Veritas NetBackup™ Appliance コマンドリファレンスガイド
- 概要
- 付録 A. Main > Appliance コマンド
- 付録 B. Main > Manage > FibreChannel コマンド
- 付録 C. Main > Manage > HighAvailability コマンド
- 付録 D. Main > Manage > Libraries コマンド
- 付録 E. Main > Manage > Libraries > Advanced > ACS コマンド
- 付録 F. Main > Manage > License コマンド
- 付録 G. Main > Manage > MountPoints コマンド
- 付録 H. Main > Manage > NetBackup CLI コマンド
- 付録 I. Main > Manage > OpenStorage コマンド
- 付録 J. Main > Manage > Software コマンド
- 付録 K. Main > Manage > Storage コマンド
- 付録 L. Main > Manage > Tapes コマンド
- 付録 M. Main > Monitor コマンド
- 付録 N. Main > Network コマンド
- 付録 O. Main > Network > Security コマンド (DeviceCert)
- 付録 P. Main > Reports コマンド
- 付録 Q. Main > Settings コマンド
- 付録 R. Main > Settings > Alerts コマンド
- 付録 S. Main > Settings > Notifications view コマンド
- 付録 T. Main > Settings > Security コマンド
- 付録 U. Main > Support コマンド
名前
Main > Settings > Security > Antimalware — マルウェアの検出と削除を管理します。
概要
Disable
Enable
LUServer
Report
RestoreFile
ScanSchedule
Status
説明
Antimalware コマンドを使用すると、次のように、マルウェアの検出と削除を管理できます。
自動保護 (AutoProtect) とオンデマンド保護を含む、完全なマルウェア対策による保護がアプライアンスで可能になります。この機能はデフォルトで有効になっています。
AutoProtect 保護は、アプライアンスへのすべての受信ファイルをスキャンします。オンデマンド保護は、アプライアンスにすでに存在するファイルをスキャンします。オンデマンド保護を使用するには、日次または週次のスケジュールを設定する必要があります。
アプライアンスからマルウェアレポートを受信するためのサーバーを設定します。Veritas LiveUpdate サーバーはデフォルトサーバーとして設定されます。
検出されたマルウェアの種類、影響を受けたファイル、重要度レベル、検疫されたファイルの有無を示すレポートを手動で生成します。
検疫済みファイルのうち、マルウェア以外のファイルを復元します。
オプション
- Disable <ALL AutoProtect>
マルウェア対策によるすべての保護を無効にするには、Disable ALL と入力します。
AutoProtect のみを無効にするには、Disable AutoProtect と入力します。スキャンスケジュールを設定した場合でも、オンデマンド保護を使用することは可能です。
メモ:
Disable ALL を選択した場合は、変更を有効にするため、アプライアンスを再ブートする必要があります。
- Enable <ALL AutoProtect>
マルウェア対策によるすべての保護を有効にするには、Enable ALL と入力します。オンデマンド保護の場合は、スキャンスケジュールも設定する必要があります。
AutoProtect のみを有効にするには、Enable AutoProtect と入力します。
メモ:
Enable ALL を選択した場合は、変更を有効にするため、アプライアンスを再ブートする必要があります。
- LUServer Check Delete Set Show
Check
このオプションを使用して、アプライアンスからマルウェアレポートを受信するように現在設定されているサーバーへの接続を確認します。Set オプションを使用して LiveUpdate サーバーの URL を変更する場合は常に、Check オプションを実行して、マルウェア対策エージェントが少なくとも 1 回 LiveUpdate サーバーをポーリングするまで待機する必要があります。ポーリングプロセスは約 7200 秒 (2 時間) かかります。ポーリングプロセスの状態の結果を示すメッセージが表示されます。
Delete
このオプションを使用して、アプライアンスからマルウェアレポートを受信するように現在設定されているローカルサーバーを削除します。ローカルサーバーを削除すると、Veritas LiveUpdate サーバーが自動的にデフォルトとして設定されます。
Set
このオプションを使用して、マルウェアレポートを送信するローカルサーバーの名前を入力します。Veritas LiveUpdate サーバーはデフォルトサーバーとして設定されます。Veritas LiveUpdate サーバーにレポートを送信するローカルの LiveUpdate 管理者サーバーがある場合は、このオプションを使用して、デフォルトサーバーを上書きするローカルサーバー URL を入力します。
Set オプションでサーバー URL を変更した後、マルウェア対策エージェントは 7200 秒 (2 時間) の時間枠を開始して LiveUpdate サーバーをポーリングし、マルウェア定義の更新をダウンロードします。プロセスの状態の結果を示すメッセージが表示されます。
Show
このオプションを使用して、アプライアンスからマルウェアレポートを受信するように現在設定されているサーバーを表示します。
- Report
このオプションを使用して、検出されたマルウェアのアクティビティのレポートを生成します。次に、このコマンドの出力例の詳細を示します。
appliance_name.AntiMalware> Report |---------+--------------+-------------------------+-----------------+ | Date | File Name |Severity|Malware Detected|Quarantined File | |---------+--------------+-------------------------+-----------------| | 20230605| home/nbusers/|Critical|Trojan.Gen.NPE.2|/var/log/sdcslog/| | | eicarcom2.ZIP| | |quarantine/ | | | | | |1888e1f36e8.QUR | +--------------------------------------------------------------------+
- Restore
このオプションを使用して、マルウェアではないが検疫されたファイルを復元します。Restore オプションを入力すると、次を入力するように求められます。
メンテナンスアカウントのパスワード。
コマンド出力の File Name 列に表示される元のファイルの絶対パス。
- ScanSchedule Set
このオプションを使用して、アプライアンスにあるファイルのオンデマンド保護を毎日または毎週自動的に実行するマルウェアスキャンをスケジュール設定します。このコマンドでは、スキャンを実行する時刻 (24 時間形式) と曜日を入力するように求められます。
- Status
このオプションを使用して、マルウェア対策機能の現在の構成と設定を確認します。次に、このコマンドの出力例の詳細を示します。
appliance_name.AntiMalware> Status |-----------------------+----------+----------------+ | Driver Name | Status | Schedule | |-----------------------+----------+----------------| | AutoProtect | Enabled | N/A | |-----------------------+---------------------------| | On-demand protection | Enabled | Daily 12:30:00 | +---------------------------------------------------+