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NetBackup ™ セキュリティおよび暗号化ガイド

Last Published: 2024-11-11

Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.5)

Ansible を使用したスキャンホストの構成

Ansible を使用すると、inventory/hosts.yml ファイルにホストの詳細を入力することで、単一または複数のスキャンホストを一度に構成できます。スキャンホストで NetBackup フットプリントは不要です。このユーティリティは、スキャンホスト (RHEL 8.x/9.x/Windows Server 2016 以降) でマルウェアスキャンを実行するために必要な前提条件をインストールして構成します。さらに、このユーティリティを使用して、スキャンホストに NetBackup マルウェアスキャナをインストールできます。

詳しくは、Ansible ReadMe.md にある ReadMe.md ファイルを参照してください。

前提条件

スキャンホストに必要な最小構成は、8 つの CPU と 32 GB の RAM です。
スキャンホストのサポート対象オペレーティングシステムについては、ソフトウェア互換性リストを参照してください。
スキャンホストで NetBackup フットプリントは不要です。NetBackup クライアントまたはメディアサーバーを備えた既存のシステムもスキャンホストとして使用できます。
(Linux) スキャンホストは、SSH を介してメディアサーバーから到達可能である必要があります。
メモ:
メディアサーバーからホストをスキャンするための SSH 接続が成功する必要があります。
プラットフォーム固有の要件を次に示します。
(Windows の場合) openssh、nfs-client、vc runtime、非管理者ユーザー、Avira (以前に作成された非管理者ユーザーを使用して構成されている)。
(Linux の場合) libnsl、cifs-utils、root 以外のユーザー、Avira (以前に作成された非管理者ユーザーを使用して構成されている)。

Ansible を使用したスキャンホストの構成手順

メモ:

Ansible 制御ホストで、この手順に含まれるすべてのステップを実行していることを確認します。

GitHub からリポジトリのクローンを作成し、次のように Ansible 制御ホストに移動します。
git clone https://github.com/VeritasOS/netbackup-scanhost-config.git
次のように netbackup-scanhost-config\ansible フォルダに移動します。
cd netbackup-scanhost-config\ansible
デフォルトでは、スキャンホストを構成する前にホストのキーチェックが行われます。Linux ホストのスキャンホストの指紋を追加するには、次のようにスキャンホストに SSH を手動で実行します。
ssh-keyscan -H {{HOST}} >> ~/.ssh/known_hosts
inventory/hosts.yml ファイルで、スキャンホストの詳細を指定します。オプションの完全なリストについては、ReadMe.md ファイルの用語に関するセクションを参照してください。
- install_avira: true に設定されている場合は NetBackup マルウェアスキャナをインストールします。デフォルトは false です。
- avira_package_path: (install_avira が true に設定されている場合にのみ必要)。ベリタスダウンロードセンターで利用可能な NetBackup マルウェアスキャナの zip パッケージ (NBAntimalwareClient) へのローカル絶対パス。
- ansible_user: スキャンホストユーザー名。管理者または root/sudo 権限を持つユーザーである必要があります。sudo 権限を使用する場合は、次のように sudo パスワードを指定します。
  ansible_sudo_pass=<password>
- ansible_ssh_pass: スキャンホストのパスワード。
プレイブックを実行するには、次を実行します。
ansible-playbook playbook.yml
スクリプトの最後に表示されるクレデンシャルを使用して、スキャンホストを NetBackup プライマリサーバーに登録します。