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NetBackup ™ セキュリティおよび暗号化ガイド

Last Published: 2022-10-21

Product(s): NetBackup (10.1)

移動中のデータの暗号化のグローバル設定を行う

NetBackup 環境内で移動中のデータの暗号化 (DTE) を構成するには、まずグローバル DTE (またはグローバル DTE モード) を設定し、次にクライアント DTE モードを設定する必要があります。

さまざまな NetBackup 操作での移動中のデータの暗号化の判断は、グローバル DTE モード、クライアント DTE モード、イメージ DTE モードに基づいて実行されます。

グローバル DTE モードでサポートされる値は次のとおりです。

Preferred Off (デフォルト): 移動中のデータの暗号化が NetBackup ドメインで無効になるように指定します。この設定は、NetBackup クライアント設定によって上書きできます。
Preferred On: 移動中のデータの暗号化が、NetBackup 9.1 以降のクライアントに対してのみ有効になるように指定します。
この設定は、NetBackup クライアント設定によって上書きできます。
Enforced: NetBackup クライアント設定が「自動」または「オン」の場合に移動中のデータの暗号化が適用されるように指定します。このオプションを選択すると、移動中のデータの暗号化が「オフ」に設定されている NetBackup クライアントと、9.1 より前のホストでジョブが失敗します。

メモ:

デフォルトでは、9.1 クライアントの DTE モードは Off に設定され、10.0 以降のクライアントでは Automatic に設定されます。

グローバル DTE 構成に使用する RESTful API:

NetBackup Web UI を使用してグローバル DTE モードを設定または表示するには

NetBackup Web UI にサインインします。
右上で、［セキュリティ (Security)］、［グローバルセキュリティ (Global security)］の順に選択します。
［安全な通信 (Secure Communication)］タブで、次のグローバル DTE 設定のいずれかを選択します。
- Preferred Off
- Preferred On
- Enforced

コマンドラインインターフェースを使用してグローバル DTE モードを設定および表示するには

次のコマンドを実行して、グローバル DTE モードを設定します。
nbseccmd -setsecurityconfig -dteglobalmode 0|1|2
ここで、値 0 は Preferred Off を表し、1 は Preferred On を表し、2 は Enforced を表します。
次のコマンドを使用して、グローバル DTE モードに設定された値を確認します。
nbseccmd -getsecurityconfig -dteglobalmode