていることを確認します。
起動プロセスが完了すると、ログインプロンプトが表示されます。
- アプライアンスのユーザー名およびパスワードを入力します。 デフォルトでは、ユーザー名は admin で、パスワードは P@ssw0rd (「0」は数字のゼロ) です。
- Main_Menu プロンプトで Support と入力し、[サポート (Support)]メニューに移動します。
- Main_Menu >[サポート (Support)]ビューで、次のコマンドを入力してリモート管理ポートを設定します。
IPMI Network Configure <IPAddress> <Netmask> <GatewayIPAddress>
ここで、IP address はリモート管理ポートの新しい IP アドレスです。 サブネットマスクとゲートウェイによって、ネットワークコンピュータとリモート管理ポート間の接続が有効化されます。
リモート管理ポートは DHCP または固定アドレスとして構成する必要があります。
任意のタイミングで、次のコマンドを実行して IPMI ネットワークの詳細を確認できます。
IPMI Network Show
- IPMI サブシステムにアクセスする新しいユーザーを追加する場合は、次のコマンドを入力します。これは任意の手順であることに留意してください。
IPMI User Add <User_Name>
New Password プロンプトで、ユーザーのパスワードを入力します。
デフォルトのユーザー名は sysadmin です。デフォルトのパスワードは P@ssw0rd です。ここで、0 は数字のゼロです。
任意のタイミングで、次のコマンドを実行して IPMI にアクセスできるユーザーを確認できます。
IPMI User List
- Return と入力すると、Main_Menu プロンプトに戻ります。
- リモート管理ポートをネットワークに接続する場合は、Cat5 または Cat6 ケーブルを使います。
- Web ブラウザで新しいアドレスを使用し、ネットワークを介して Veritas リモート管理コンソールに到達できることを確認します。
- アプライアンスで初期構成の準備ができました。初期構成の必要条件と手順については、『NetBackup Appliance 初期構成ガイド』を参照してください。
メモ:
初期構成を完了すると、バックアップデータ転送を行わない管理ネットワークに NIC1 (eth0) を接続できます。