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NetBackup ™ セキュリティおよび暗号化ガイド

Last Published: 2024-11-11

Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.5)

インストール時に NetBackup CA が署名した証明書 (またはホスト ID ベースの証明書) を配備する方法

次の図では、インストール中に NetBackup CA が署名した証明書をホストに配備する方法を示しています。

NetBackup 証明書の配備は、次の順序で行われます。

NetBackup 証明書は、インストール時に NetBackup プライマリサーバーに自動的に配備されます。プライマリサーバーは NetBackup CA です。
NetBackup 証明書は、インストールウィザードまたはスクリプトにより利用できるようになった CA 指紋を確認した後のインストール時に、ホスト 1 に配備されます。
プライマリサーバーの証明書配備セキュリティレベルが［高 (High)］に設定されており、ホスト 1 がプライマリサーバーに認識されているため、認証トークンは必要ありません。
メモ:
プライマリサーバーの CA をホストのトラストストアに追加する前に、指紋を使用した認証が実行されます。プライマリサーバーの管理者は、CA 指紋を電子メールまたはファイルでホスト管理者に送信するか、Web サイトで公開します。
メモ:
認証トークンは、NetBackup プライマリサーバーに送信されるホストの証明書要求を承認するメカニズムとして使用されます。認証トークンは機密であり、プライマリサーバーの管理者のみが作成できます。次に、プライマリサーバーの管理者は、証明書を配備するホストの管理者に認証トークンを渡します。再発行トークンは、証明書の以前の発行先であるホスト上に証明書を再配備するために使用される、特殊な認証トークンです。
プライマリサーバーの指紋を確認せずに NetBackup のインストールを続行すると、バックアップとリストアを実行する前に手動の手順を実行することが必要になります。
https://www.veritas.com/support/en_US/article.000127129
NetBackup 証明書は、プライマリサーバーの指紋が確認されたら、インストール時にホスト 2 に配備されます。プライマリサーバーの証明書配備セキュリティレベルが［高 (High)］に設定されており、ホスト 2 がプライマリサーバーに認識されていないため、認証トークンが必要です。

ホスト ID ベースの証明書は、すべてのホストに対して暗号化された秘密鍵を使用して生成されます。

NetBackup 証明書の秘密鍵は、AES_256_CBC 暗号化を使用した暗号化形式で格納されます。秘密鍵の暗号化に使用されるパスワードは、ファイルストレージに格納され、AES_256_GCM 暗号化を使用して暗号化されます。

NetBackup Appliance、NetBackup Flex、NetBackup Flex Scale、NetBackup スケールアウトなどの NetBackup のフォームファクタは、ホスト ID ベースの証明書を使用してディスク上で完全に保護されます。ITA Data Collector 11.4.03 では、暗号化された秘密鍵を使用できます。収集方法が［NetBackup プライマリサーバーにインストールされた Data Collector (Data Collector installed on NetBackup Primary Server)］オプションに設定されている場合、NetBackup 10.4.1 プライマリサーバーからのデータ収集を正常に行うには、ITA Data Collector が 11.4.03 以降である必要があります。

収集方法が SSH または WMI プロトコルによる NetBackup プライマリサーバーとの通信である場合、古いバージョンの ITA Data Collector で引き続きデータを収集できます。