NetBackup ™ セキュリティおよび暗号化ガイド

スキャンホストの構成

1. OpenSSH をインストールします。

   メモ:

   Windows 2019 の場合、OpenSSH サーバー機能を有効にできます。

   • https://github.com/PowerShell/Win32-OpenSSH/releases から OpenSSH パッケージをダウンロードし、C:\Program Files フォルダに抽出します。

   • 環境変数 PATH に C:\Program Files を追加します。

   • 管理者として PowerShell を開いて実行します。

   • C:\Program Files に移動し、次のコマンドを実行して sshd をインストールし、ポート 22 を有効にします。

     powershell.exe -ExecutionPolicy Bypass -File install-sshd.ps1

     netsh advfirewall firewall add rule name=sshd dir=in action=allow protocol=TCP localport=22

     sc.exe config sshd start= auto

     net start sshd

2. PowerShell で次のコマンドを実行して NFS クライアントをインストールします。

   Install-WindowsFeature -Name NFS-Client

3. UID マッピングを有効にします。

   • PowerShell で次のコマンドを実行して NFS ユーザーマッピングを有効にします。

     PS C:\Users\Administrator> Set-NfsMappingStore -EnableUNMLookup  $True  -UNMServer localhost
     PS C:\Users\Administrator> nfsadmin mapping
       
     The following are the settings on localhost
       
     Mapping Server Lookup       : Enabled
     Mapping Server              : localhost
     AD Lookup                   : Disabled
     AD Domain 

   • passwd ファイルと group ファイルを次のように作成します。

     メモ:

     ファイル拡張子が作成されていないことを確認します。作成されるエントリは、ファイルタイプ形式であることが必要です。

     • C:\Windows\System32\drivers\etc\passwd ファイル:

       <scanuser>:x:<uid>:<uid>:Description:C:\Users\<scanuser>

       例:

       C:\Windows\System32\drivers\etc\passwd - scanuser:x:1000:1000:Description:C:\Users\scanuser

     • C:\Windows\System32\drivers\etc\group ファイル:

       <scanuser>:x:<uid>:<uid>

       例:

       C:\Windows\System32\drivers\etc\group  - scanuser:x:1000:1000

     メモ:

     Windows スキャンホストで VMware イメージとクラウドイメージをスキャンする場合は、UID/GID 0 への nfsadmin マッピングを有効にします。スキャンユーザーは管理者である必要があります。

     passwd file content - Administrator:x:0:0:Description:C:\Users\Administrator

     group file content - Administrator:x:0:0

4. NFS クライアントを再起動します。

   passwd/group ファイルを更新した後、次のコマンドを使用して NFS クライアントサービスを再起動します。

   nfsadmin client stop

   nfsadmin client start

5. PowerShell を使用して次のコマンドを実行して、ユーザーの ID (UID/GID) マッピングを確認します。

   Get-NfsMappedIdentity -AccountName scanuser -AccountType User
   
   UserIdentifier      : 1001
   GroupIdentifier     : 1001
   UserName            : scanuser
   PrimaryGroup        :
   SupplementaryGroups :
   

6. VC ランタイムをインストールします。

   https://aka.ms/vs/17/release/vc_redist.x64.exe から VC ランタイムパッケージをダウンロードしてインストールします。

7. マルウェアスキャナツール (Microsoft Defender ウイルス対策) を構成します。

   Microsoft Defender ウイルス対策の構成を参照してください。