NetBackup ™ セキュリティおよび暗号化ガイド
- NetBackup での安全な通信 (最初にお読みください)
- 通信エラーのシナリオ
- NetBackup セキュリティの強化
- セキュリティの配置モデル
- NetBackup 操作の監査
- 第 I 部 個人情報とアクセスの管理
- 個人情報とアクセスの管理について
- AD ドメインと LDAP ドメイン
- アクセスキー
- API キー
- auth.conf ファイル
- 役割に基づくアクセス制御
- OS 管理者の NetBackup インターフェースアクセス
- スマートカードまたはデジタル証明書
- シングルサインオン (SSO)
- NetBackup アクセス制御セキュリティ (NBAC)
- NetBackup アクセス制御 (NBAC) の構成
- プライマリおよびメディアサーバーの[アクセス制御 (Access Control)]ホストプロパティの構成
- クライアントの[アクセス制御 (Access Control)]ホストプロパティダイアログボックス
- アクセス管理のトラブルシューティング
- NetBackup へアクセス可能なユーザーの決定について
- NetBackup ユーザーグループの特定のユーザー権限の表示
- セキュリティ構成リスクの最小化
- 多要素認証の構成
- マルチパーソン認証の構成
- 第 II 部 移動中のデータの暗号化
- NetBackup CA および NetBackup 証明書
- セキュリティ管理ユーティリティについて
- ホスト管理について
- 共有マッピングとクラスタマッピングの追加
- 証明書の自動再発行の許可または禁止
- グローバルセキュリティ設定について
- ホスト名ベースの証明書について
- ホスト ID ベースの証明書について
- 証明書管理ユーティリティを使ったホスト ID ベースの証明書の発行と配備
- NetBackup 証明書の配備のセキュリティレベルについて
- プライマリサーバー (認証局) との信頼の設定
- ホスト ID ベースの証明書の再発行について
- ホスト ID ベースの証明書のトークン管理について
- ホスト ID ベースの証明書失効リストについて
- ホスト ID ベースの証明書の無効化について
- クラスタ化されたセットアップでのホスト ID ベースの証明書配備
- クラスタ化された NetBackup ホストでのホスト ID ベースの証明書の配備について
- NetBackup CA の移行
- 移動中のデータの暗号化 (DTE) の構成
- 外部 CA と外部証明書
- NetBackup での外部 CA のサポートについて
- 外部 CA が署名した証明書の構成オプション
- NetBackup サーバーとクライアントの ECA_CERT_PATH
- 外部 CA の証明書失効リストについて
- 証明書の登録について
- NetBackup Web サーバー用の外部証明書の構成
- クラスタプライマリサーバー用の外部証明書の構成について
- キーと証明書の再生成
- NetBackup CA および NetBackup 証明書
- 第 III 部 格納データの暗号化
- 格納データの暗号化セキュリティ
- NetBackup クライアントの暗号化について
- クライアントでの標準暗号化の構成
- クライアントでのレガシー暗号化の構成
- NetBackup Key Management Service
- FIPS 対応 KMS について
- KMS のインストール
- KMS の構成
- キーグループとキーレコードについて
- キーレコードの状態の概要
- KMS と連携するための NetBackup の構成
- 暗号化への KMS の使用について
- KMS データベースの要素
- コマンドラインインターフェース (CLI) を使用した KMS 操作
- KMS のトラブルシューティング
- 外部のキーマネージメントサービス
- 格納データの暗号化セキュリティ
- 安全な通信のために NetBackup で使用される暗号
- NetBackup での FIPS 準拠
- NetBackup に対する FIPS モードの無効化
- NetBackup Web サービスアカウント
- 特権のないユーザー (サービスユーザー) アカウントでの NetBackup サービスの実行
- 特権のないユーザーアカウントでの NetBackup コマンドの実行
- NetBackup でのデータの変更不可と削除不可
- 異常検出
- 第 IV 部 マルウェアスキャン
Windows スキャンホストの前提条件
スキャンホストの前提条件に記載されている前提条件に加えて、Windows プラットフォームの次の要件を満たしていることを確認します。
Windows での管理者以外のユーザーの場合: Windows スキャンホストの管理者以外のユーザーを管理者グループに追加する必要があります。
Windows スキャンホストで英語以外の文字をサポートする場合は、マルチバイト文字のサポートを有効にします。
Microsoft Windows Server 2019 でマルチバイト文字のサポートを有効にする方法について詳しくは、「Retrieve Data in UTF-8 on Windows」の記事を参照してください。
Windows スキャンホストで長いパスをサポートするには、長いパスのサポートを有効にします。パスの最大長のサポートの有効化について詳しくは、「パスの最大長の制限」を参照してください。
OpenSSH は Windows スキャンホストで構成する必要があります。メディアサーバーからスキャンホストにアクセスできるように、OpenSSH のファイアウォールルールを作成します。
次の点に注意してください。
Windows 2016 の場合は GitHub リポジトリから OpenSSH を取得し、Windows 2019 の場合は OpenSSH サーバー機能を有効にします。詳しくは、Microsoft 社のマニュアルを参照してください。
メディアサーバーが 10.1.1 以降に更新された場合、Microsoft Visual C/C++ 再頒布可能パッケージは追加で依存関係になります。
Windows スキャンホストで nbmalwareutil ユーティリティを実行するには、Visual C/C++ ランタイムライブラリ DLL が必要です。ランタイム DLL は、Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージの最新のサポート対象ダウンロードに関する記事から取得できます。
メモ:
ID マッピングへの変更が行われた場合は、Web UI からスキャンホストのクレデンシャル検証を再実行します。
VMware とクラウドの作業負荷ポリシーのスキャンの場合、UID と GID のマッピングを 0 に設定する必要があります。これには、個別のスキャンホストを持つ個別のスキャンホストプールが必要です。
次の設定を行います。
- PowerShell を使用して、ローカルの
passwd
ファイルマッピングを有効にします。C:\Users\Administrator> Set-NfsMappingStore -EnableUNMLookup $True -UNMServer localhost C:\Users\Administrator> nfsadmin mapping The following are the settings on localhost Mapping Server Lookup : Enabled Mapping Server : localhost AD Lookup : Disabled AD Domain :
- PowerShell で次のコマンドを実行して NFS クライアントをインストールします。
Install-WindowsFeature -Name NFS-Client
- エントリは、それぞれのファイル (ファイルの種類の形式) で次のように指定する必要があります。
メモ:
scanuser と scangroup が作成されていることを確認します。scanuser は、scangroup と Administrators グループの一部である必要があります。
C:\Windows\System32\drivers\etc\passwd
ファイル:scanuser:x:1001:1001:Description:C:\Users\scanuser
C:\Windows\System32\drivers\etc\group
ファイル:scangroup:x:1001:1001
- 次のように
nfsadmin
クライアントを再起動します。nfsadmin client stop
nfsadmin client start
- PowerShell を使用して次のコマンドを実行して、ユーザーの ID (UID/GID) マッピングを確認します。
Get-NfsMappedIdentity -AccountName scanuser -AccountType User UserIdentifier : 1001 GroupIdentifier : 1001 UserName : scanuser PrimaryGroup : SupplementaryGroups :