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NetBackup ™ セキュリティおよび暗号化ガイド
Last Published:
2022-10-21
Product(s):
NetBackup (10.1)
- NetBackup での安全な通信 (最初にお読みください)
- 通信エラーのシナリオ
- NetBackup セキュリティの強化
- セキュリティの配置モデル
- NetBackup 操作の監査
- 第 I 部 個人情報とアクセスの管理
- 個人情報とアクセスの管理について
- AD ドメインと LDAP ドメイン
- アクセスキー
- API キー
- auth.conf ファイル
- 役割に基づくアクセス制御
- スマートカードまたはデジタル証明書
- シングルサインオン (SSO)
- 拡張監査
- NetBackup アクセス制御セキュリティ (NBAC)
- NetBackup アクセス制御 (NBAC) の構成
- マスターおよびメディアサーバーの[アクセス制御 (Access Control)]ホストプロパティの構成
- クライアントの[アクセス制御 (Access Control)]ホストプロパティダイアログボックス
- アクセス管理のトラブルシューティング
- NetBackup へアクセス可能なユーザーの決定について
- NetBackup ユーザーグループの特定のユーザー権限の表示
- 第 II 部 移動中のデータの暗号化
- NetBackup CA および NetBackup 証明書
- セキュリティ管理ユーティリティについて
- ホスト管理について
- 共有マッピングとクラスタマッピングの追加
- 証明書の自動再発行の許可または禁止
- グローバルセキュリティ設定について
- ホスト名ベースの証明書について
- ホスト ID ベースの証明書について
- 証明書管理ユーティリティを使ったホスト ID ベースの証明書の発行と配備
- NetBackup 証明書の配備のセキュリティレベルについて
- マスターサーバー (CA) との信頼の設定
- ホスト ID ベースの証明書の再発行について
- ホスト ID ベースの証明書のトークン管理について
- ホスト ID ベースの証明書失効リストについて
- ホスト ID ベースの証明書の無効化について
- クラスタ化されたセットアップでのホスト ID ベースの証明書配備
- クラスタ化された NetBackup ホストでのホスト ID ベースの証明書の配備について
- NetBackup CA の移行
- 移動中のデータの暗号化 (DTE) の構成
- 外部 CA と外部証明書
- NetBackup での外部 CA のサポートについて
- 外部 CA が署名した証明書の構成オプション
- NetBackup サーバーとクライアントの ECA_CERT_PATH
- 外部 CA の証明書失効リストについて
- 証明書の登録について
- NetBackup Web サーバーで外部証明書を使用するための構成
- クラスタマスターサーバー用の外部証明書の構成について
- キーと証明書の再生成
- NetBackup CA および NetBackup 証明書
- 第 III 部 格納データの暗号化
- 格納データの暗号化セキュリティ
- NetBackup クライアントの暗号化について
- クライアントでの標準暗号化の構成
- クライアントでのレガシー暗号化の構成
- NetBackup Key Management Service
- FIPS 対応 KMS について
- KMS のインストール
- KMS の構成
- キーグループとキーレコードについて
- キーレコードの状態の概要
- KMS と連携するための NetBackup の構成
- 暗号化への KMS の使用について
- KMS データベースの要素
- コマンドラインインターフェース (CLI) コマンド
- KMS のトラブルシューティング
- 外部のキーマネージメントサービス
- 格納データの暗号化セキュリティ
- NetBackup での FIPS 準拠
- NetBackup Web サービスアカウント
- 特権のないユーザー (サービスユーザー) アカウントでの NetBackup サービスの実行
- NetBackup でのデータの変更不可と削除不可
- バックアップの異常の検出
- マルウェアの検出
- マルウェアの検出について
ホストとマスターサーバー間の信頼の削除
NetBackup ホストはいつでも複数の認証局 (マスターサーバー) を信頼できます。さまざまな理由により、以前に信頼されていたマスターサーバーから信頼を削除することが NetBackup ホスト側で必要になる場合があります。
たとえば、NetBackup クライアントを別のマスターサーバーに移動する場合は、移動元のマスターサーバーから信頼を削除することを推奨します。セキュリティのベストプラクティスでは、正常に機能するために必要最小限のエンティティを信頼することが推奨されます。さらに、NetBackup ホストが特定の NetBackup ドメインのホストと通信する必要がなくなった場合に、そのマスターの CA 証明書をホストのトラストストアから削除します。
メモ:
CA 証明書の削除によって、ホストが CA から取得したホスト ID ベースまたはホスト名ベースの証明書が削除されることはありません。nbcertcmd -listCertDetails では、引き続きホスト ID ベースの証明書が表示されます。
ホストから CA 証明書を削除すると、そのホストは CA を信頼しなくなるため、CA によって発行されたホスト ID ベースの証明書が自動的に更新されなくなります。最終的に、ホスト ID ベースの証明書は期限切れになります。
ホストとマスターサーバー間の信頼の削除
- マスター以外のホストの管理者は次のコマンドをホストで実行して、マスターサーバーの CA 証明書の指紋を判別します。
nbcertcmd -listCACertDetails
この出力例では、ホストに 2 つのマスターサーバーからの証明書が存在します。
nbcertcmd -listCACertDetails Subject Name : /CN=nbatd/OU=root@master1.abc.com/O=vx Start Date : Aug 23 14:16:44 2016 GMT Expiry Date : Aug 18 15:31:44 2036 GMT SHA1 Fingerprint : 7B:0C:00:32:96:20:36:52:92:E8:62:F3:56: 74:8B:E3:2E:4F:22:4C Subject Name : /CN=nbatd/OU=root@master2.xyz.com/O=vx Start Date : Aug 25 12:09:55 2016 GMT Expiry Date : Aug 20 13:24:55 2036 GMT SHA1 Fingerprint : 7A:C7:6E:68:71:6B:82:FD:7E:80:FC:47:F6: 8D:B2:E1:40:69:9C:8C
- 管理者が 2 番目のマスターサーバーに対する信頼を削除する場合は、ホストで次のコマンドを実行します。
nbcertcmd -removeCACertificate - fingerprint 7A:C7:6E:68:71: 6B:82:FD:7E:80:FC:47:F6:8D:B2:E1:40:69:9C:8C
コロンを含む、指紋全体を含めます。
- マスターサーバーの NetBackup 管理コンソールで、証明書の状態が[有効 (Active)]として表示されます。ただし、その証明書は自動的に更新されず、最終的に期限切れになります。NetBackup 管理者は、そのホストを NetBackup ドメインの一部として含めない場合、その証明書を無効にする必要があります。